君が好き





「他に何か見つけれたらいいのにな」
レオリオの言葉に思わず、目を向けた。
「クラピカのこと?」
「何か他のこと、10代らしいことしたらいいのにな。恋愛とかさ」
キルアと思わず顔を合わせてしまう。
ゴンもキルアも、そして、レオリオも10代だ。
「自分の幸せとか考えてもいいと思うんだよな」
キルアとゴンは目を合わせた。
「クラピカにはそう言ったのか?」
キルアが口にする。
それは、ゴンも聞きたいことだった。
「言うわけないだろ、そんなの。あいつの覚悟知ってるのに言えるかよ」
「うん」
そう、言えないのだ。 復讐なんてやめて欲しい、そう言えたらいいのに。生半可な覚悟じゃないから、言えない。
「レオリオがクラピカの好きな人になればいいんじゃない?」
「は?」
「今ふっと思って」
首の後ろをかく。 何か変なことを自分は言っただろうか。キルアとレオリオの視線が痛い。 というか、クラピカは充分オレたちのこと好きだと思うけど。 友達だって言ってくれてるし。きっと葛藤があっただろうに、信頼してくれた。
「あいつ、放っておけないんだよな。頭いいのに考えないしに無茶するし。心配なんだよなあ」
「知ってるよ」
キルアと目を合わせて、少し笑ってみせた。そういうの好きっていうんじゃないかなあと思って。
クラピカが目を覚ますのはいつだろう。
けど、仲間がいることに改めて酷く頼もしさを覚えた。