素直な心

       松下幸之助さんが求めて止まなかった素直な心とは

      どのような心をいうのでしょうか。

       私は「素直な心になるための瞑想」を大切にして

      いますが、素直な心とはなにか良く知っておくことが

      大切です。

       素直な心とはたんに従順で、どんなことを言われても

      ハイハイと聴くようなことではない。上の人の言うこと

      には逆らわずとか、長いものには巻かれろというような

      ことでもありません。

   

       松下幸之助さんのいう「素直な心」を理解するために

     「松翁論語」(松下幸之助 述 / 江口克彦 記)より

      抜書きしてみます。

      62 松翁ある人に次のように言われた。(この部分は以下省略)

         素直な心が何より大切である。人間が個々の知恵才覚、

        あるいは利害得失、愛憎、不信などにとらわれれば必ず

        失敗するだろう。

        (数字はページではなく62番目の言葉ということです)

         ページでいえば42ページです。以下同様。

      63  

        素直な心とは、何ごとにもとらわれず、かたよらず、

       こだわらず、見て考えて行動する心である。

      64 

        素直な心とは、自然の理法に従う心である。

      68

        衆知こそが最高最善の知恵である。

      69

        衆知を集めるときに、素直な心がなければならない。

        素直な心がなければ、好ましい衆知が集まってこないし、

       適切な知恵も生みだされてこない。

      87

        素直な心になるためには、まず素直な心になろうと強く

       願い念じること。そしてきょう一日、素直な心で過ごしたか

       どうか、反省することである。

     105

        素直な心があれば、おのずから謙虚な気持ちも生まれてくるし、

       人を許す心も生まれてくる。

     106

        素直な心は、平和、幸福、繁栄を実現する方途だ。

     107

        素直な心になるためには、素直な心になろうと自分で工夫し、

       努力する、自習自得が肝要である。

     110

        素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを

       受ける心、分を楽しむ心であり、また、静にして動、動にして

       静の働きのある心、真理に通ずる心である。

     113

        素直な心は、力強く積極的なものだ。なぜならば、自然の

       理法に基づいた心が、弱く消極的なものであるはずがない。

     115

        素直な心になると、ものの道理が明らかになるばかりでなく、

       その行うところ、考えるところが融通無碍となって、いかなる

       障害にも行き詰まることなく、ついには円満な人格を大成し、

       悟りの境地に達するものだ。

     157

        素直な心とは、物事を平易に見ること、むずかしくものを

       見ないようにするすることである。

     547

        自分でわからないことは、人に尋ねたらいい。素直な心で聞き

       静かに考えれば、行く道はおのずと見えてくる。

     767

        素直な心になれば、心の目がひらけて、自然の理法を感得

       できるようになる。感得できれば誰でも無理のないものの見方が

       できて、正邪善悪の区別も明確になる。









              「素直な心になるために」より

      

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