daily sumus デイリー・スムース

[林蘊蓄斎]

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2004年3月31日(水)花下忘帰「ビッグ・イッシュー」を売っている

 横山まさみち、うしおそうじ、ロベール・メルルが死去していた。メルルは95歳、調べてみると『シオラック家の運命』(鈴木豊訳、集英社、1981年)、『イルカの日』(三輪秀彦訳、早川書房、1977年)が入手可である。


2004年3月30日(火)苜蓿? 問われてつまる誌名である

 もくしゅく、うまごやし、クローバー、しろつめくさ、アルファルファ(紅苜蓿)
 岡崎より
「sumus」12号の連載原稿が届く。「私設おおさかお笑い図書館11/いとし・こいしの巻(後編)」。図らずも追悼文となった。
 甲府の深澤さんより『軟骨珍聞』126号届く。愛猫ノンさまの療養中の写真あり。A3裏表にこれまたギッシリ記事と写真が詰まる個人紙です(400-0856甲府市伊勢1-8-10深澤久雄)。
 「
e-mail版 三月書房 販売速報(仮題)」072号が届く。『久坂葉子全集』(鼎書房、2003年)1セット15000円の3巻本が売れているそうだ。三月書房が遠いという人はBK1が扱っている(今現在、紀伊國屋書店の検索では該当なし)。また、『K-ITE LAND』(カイト・ランド=京都のカルチャー・スポットで手に入るフリー冊子)で「京の本屋特集」をやっているそうだ。最近、町中へ出ていないので知らなかった。もらいに行こう。
 三月書房http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/
 『K-ITE LAND』http://www.kiteland.co.jp/


2004年3月29日(月)うまこやし四つ葉ばかりがシオリになる

 『尾崎放哉集-大空』(春秋社、1972年再刻、初版は大正15、春秋文庫)を拾い読む。さびしさが身にしみる。「犬よちぎれるほど尾をふつてくれる」なんかいいねえ。「犬よ」の「よ」がいい。すぐにマネしたくなる。
 今日は、猫の調子が悪いと甲府の深澤さんより、近所の獣医師たちに見捨てられ、教えられて韮崎市の女医さんに針と灸で治療してもらったら、歩けるようになったという。お大事にしてください。
 MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム)より『Shangri-La』13号が届く。初めて見る。シャングリラというと電気グルーヴしか思い浮かばないが、ようするに桃源郷ということらしい。滋賀県の甲賀郡信楽町にある壮大な美術館。今「長安 陶俑の精華」展(3月16日〜6月10日)を開催中。もうすぐ枝垂れ櫻が美しいらしい。
http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm
 久し振りに武庫川の街の草へ。阪神電車武庫川駅下車5分。収穫多し。『読書感興』2号(双雅房、昭和11年4月号)がその第一。「丸屋善七失踪」という藤木秀吉の一文がすこぶる面白い。丸善の早矢仕有的の別名が「丸屋善七」だったが、日本橋店を善七が、横浜店をその嗣子が善八として、大阪店が善蔵、京都が善吉と、すべて架空の名義になっていたそうだ。それで通らなくなったときに、名前の始末に困った。そこで失踪届を出したというのである。また、神田の中西屋書店は丸善の出店(洋書の古本部)だったという。
 その後、登尾明彦さんの『それは、湊川から始まった』(みずのわ出版、2004年)の出版記念会へ。大阪谷町線谷町六丁目下車、空堀商店街にある「居酒屋すかんぽ」。金時鐘さんに初めてお会いする。強靱な、それでいて感受性豊かな精神を感じる。ただし、鍋奉行である。
 席上、海文堂書店の店長福岡さんと久し振りに話す。本が売れません、だから、なんでも売ります、生きるためです、という意味の言葉が印象深い。『ふるほんやたいへいき』にも神田の書林で挽割麦や丸薬を売っていたとあるので昔からやっていたこと。とにかく生き延びてください。
 また、みずのわ主人と林の本を出すこと相談。美術に関するエッセイ集を来年初めまでになんとかしようという話に。


2004年3月28日(日)うまこやし肥えふとるのは人ばかり

 昨日、《我が家の飼犬は急病で入院、3日間ほど死線を彷徨いました。ようやく元気になってきましたが、すっかり赤ちゃん還りしてしまい家人にだっこして甘えています》という葉書がKTさんより。わが家のミカンももうすぐ10歳、他犬ごとではない。お大事に。
 『ふるほんやたいへいき』続き。《士族の帰商といふことが、維新後には生活の必要からでもあるが、一つには流行のやうに実現されたが、その多くが失敗に終つたにも拘らず、書籍商売だけは、玄人以上の成功を収めたものが少なくなかつた。小田原の警部さんが南江堂と為り、神奈川の小学教師が金港堂となつた》、《長岡から出て来た大橋氏が》《海内第一の博文館となつたなどは、その好例である》。脱サラ書店が明治の文芸を支えていたようだ。
 昼食は、四条堀川の交叉点、西一本目、北一本目と二本目の中程にある「ラトナカフェ Ratna Cafe」でカレーのランチセット(チャイ付800円)。町家を改造した気持ちの良いお店、味もグー。インドカレー専門(電話075-812-5862)。
 堀川五条「ブ」へ。ヴァンタンの浮世絵大系『春信』(集英社、1975年)を400円。その後、桂川上野橋下流の河原でミカン散歩。ぽかぽか陽気。
 「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(1989)の録画を見る。アキ・カウリスマキは好きな監督の一人。これはちょっと悪ノリ気味だが、味はある。アメリカ南部をたどってメキシコへ向かう珍道中。


