オッズに見る他馬との関係(後編)
前回は相手がC馬について見てきましたが、今回はP馬同士の場合について考えていきます。
C馬が相手の時にはこちらに合わせてC馬のオッズ(勝つ確率)を変えれば良いと前回お話しました。
ですが、相手が同じP馬の場合はそうはいかないのです。
P馬はあなたの愛馬と同じで、「馬主ゲーム」というカテゴリーに縛られています。
機械割も馬主ゲーム枠となるわけです。
どういう事かというと、他の出走馬に関係なく、そのレースで勝てる確率をそのままオッズに反映しなければならないのです。
(例えば賞金400枚のレースなら、勝つ確率20%になるから、単勝オッズは4.5倍というようにです)
しかし、ここでP馬同士のバッティングが生じる事があります。
それは出走してきたP馬だけで勝つ確率が100%を超えてしまった場合です。
1レース当たり全出走馬の内のどれかが勝つ確率が100%な訳ですから、それを超えてしまうという事態はありえないことです。
そこで不本意ながら、P馬の確率の調整が行われることになります。
端的な例で言えば、青紙でWBC1着馬が次にGIに出れば、どのレースでも1倍台になるはずです。
では、同条件の馬が同じレースにもう1頭出てきたらどうなるでしょうか。
答えは実際に見た事がある人が多いとは思いますが、2倍台後半になっていたのではないでしょうか。
何度も書いていますが、機械割90%において単勝1.8倍は勝ち負け半々の確率です。
この馬が2頭だけだったらそれでも構いませんが、他に10頭もの馬が出ている訳ですから、そうも言っていられないのです。
ましてや1.7倍以下でしたらなおさらですね。
では、このような状態が生じてしまった場合、どのような処理が行われるのでしょか。
まず全体からC馬枠を控除します。(控除率はレース毎に決められ、P馬登録数によって増減します。)
そして残った枠をP馬に充て、元々の勝つ確率に応じて調整(下方修正)するのです。
(元の確率が高い馬程、調整幅は少ないようです)
これはあくまで推論ですが。
ここで何が言いたかったのかというと、P馬が多数同じレースに出ると、
本来の確率より低い確率でレースに出なければならなくなってしまうということなのです。
上のレースでは2頭のバッティングでしたが、皐月賞などでは7〜8頭のバッティングも十分ありえます。
もしかしたら、この下方修正に対する補償(次のレースで穴埋めする等)も考えられますが、
「勝つ確率が下がる=獲得賞金の期待値が下がる」という事態は避けたいものですね。