オッズに見る他馬との関係(前編)
いきなりですが質問です。
あなたにはどうしても勝ちたいレースがあります。
しかし、このレースには1強(単勝1倍台)のC馬(コンピュータ馬)が出る事が分かっています。
この馬によって、あなたの馬は一番人気になることはありません。
さてあなたは出走させますか?それとも来年まで待ちますか?
実際の競馬だったら、相手の弱いレースに出す事は戦略の1つです(もちろん、1年も待ったりしませんが)。
しかしスタホの場合は、ずば抜けて強いC馬が出ようが出まいが関係ないのです。
前回、P馬(プレーヤー馬)の勝つ確率(≒単勝オッズ)の決定方法を書きました。
これを見れば同じ条件のレースであれば勝つ確率は変わらないことが分かります。
何故そう言えるのかというと、
P馬は馬主ゲームという枠組み(機械割)で勝つ確率を決め、それがベットゲームの機械割にも反映されるのに対し、
C馬はベットゲームの機械割のみに影響を及ぼす訳ですから、P馬によって勝率を調整することは幾らでも可能だからです。
全体(勝率100%)からP馬の勝つ確率を差し引き、残りをC馬にその強さによって分配しているのです。
具体的にみてみましょう。<例1> ※ペイアウト率は90%
P馬が1頭も出走しない場合に1.8倍のオッズの付くC馬(C馬A)がおり、あとのC馬は単勝10倍以上とします。
ここに勝つ確率25%(単勝オッズ3.6倍)のP馬を1頭出走させます。
するとC馬全体での勝つ確率(C馬のいずれかが勝つ確率)は75%になりますね。
これをC馬11頭で分ける事になるのです。
先程の本来なら1.8倍になるC馬Aは、勝つ確率50%という強さを持っていた訳ですから、
C馬の分配分(75%)の中で同じ割合を得る事になるのです。
75%の50%(半分)で37.5%がこのC馬Aの勝つ確率です。
単勝オッズにすると2.4倍です。
で、残りの37.5%は他のC馬10頭で分けますから、かなりの人気薄になることは、お分かり頂けると思います。
現に1強C馬のレースにあなたの馬を出してみて下さい。
通常なら1倍台の単勝オッズが付くあの強豪馬が2倍台以上になっていませんか。
そして他の弱いC馬の人気がもっと下がっていませんか。
これが端的に表れるのがWBC連対後のGI戦です。
1強C馬に代わってあなたの馬が1倍台になり、
そのC馬は4倍以上、他のC馬は2ケタ以上になっているのではないでしょうか。
では何故1強を避けたくなるのかというと、あなたが負ける時(C馬が勝つ時)にこの1強が来る事が多く、
「あの馬は強い。私には勝てない」と思ってしまうからです。
それもその筈で、上の<例1>で言えばC馬が勝つ時(あなたが負ける時)の2回に1回は、
C馬Aが勝つ計算になるのは既に述べた通りです。
3強の場合と比べてみましょう。<例2>
3.6倍の馬がP馬とC馬2頭(C馬Y、C馬Z)で計3頭いるとします。
いずれも勝つ確率は25%で、残りのC馬9頭であまった25%を分けることになります。
P馬が勝つ確率(25%)も、C馬の内のどれかが勝つ確率(75%)も上記の<例1>と同じです。
違うのはC馬が勝った時の、人気C馬(YorZ)の来る確率です。
C馬YもC馬ZもC馬が勝つ時の3回に1回しか来なくなります。
<例1>と<例2>の決定的な違いは、『P馬よりも上の存在がいるのかどうか』ということです。
自分の馬の遥か上をいく単勝オッズと、C馬Aの勝利頻度の高さを経験する事が1強C馬を伝説たらしめているのです。
あなたはその自らが作り出した妄想に惑わされてしまっているに過ぎません。
冷静に考えてみて下さい。
P馬の勝つ確率は<例1>でも<例2>でも一向に変わりません。
ですからC馬Aが来なくても、他のC馬が来ますし、
仮にC馬Aがいない場合には、他のC馬の勝つ確率が上がり、その中のいずれかが来る事になります。
ですから『勝つ』事が目標の場合には、1強だろうが無かろうが全く関係いのです。
最後になりますが、2着率は1強のレースの方が高くなりますので、
実は積極的に1強世代(レース)を狙う事をお勧めします。