2004年3月27日(土)うまこやし豊に生いてハルウララ

 TTさんと桂駅で落ち合って、一緒に河原をミカン散歩したあと「ブ」へ。100円コーナーから、福島慶子『うちの宿六』(中公文庫、1991年)、ケルアック『地下街の人びと』(新潮文庫、1997年)拾う。喫茶店で雑談。昨年、飼い犬が死んでしまって寂しいとのこと。「ミカンちゃん、うちのに似てますな・・・」(他犬の空似です)。作品文庫の八田尚之『シナリオ冬の宿・鶯』(作品社、1938年)を譲ってもらう。
 夏目美知子さんの新詩集『朗読の日』(編集工房ノア、近刊)、装幀の色校正が速達で届く。予想以上にうまく上がっていて満足。刊行が楽しみ。
 『ふるほんやたいへいき』続き。神保町の書肆(ほんや)の開拓者・開進堂は大店だった。《三省堂の主人も、同じ沼津出身で、これは牛込辺に下駄の歯入れをしてをつたさうだが、同郷出身と親戚関係とから、開進堂の軒下へ蓆を敷いて古本の夜店を出すやうになつた》。月日は過ぎて開進堂はとうになく、三省堂は今も栄える大店である。
 カロさんの日録が更新された。京都に実家があるそうだ。ついでにmilbooksへも跳んでみる。
http://d.hatena.ne.jp/calo/
http://www.milbooks.com/


2004年3月26日(金)穴を出た虫魚(しみ)ブルッとな古雑誌

 『本の海/彷書月刊』届く。先日来開かれているフェアーのための冊子。とても軽やかに見やすくできている。数年前、編集の夷蔵くんを「デザインが悪い」といじめたことがあったけ。最近、表紙がかなりよくなった。この小冊子はとくにヒット。連載陣を中心にしたエッセイも楽しく読める。マッチ箱広告が昔のマイナー雑誌みたいでサイコー。ところで、「彷徨社」に社名を変更するそうだ。びっくり。弘さんと隆さんが創業した(わけないよ)「弘隆社」も、善し悪しはべつにして馴染んでましたが。
 啓祐堂ギャラリーから「フローラル・ファンタスティカ展」のDM。《木炭画家・日乃ケンジュ初の個展》だそうです。
http://www.keiyudoh.com/
http://www4.kcn.ne.jp/~kenju/
 立原道造記念館から館報と「立原道造の生涯と作品II」(3月27日〜6月27日)のチラシが届く。生誕90年・没後65年・開館7年記念特別展だそうだ。
http://www.tachihara.jp/
 『ふるほんやたいへいき』を読む。丸善が初め「球家(まりや)」と称していたと書いてあるので、木村毅『丸善外史』(丸善、1969年)を参照してみると、《はじめは球屋としたら、人は「まりや」と読む》《中には「きゅう屋」と読む粗忽者もいる》だから「丸屋」に変えたとある。明治元年、横浜に開店した輸入商「球屋」は、同二年に書店を独立させて「丸屋」とし、元の店は「玉屋」に改称したのだそうだ。創業者・早矢仕有的の「地球」を相手に商売をしようという意気込みの表れらしい。まったく関係ないが、武蔵野美大の同級生に早矢仕さんという人がいたのを思い出した。
 
mocaさんから古書店めぐり日記サイト「古書店の旅」にsumusを紹介してくださったというメール。ありがとうございます。
http://ub.cocolog-nifty.com/blog/
 「[書評]のメルマガ」の原稿よろしくというメールが南陀楼より。まったく不十分だが(といって十分読みこなすには一生かかりそうな)フーコーの一冊を取り上げることにする。
 中尾務さんより
「sumus」12号の特集原稿届く。ぐろりあ・そさえて、再興ならず―『VIKING』調査余滴」、富士正晴が長尾良とともにぐろりあ・そさえてを再興しようとしていた。昭和22年のこと。どういう経緯だか、これは読んでのお楽しみ。


