続「波」考

前回はゲーム全体としての「波」について書いた。
今回は巷でよく言われている、「サテの波」について考えてみたいと思う。
サテとはサテライトの略で、あなたが実際に座ってプレーをするゲーム台の事だ。
標準で10〜16のサテライトが1つのスタホ本体に接続されている。

サテの波という考えには「当たり(放出)サテ」「ハズレ(回収)サテ」という概念に基づいている。
具体例を挙げるとこういう事になる。
 「今日は2番と5番が当たりサテで、後はハズレサテだ」
 「当たりサテに座ったから、今日は勝ちまくったよ」
 「今日は回収サテに座っちゃったから、人気だったのにボロ負けだよ」
 「昨日は前列が出てたから、今日は後列が狙い目だろう」等々。
耳にしたことがある人や、すでに信じている人もいることだろう。

しかし、「根拠は?」と聞かれて答えられる人はどれだけいるのだろうか。
おそらくは根拠など無く、感覚的に捕らえているのだと思われる。
特に他のプレーヤーが大勝していて、自分が大負けしている時等には、一層そう感じ易いものだ。
勝った馬はどのサテライトに座っていたとしても勝っていたし、負けた馬もまた然りなのである。

なぜそう言えるのかというと、スタホ自体に出す出さないを操作する必要性が無いことは過去に述べた。
よってサテライト毎に出す出さないを決める必要も全くないのだ。
誰が勝って誰が負けたかなど、コンピュータにとってどうでも良いことなのだから。
加えてサテライト毎に機械割を設定する機能もスタホは有していない。
よって「出るサテ」「出ないサテ」という概念自体がそもそも存在しないのである。


「サテの波」もやはり結果論なのだ。
出たから「当たりサテ」、出なかったから「ハズレサテ」と後から人間がみなしただけなのである。