




















私もこねました
龍舌蘭の葉を漉いて繊維を作る
茅ぶき屋根の家

遺跡から少し離れたマヤ人のお宅を訪ねました。暖かなおもてなしをうけました。
電気はありましたが 鶏を飼い畑を耕す 全て自給自足の素朴なくらしです。
茅葺屋根のワンルームには床はなく、料理用の囲炉 ハンモック(網のベット)
そしてキリストを祀った小さな祭壇がありました。
おかあさんと一緒にとうもろこしの粉をこねました。トルティリーヤを焼いて
ご馳走になりました。
お父さんに、竜舌蘭の葉を木の棒で力強くそいで 葉の繊維で細い縄(紐)の作り方を
教えてもらいました。強く引っぱっても切れない丈夫な紐や縄ができます。
先祖から引き継いだ生活の知恵と工夫を見ることができました。
コルテスがメキシコを征服した後 「キリスト教に改修しない者は拷問や殺人までした」
と何かで読んだことがありますが、こんな小さな村の住民まで雨神チャックではなく
キリスト唯一、 独立後も国教はカトリックの信仰にあらためて驚きでした。
ここの競技場はチェチェン・イツアーの競技場よりずっと狭いです。
ゴムのボールを入れる輪もずいぶん低い所についていました。
提督の館に隣接した大基盤の上には「亀の家」と呼ばれている比較的小さな規模
の短矩形の建物や 窓のある外壁一面だけが残る「鳩の家」があります。
ウシュマルの遺跡は全体的に見て、天に向かって聳え立つ垂直感はあまり感じません。
むしろ横への広がりがその基調になっています。ずいぶん広い遺跡です。
それだけに魔法使いのピラミッドの垂直感がいっそう際立ち この壮麗な遺跡を
輝かせているように思いました。
提督の神殿と尼僧院の間に競技場があります。ウシュマル遺跡はまだまだ広いです。
ジャングルは更に続きます。広さを写真で表すのは難しいですが歩くと結構あります。
均整が取れ優雅な気品を備えているといわれる総督の神殿です。貴族の住所、行政府であったなど
実際はどんな役割だったのか諸説あり確実には分かりません。中は仕切られて部屋になっています。
雷文とチャックの仮面を交互に配した躍動感のある外壁 彫刻 雷文 頭飾りをつけた人物像など
印象的なマヤ・アーチの入口など精緻さとシンプルさを共存させたデザインはまさに見事の一言です。
尼僧院同様、切石細工がユカタンの強烈な太陽を浴びて、明暗の美しさをくっきりと浮かび上がらせて
います。ギリシャや ローマの装飾とは全く違う複雑さにも目を見張りました。
中央広場の石はシンボルだそうです
ヒンドゥ教ではリンガ(男根)を神として崇めています。東南アジア インド タイを旅行した時
沢山見ました。
ヒンドゥ教とは全く縁もゆかりもないユカタン半島でリンガを見るのはどうしてなのか分かりません。
古代アメリカを代表するメソアメリカとアンデスというふたつの文明発祥の地で、共通したモチーフの
出土物が発見されています。 もちろん、人間の考えることはだいたい似たようなものであり
ただの偶然の一致の可能性かもしれませんが、古代アメリカにおける人的・文化的交流は、現在の
私たちが想像する以上に広範囲なものであったかもしれないという可能性を突きつけられた思いです。
この美しい「尼僧院」の南側には、その間に競技場を挟んで高くなった巨大な基盤の上に
マヤ建築の中で最も調和のとれた建物のひとつ 横の長さ180m
幅153m 高さ12mの
見事な館、壮麗に飾られた外壁に装飾ぎっしりの「総督の神殿」があります。
右上の写真は 四つの建物がロの字型に囲む「尼僧院」です。右端に建物の基盤がわずかに
見えますが矩形の尼僧院は 4つの建物が中庭を取り囲むように建っています。
左上の写真はウシュマル遺跡入り口を入って魔法使いのピラミッドです。
魔法使いのピラミッドと尼僧院の位置関係が良く分かります。
個々の建物は小部屋に仕切られていて宮殿の役割を果たしていました。
建物の南側中央では山の形の大きなマヤ・アーチが通路を形づくり、壁面にはモザイクの
雨神チャックや蛇神ククルカンなどのレリーフの装飾が過剰までに施されています。
建物上部にいたるまで外壁には連続する幾何学文様や、仮面や 蛇のモチーフが
精緻な浮き彫りによって掘り込まれています。
ウシュマル遺跡の入り口から森を抜けるといきなり魔法使いのピラミッドが
デ〜ンと現れます。世界各地のピラミッドはいろいろみましたが、こんな優美
な姿は実に珍しい。角が楕円になって優雅な円錐形のような独自のスタイルです。
魔法使いが一夜にして建てたとの伝説もあります。高さは38mあります。
8〜11世紀の300年間に118段の階段と頂上に5つの神殿を順次建造したとされています。
あたかも楕円形のような独特のフォームを実現した基壇の美しさ、
その基壇上の神殿に向かって一直線に設けられた
人の登るのを拒否するかのような急勾配の階段。
その階段や神殿の入り口などに配されたおびただしい数の雨神チャックの彫刻や
複雑な幾何学模様の蛇のモチーフの数々。
それらがまさにこの「魔法使いのピラミッド」を
一度見たら忘れることのできない印象的なものにしています。
この地方はカストル台地のため河川がまったく無く、生活用水は雨水が頼り、
そのため雨乞いの神として崇拝され信仰の中心となっていたようです。
どんなピラミッドでも頂上まで登りたがりやの私には大変残念ですが登頂禁止でした。
頂上の1号神殿から「ウシュマルの女王」と名付けられた蛇の口から人の顔が出ている
石彫りが発見されました。
この像はメキシコ国立人類学博物館に展示されています。
ユカタン半島の緑のジャングルの中に均整美No1のピラミッドがあります。
ウシュマルは8世紀から10世紀にかけて栄えたユカタン半島北部プウク地方
を代表する遺跡です。プウク様式の特色は、建物の壁一面に彫刻を施した石を
組みあわせ複雑な幾何学模様のモザイクや雨神チャックのモチーフで装飾して
いるものです。
魔法使いのピラミッドと尼僧院
中庭の広い尼僧院