2004年3月25日(木)まぼろしの古書届きけり物の種

 ようやくにして大庭柯公『ふるほんやたいへいき』(古典社、1939年)の複写を手に入れることができた。Tさんのご厚意に深謝。次回のスムース文庫で復刻する(なにしろ第一回配本の予定でしたから、お待たせしました、と言っても刊行は秋になります)。
 小野高裕さんより図版用のカラーコピーが届く。
『婦女世界』と『令嬢画報』から10点あまり。凄みのある表紙に感嘆。
 南陀楼よりメール。『ある広告人の日記』は次の原稿の冒頭で引用するつもりだったそうだ。先に引用してごめんね。
 ビリー・ホリディをBGMにすむーす堂の目録版下製作(『彷書月刊』用)、文庫特集とする。


2004年3月24日(水)ビンかんのゴミ見下ろして初櫻

 ヨドバシ・ドット・コムで妻がオムロンの体重体組成計を購入(香取慎吾が宣伝中)。さっそく裸足にさせられて実験台になる。まずは、十歳以上若い三十代後半の肉体という判定。日々衰えを感じている身としては気休めでもうれしい。
 
「sumus」12号の特集原稿、高桐書院にかかる。平林英子『青空の人たち』(皆美社、1969年)を再読。梶井、三好、外村、武田に加え、夫の中谷と、高桐書院を一時経営していた淀野隆三の回想が収録されているが、じつに率直な筆つきでいきいきと語られている。淀野が生涯を通していかに『青空』を大切にしていたかが分かる。山本から借りた淀野編集の『詩・現実』第一冊(武蔵野書院、1930年6月16日発行)もチェック。さらに三島書房の出版リストを整理する。昭和21年から34年ごろまで大阪南区で営業していた版元。ここから出ている安っぽい体裁の文学書に惹かれる。ただ、奥付記載以外の情報は極端に少ないのでリスト作りがやっと。
 岩松正洋さんから『関西赤貧古本道』の書評を書きましたというメールをいただく。山本の探書をミショーの線に喩えているのはナイスだ。岩松さんも古本では苦楽してますな。「週刊書評」
http://www.so-net.ne.jp/e-novels/
 古書方方より注文した新井静一郎『ある広告人の日記』(ダヴィッド社、1973年)が届く。森永の広告部に勤めていたようで、南陀楼綾繁が調べている池田文痴庵も出てくる。《ふだんはエラそうにいっていても、こういう時になるとカラだらしがない》などと書かれている。持ってるかな? 古書方方(ホーボー)のサイトは楽天内。
http://www.easyseek.net/booth/s/7494/
 『彷書月刊』4月号届く。特集「踊りませんか」、う〜ん、踊りはちょっと・・・と思ったが、あちこち拾い読みするととてもタメになる。グレちゃん快調! スムース文庫のご紹介ありがとうございます。
 一栄堂書店より、神戸タワーがハズレて神戸水害の絵葉書セットが届く。これなら何か書ける。


2004年3月23日(火)見世びらきする書店あり初櫻

 昨日は終日雨だったのでレンタルヴィデオを見た。ジャン・リュック・ゴダールの「右側に気をつけろ」(1987)。まあ、勝手にしなさい、というところ。初ドルビー・ステレオ作品ということで、音造りに工夫を凝らしていたようだが、ジェーン・バーキンだけが妙に印象に残った。少し前に見た「女は女である」(1961)の方がはるかに楽しく新鮮にできている(ただしこちらもあら筋はちんぷ)。なお、フランスでは今、レジョナール(地方選挙)がいっせいに行われているようだが、左翼優勢らしい。
 「彷書月刊こっそりフェア」(3月23日〜4月4日、ウナ・カメラ・リーベラ=中野区中野2-12-5メゾンリラ101電話03-5340-8292)の案内が届く。「ひっそりこっそり19年」ですか・・・。
http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/framemain.html
 カロさんの案内状も。いよいよ4月2日からオープン。てんてこ舞いのようです。がんばってください。sumusやスムース文庫も置かせてもらいます。
http://www.calobookshop.com/


2004年3月22日(月)また楽しからずや

 昨日夕方、東京から遊びに来たセドローくんこと向井透史さんと立石書店の岡島一郎さんと待ち合わせていた。お二人にはスムース文庫でお世話になっている。彼らの宿泊所ホテルサンルート京都へ向かう途中、寺町通り松原下ルに新規開店した梁山泊をのぞく。京都らしいうなぎの寝床のような奥行きの深いビルで、二階ワンフロアーを全部使っている。ちょっとした図書館のようだ。洋書の棚もかなり広く取られていて感心したが、さすがにドイツ書が多く、こちらには手が出ない。文芸のあたりをずっと眺めて、新書の棚で木村莊八『随筆女性三代』(河出新書、1956年)を500円で。イラストが多くて女性風俗の手ごろな参考書。
 向井、岡島両氏の他に、海野くん、前田くんの若者二人も参加、山本、扉野と合わせて七人、例によって「スタンド」へ。『関西赤貧古本道』を肴にひとしきり盛り上がる。他に、目録の本がどうしても欲しい客から連日同じ注文ファックスが山のように届く話とか(すごい売れ行きだと思ったら一人だけの一冊だけの注文)、業界の有名人ベンツさんとEご隠居さんの注文がバッティングして岡島父が困り果てた話など、古本な人たちは逸話にことかかない。向井さんの絶妙な「店番日記」に登場するお客さんの言動も「100パーセント真実です」と向井さん断言(
興味のある方は古書現世まで、k-gensei@nifty.com)。他にも爆笑話が続出したが、ここで披露すると配信禁止の仮処分命令が出そうなので、残念ながらオミット。岡島さんから甲鳥書林の出版物をいただく。創業者の中市弘とともに前川佐美雄の弟子だったという古書店主の方が浅草におられるそうで、機会があれば、お話をうかがいたいものだ。さらに京極通のスタバで一時間あまり笑い転げて解散。


2004年3月21日(日)散ってこそ、花

 朝刊の死亡欄、いかりや長介の下に、能楽師・橋岡久馬さんの訃報が載っていた。生前何度かお会いし、公演も一度だけだが拝見したことがある。舞台上はともかく、身近にお会いすると、トニー谷のような風貌も相まって、じつに不思議な、底の知れない、魅力のある方だった。御冥福をお祈りする。
 竹中郁『巴里のてがみ』(編集工房ノア、1986年)読了。『消えゆく幻燈』(編集工房ノア、1985年)の拾遺のような内容だが、戦前の巴里を叙景した文章にはなかなか味わい深いものがある。ところが巻末の「あとがき」を読んで、アッと声を上げた。桑島玄二が書いている。じつは昨夜、
「sumus」12号のために「書肆季節社・政田岑生と桑島玄二」を書き上げたばかりだった。奇遇に驚く。桑島(1924-92)は私と同郷の詩人・文芸評論家、大阪芸大教授。政田、桑島の二人を直接知らない者があれこれ書くのもおこがましいが、「存在は死後に始まる」ということでお許し願いたい。
 竹中は戦前すでにマン・レイのパリのスタジオを訪ねている。その様子は『消えゆく幻燈』に収録されていて、石原輝雄さんにお知らせしたのだが、『巴里のてがみ』には会いに出かける前の「海の星」(「ひとで」のこと)を観た感激が綴られている。マン・レイのアトリエについては下記の石原さんのサイトがすばらしい。
../manrayist/rueferou.html
 また、金澤一志さんの日録に『モクローくん通信』が取り上げられているのを発見した。興味のある方はぜひ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~artbooks/bookman01.html


2004年3月20日(土)あいにくの雨

 mimi-bookが編集した手作り小冊子「ミカン ア・ラ・モード」と同じく絵葉書セットを新刊書店スムース堂にアップする(林哲夫絵日記の断片をiBookで編集したものです、一度ごらんあれ)。
 小雨の中、ミカン散歩、ついでに「ブ」久世橋店へ。『太陽』創刊30周年記念特集「人間の現在」(1993年7月号)を105円で。豪華執筆陣なのになぜかつまらない。終刊は2000年だったっけ・・・。もう一冊、酒見賢一『ピュタゴラスの旅』(講談社、1991年)も105円。装幀がオシャレ。作者は南伸坊だが、渡辺一夫の装幀本『哲学青年の手記』(出隆、彰考書院、1947年)からモチーフを採ってうまくアレンジしている。紙の選び方がとてもいい(まねしよう)。
 昨日『サンパン』次号の校正紙が届いた。字句の直しを四つほど、訂正はメールで済ます。ついでに『BOOKiSH』の原稿をほぼ書き上げてしまう。波屋書房について、というのは『サンパン』の原稿と重なる内容なのだ。違いは読んでのお楽しみ。


2004年3月19日(金)既体験ゾーン

 『週刊文春』3月25日号に出版禁止命令(仮処分命令)というのは驚きだ。しかも禁止にすることによって売上げに貢献してしまうという皮肉。ネット上ではプレミアが付いている。新聞広告の「わずか一年で離婚」云々という惹句が内容をほぼ語っているのではないか? もしそうなら、この広告が掲載された新聞各紙も出版禁止にしないと筋が通らない。それにしても、「海外出兵」「発禁」とくれば、字面だけなら、もう十分に大日本帝国である。
 
「sumus」12号の締切がそろそろ近づいて、原稿がぼちぼち届き始めている。今回は荻原魚雷が初の一番乗り、と思ったら、締切を二ヶ月間違えていたことが判明(笑えません)。そしてゲストの小野高裕さんが二着。題して「永遠なるいとはんの群れ―『婦女世界』と『令嬢画報』」、ちょっとだけ引用すると《『婦女世界』は『女性』より大版(B5版)各冊約二百頁の月刊誌で、創刊は推定大正七年。発行所・婦女世界社の所在地は、大阪府豊能郡池田町で、事務所を大阪市内堂島仲町にもっていた。発行人は、安藤茂。何故この雑誌のインパクトが強かったのか? 例えば大正十三年五月号(第六巻五号)の『婦女世界』の主要なコンテンツは、社会問題、服飾、健康、演劇、文芸、科学などの記事が約二十五点、独身女性のポートレートが約十点、女性関連のイヴェントの報道写真が約十点、それに加えて六十五点以上の広告。こうした構成は当時の婦人雑誌にある程度共通したものだが、『婦女世界』の場合、いずれも大阪を中心とする関西の人・モノ・文化のオンパレードである。地元芦屋の近代生活文化と阪神間モダニズムを研究していた私にとっては、またとないデータベースを得たようなものであった》とまあこんな具合だ(5月末刊行予定、お楽しみに)。
 新潟絵屋から「絵屋便」47号が届く。上原木呂コラージュ作品展(4月16〜21日)が面白そう。東京芸大、美学校を経て、瀧口修造に私淑、イタリアで古典道化役者となって世界を回り、帰国後は上原酒造の蔵元としてエチゴビール(新潟で飲んだが旨かった)を開発したという、なんともカレイドスコープのような人物である。絵屋についてはhttp://www.hanga-cobo.jp/eya/index.html



2004年3月18日(木)紅茶のおいしい石鹸だ

 昨日のつづき。まず、内澤旬子さんより、紅茶とシナモンの四角いケーキ・・・かと思ったら石鹸でありました。渋い色彩。スロウライフ(http://www.bzbz.org)の製品。ありがとうございます。
 
ブックセラーアムズにいた石川さんよりメール。「アムズ閉店後、独自に準備を続けてまいりました美術書専門店Calo Bookshop and Cafe(カロ ブックショップアンドカフェ)を、4月2日(金)大阪・肥後橋にオープンする運びとなりました。ここまでこぎつけることができましたのも、これまでの皆さまのご指導・ご鞭撻のおかげと心よりお礼申し上げます。Calo Bookshop and Cafeは、アートブックが専門の書店をメインに、カフェとギャラリーの3つの機能を組み合わせたスペースです。このスペースを生かして、展示や講演なども企画してまいります」とのこと。550-0002大阪市西区江戸堀1丁目8-24 若狭ビル5F Phone/Fax 06-6447-4777(3月22日以降)営業時間:12:00〜20:00(土曜日は〜18:00)日曜・第3月曜定休
 南陀楼綾繁よりメール。「この度、初めてのエッセイ集を出すことになりました。秋田の無明舎出版からで『ナンダロウアヤシゲな日々』という書名です。そこに「sumus」に書かせていただいた以下の原稿を収録するつもりです。◎『いかもの趣味』と「からす会蒐集貼込帖」◎中公文庫の日記本について書くなんて言わなければよかったのに日記。もっとたくさん入れたかったのですが、ページ数の都合で今回はコレだけです。文末には初出を明記します。発行は4月中(ずれこんで5月)の予定です」だそうだ。
 さらに、八子さんより、原稿依頼があった季刊「BOOKISH」7号特集「書店の記憶」5月中旬刊行予定(P50)の概要がメールで届いた。かなり濃厚な執筆陣だ。期待できる。



2004年3月17日(水)ただいまもどりました

 東かがわ市へ帰郷していた一週間、メール・チェックのときだけ妻のiBookを覗くほか、一切キーボードに触れない日々だった。なければないでどうにでもなるものだ。以下、帰郷中のあらまし。
 高松市(妻の実家がある)の松島町にいい古本屋があると南陀楼が教えてくれていたので、そこへ行くつもりだったが、なぜか前日、中央通りに見知らぬ古本屋が開店しているのを見付けてしまい、松島町はまた今度というこにして、その「リバー書房」をじっくり探索することにした。後で聞いたら2年になるそうだ。帰郷のたびに何度もこの店の前を車で往来しているはずなのにぜんぜん気づかなかった。表の安売りも悪くない。店内にはまんべんなく各分野の書物が揃っている。なぜかタイルを沢山売っている。けっこう乱雑な棚で(これは探求心をそそります)、夢二や百間を集めてあるのだが、状態がいまひとつ。むろんそれに似合った価格になっていて、その点は申し分ない。割安感はあるが、掘り出しというほどのものはない(ちゃんとした値が付いてます)。そんななかから、ブラバール『詩の心理学』(山田直訳、双書・種まく人・6、書肆ユリイカ、1956年)と、吉岡実『薬玉』(書肆山田、1983年)はうれしかった。富士正晴『贋・久坂葉子伝』(講談社文庫、1980年)は読むために。他に中公文庫の絶版を二三拾った。
 そこ以外には、そうそう、BOOKOFF栗林(りつりん)店(栗林公園の東、元はジャスコだった建物)に『澁澤龍彦全集』(河出書房新社)がバラで10冊ほど出ていた。ほぼ半額なので、買い占めるわけにもいかず、別巻2(1995年)だけ購入。スリップが付いているということは、書店から流れたのだろうか? 年譜を期待したのだが、いまひとつ徹底していない内容だった。単純な誤植も散見する(年譜作りは難しいものです)。また、毎度楽しみにしていた丸亀町通りのぷくぷく書店が閉店していた。けっこうショックだった。
 京都へ戻る途中、神戸に寄って
「竹中郁生誕百年記念展」(兵庫県現代詩協会主催、兵庫県立美術館・原田の森ギャラリー東館、3月16〜21日、電話078-801-1591)を見た。絵画、写真、創作ノート、著作、雑誌、遺品などが展示されていてとても良かったのだが、できればちゃんとした図録を作るような本格的な展覧会にしてほしかった。ボン書店発行の『一匙の雲』(昭和7年)を実見できたのが何よりの収穫(ただしショーケースの中)。豆本みたいな掌サイズが印象的だった。今、内堀弘『ボン書店の幻』(白地社、1992年)を参照すると、書影の隣りにピースの箱が置いてある。同じくらいの大きさ。沖積社から竹中郁全詩集が出るらしい。会場で予約をとっていた。『巴里のてがみ』(編集工房ノア、1986年)を購入。それにしても、この美術館、中途半端でもったいない。2002年に、たしか川重の造船所跡に開館した新美術館は、マエストロ安藤忠雄の作品ながら、メイズのようなとんでもないスペースで、規模は違うが、閉館が噂されている芦屋市美術館と甲乙つけがたい阪神間のトンデモ建築だ(芦屋の企画展示はとってもいいですよ、念のため)。この旧美術館の方がずっとましとまでは言えないものの、わざわざあんなものを作らなくてもという感じを強くする。ま、むろん浪費することに意義があったんだろうし、浪費が必ずしも悪いとは思わないけれど。
 以下、留守中に届いていた郵便物などから、めぼしいものを紹介する。
月の輪さんから「原稿、書きあがりました。あと少しです。楽しみにしていて下さい」という便り。うう〜む。やっと出来たか、伝説の古書目録。最新号のために表紙画を送ったのは、かれこれ一年前になる。そうとうにリキが入っているにちがいない。わくわく。
 『紙魚の手帳』25号(発行=東京エディトリアルセンター、電話03-3470-2072 FAX03-3470-2075)、このところ連載している大貫伸樹さんの「近代挿絵家たちの署名(ルビ=モノグラム)」がとっても面白い。斉藤五百枝の署名一つを集めるために2100円支払ったという愚痴こぼしに同感。
 岩田和彦さんより『笑息筋』189号(発行=東京コメディ倶楽部、227-0055横浜市青葉区つつじが丘28-198原健太郎、電話045-985-6922)B4裏表ながらいつも濃密な内容(そうそう「突貫小僧」亡くなったんでしたね)。さらに岩田さんが展示設営に携わったという「第五回市川の文人展・永井荷風」(3月13〜28日、市川文化会館、問い合わせ=市川市文化部 電話047-334-1107)のチラシ同封。荷風は市川で晩年を過ごした。
 『モクローくん通信』14号。この日録のことが出ている。3月2日の記事を読んで阿瀧康さんに連絡を取ったそうだ。さすがだね。ひとつ付け加えておくと、岡崎が地下室付きの家を買うときに相談したのが阿瀧さん(内田さん)だよ。
 『大和通信』58号(発行=海坊主社、639-1007大和郡山市南郡山町695-2)、これもB4裏表ながら盛りだくさん。中尾務「〈東の花田、西の富士〉を支えた編集者・松本昌次」、川崎彰彦「私の会った人(十八)渡辺勘一さん(中)」などなど。
 『創世ホール通信』110号(発行=北島町図書館・創世ホール、771-0207徳島県板野郡北島町新喜来字南古田91)、および伊福部昭卒寿記念祭関連のパンフレット類など、どっさり。いつもいつもユニークな活動を行っていて感心するばかり。
 『一栄堂書店古書目録』49号(電話FAX=078-641-1650)。推理、少年、実用、戦争など、こちらの守備範囲ではないが、書名を眺めて行くのは楽しい。必ず一二はアッと思うものがある。今回は絵葉書・神戸タワーを注文だ。
 『日本古書通信』896号(
http://www.kosho.co.jp/kotsu/)。川島幸希さんの連載「続署名本の世界」、今回は立原道造『暁と夕べの詩』について。立原の気紛れな遊びをここまで徹底的に検証するというのが凄すぎます。


2004年3月10日(水)あなどりがたし

 昨日、田村治芳さんより最新刊の『ストイケイオン』17号(なないろ文庫ふしぎ堂、112-0001文京区白山2-6-16-601)と、そのオマケ、小説『少女原写真』(田村治芳著、火詩之夜会、1977年)が届く。両雑誌とも田村さんの青春時代が匂い立つ感じ。ひょうげを装う田村節の底にはこのようなリリシズムが横たわっているのだ。タイプ印字のぬくもりがいとおしい。『七色パンプ』とともに大切にさせてもらいます。
 中尾務さんより『BOOKISH』次号(5月発行予定)の原稿依頼の打診あり。「書店の記憶」特集なので、波屋書房について書いて欲しいとのこと、むろん「諾」。
 山本より、高桐書院の「出版図書目録」と矢倉年(甲鳥書林創業者の一人)のエッセイが掲載された『文学散歩』のコピー届く。京阪書房の店内に入ってすぐにある段ボール箱(50円以下の商品ばかりが詰めてある)から拾ったそうだ、あなどりがたし!
明日より一週間ほど春休みさせていただきます。あしからず。


2004年3月9日(火)本棚を作ろう

 ツーバイ木材で本棚を作ろうと設計図を引く。2440ミリ長1本(巾90、厚40ミリ)380円というバーゲンをやっていたので思い立ったのだ。1700に長さを揃え、残りの740を天地の横板にする。2本並べて、間を20ミリあければ、巾200ミリ、これを20ミリ長の角材で棚の数だけ接合(ネジ留め)すると、高さ1700×巾200の両サイドのタテ板が出来る(要するにハシゴ状ですね)。接合部分の角材に横板を渡して出来上がり(ヨコ板もおなじように740ミリを2本を並べて角材で固定、中間のヨコ板用が別に2本必要)、天地のヨコ板はL金具でタテ板に固定する。これだと、380円×6本=2280円、角材、金具類、税を入れても3000円以内の予算でできるだろう。ただし、まず、今、積み上げてある本を移動させなければならない。まぼろしの設計図に終わるかも・・・
 パラダイス展の写真が大島なえさんより届く。うまく撮れていて感心する。下記に同じものがアップされています。
http://home.g02.itscom.net/kenken/nae/nae14.htm


2004年3月8日(月)ガンバ〜レ、タブチ

 運送屋さんが絵を取りに来る。3点送り出して、やれやれ。これがいちおう本業ですから。
 ミカン散歩の帰りに古本市場(岡崎日誌に倣えば「バ」かな)。モラヴィア『視る男』(千種堅訳、早川書房、1986年)95円、辻仁成・望月通陽『ミラクル』(講談社、1993年)95円。今、ちまたで流行るナリというクイーンのCD『グレイテスト・ヒッツ』(東芝EMI、2001)をつい買ってしまう。


2004年3月7日(日)モンクなし

 昨夜、Y氏より、国会図書館で『一読諸人の日記』の著者について、考えられる大学の同窓会名簿などを調査してみました、というメールがくる。結論としては、まだ特定はできていないものの、かなり近いところまでたどりついているようだ。本気でローラーすれば発見できそうだが・・・。
 映画『セロニアス・モンク ストレート・ノー・チェイサー』(ズゥエーリン、1988)のサントラCD(CBS SONY、1989)を聴きながら仕事。いつもながら、I play what all I have to do、てなセリフにしびれる。


2004年3月6日(土)みぞれ降る

 昨年来、トイレに備えてあったフーコー『監獄の誕生』(新潮社、2000年27刷)をようやく読み通す。pouvoir(権力)とvoir(見力?)の語呂合わせが「一望監視」につながっているように、とにかくダジャレが好きな人だ。講義がおもしろかったというのはそのせいなんだろうか?
 京都高島屋で熊谷守一展を見る。フォーブからマチスに影響された斬新な感覚と、みょうにちんまりとした旧弊なスタイルが融合して、低俗になるぎりぎりのところで踏みとどまっている感じ。四条のジュンク堂へ。チラシ、図書目録、内容見本を取り、人文書のコ−ナーでペトロスキー『本棚の歴史』(池田栄一訳、白水社、2004年)を買う。原稿料代わりにもらった図書カード使用。本棚というか、本の置き方には以前から興味があったので参考にと思ったのだが、『鉛筆と人間』(晶文社、1993年)と同じ著者だ。山田稔訳、フィリップ『小さな町で』(みすず書房、2003年)のあとがきを立ち読み。淀野隆三の訳業に言及していないのは解せない。
昼食は「味禅(あじぜん)」で手打ち蕎麦、知る限り、京都でいちばんおいしい店(烏丸通仏光寺下ル大政所町678-2京都Mビル地下1階、075-352-1051)。ご主人は元大部屋俳優とか、渡辺謙から祝十周年のメッセージが届いていた。
 帰宅して「たそがれ清兵衛」(松竹、2002年)の録画を見る。イラン映画を連想させるようないいところもあるが、全体にいまいち。
 松本八郎より来信。「昨日、馬場の芳林堂を覗いたら2月の新潮新書の平台で、山本さんの本のみ残り2冊。他は20数冊山積みのまま。凄いです。今、頼まれもしないのに印税計算しています」とか。
『季刊本とコンピュータ』(大日本印刷株式会社ICC本部、2004年3月)春号届く。いつもながら盛りだくさんな内容。大伴昌司特集がやっぱりいちばん面白そうだ。


2004年3月5日(金)くらくらの天女

 古本市場で買った坂口三千代『クラクラ日記』(ちくま文庫、1997年2刷)を読了。くらくらする。巻末の松本清張の文章はいただけない。扉野くんにもらっていた鶴見太郎『民俗学の熱き日々』(中公新書、2004年)をあちこち拾い読み。桑原武夫の柳田発見から、中野重治による評価、そして戦後の花田清輝による深沢七郎作品をめぐる評価の評価が鮮やかに描かれている。永瀬清子の足跡を柳田を軸に描き出している終章も卓抜だ。


2004年3月4日(木)らんぼお・サンテグジュペリ・サド

 ミカン(飼犬です)散歩の帰りに新刊書店ブックパルに立ち寄る。『文藝別冊・武田百合子』(河出書房新社、2004年2月)が出ていた。ひょっとして、と期待しつつ、アルバム頁を探してみるが、「らんぼお」時代の写真はなかった。らんぼお直後の昭和27年の写真で見ると、たしかに野性味のある美少女だ。読書感想文用に『星の王子さま』(オリジナル版、内藤濯訳、岩波書店、2003年16刷)を買う。このタイトル、よく付けたもの。直訳は「ちび王子」だから、やはり名訳といっていいだろう。ガリマール版でしか読んでいなかったので、初版はニューヨークで発行され、挿絵がガリマール版とはかなり違う、という序文の解説はとても面白く感じた。
 帰宅すると、編集者のTさんより、サド『淫蕩学校』(澁澤龍彦訳、町田久美絵、平凡社、2004年)が届いていた。Tさんには、以前、あちこちでごちそうになった(今は平凡社にいるんですか?)。澁澤の訳文もじつに見事だ。サドの文体をストレートに翻しているわけではないが、だからこそ、思わず引き込まれる魅力が生まれている。挿絵もちょっとすごい。ギリギリの感じ。「現代美術で読む澁澤龍彦」シリーズだそうで、月報がまた凝っている。なお、サドの原文はウエッブ上で読むことができる。例えば、下記。
http://desade.free.fr/


2004年3月3日(水)ひなにはまれな

 昨夜、彷書月刊の田村さんより電話あり。「一読書人の日記1935-84」、職業柄、無名人の日記はいろいろ見てきたが、これはA級です、とおほめいただく。あんなに本を買ってねたましいとも。なお、彷書月刊フェアーは「こっそりと」やるそうだ。みなさんもこっそりとのぞいてね。(http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/framemain.html
 いつも貴重な資料を教えてくださる橋本市のKさんから雑誌『団欒』(団欒社、大正5年1月1日発行)のコピーが届いた。すごい、すごすぎる。大阪の「カフエパーウリスタ」の紹介記事や、「メイゾン鴻の巣」で大正4年12月10日に行われた「十日会」の記事がある。後者は、帰朝したての森田恒友が談話をし、加能作次郎、岩野泡鳴、生方敏郎、加藤朝鳥などが集まったという内容で、参会者の似顔絵が掲載されている。また「営業は昼なし夜なしいつにても入らつしやい」というパウリスタの広告にも驚かされた。オールナイトだったのか?


2004年3月2日(火)虚無への供物、途中でほっぽりだしているのを思い出す

 パラダイス展の後始末に山崎書店へ。昼までに終了。山崎夫妻と食事。関連書籍販売もまずまずの結果で、一息つく。尾崎秀樹『さしえの50年』(平凡社、1987年)を購入。
 間村俊一さんよりDM、間村さんも出品している「《『虚無への供物』刊行40年記念企画》永遠への薔薇―中井英夫へ捧げるオマージュ展」2月29日〜3月10日、第一会場=ギャラリー・オキュルス(tel.03-3445-5088)、第二会場=啓祐堂ギャラリー(
http://www.keiyudoh.com/)。かなりの豪華メンバーである。近くならぜひ馳せ参じたいところ。関連サイト(?)、最近、間村さんが入り浸っていると聞いた「ですぺら」の掲示板も興味津々(http://ushigome.bird.to/bbs/despera.html)。
書肆遲日草舎からDM、「雲の国から〜貴州苗族刺繍コレクション展」3月4日〜30日(
http://www.chijitsu.com/menu1.html)。「いまや幻となりつつある苗刺繍、さらには藍染めの数々、どうか手にとってご堪能下さい」だそうだ。こちらは京都市内。染織品は大好きなので、できればのぞいてみたい。
 『ガーネット』42号が阿瀧康さんより届く。詩誌には稀な阿瀧さんの古書日録がいつもながら面白い。中野サンプラザ古本まつりが昨秋で最後となったそうで、そこで使われていたロゴ・マーク入りのデニム地エプロンを目録買いしたそうだ。逆に、池袋西武古本まつりが15年ぶりに復活したとも。問い合わせはkiichi51@pearl.ocn.ne.jpまで。