パソコンへのソフトウェアの配布

 
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 社内標準のソフトウェアがバージョンアップしたり,新規に標準のソフトウェアが追加になった場合には,社内にあるパソコンにソフトウェアをインストールする必要が出てきます.マイクロソフトのSMSやクオリティのQNDなどの管理システムが導入されていれば,システムからうまくソフトウェアを配布することができるかもしれません.しかし,そういったシステムがない場合には,各パソコンからインストールプログラムを実行する必要が出てきます.

インストール作業というものは,さほど難しくないと思いますが,この,各パソコンから実行しなければならないという制約のため,いくつかの問題が発生することになります.

1.Windows9xの場合にはパソコンへのアクセス権限の問題は発生しませんが,NT/2000/XPになると,ソフトウェアをパソコンにインストールする場合,ローカルPCへのアドミニストレータ権限が必要になってきます.ユーザのアカウントでは,ソフトウェアをインストールできない場合が多く,単にユーザにインストールをお願いするのが難しくなります.

2.インストールの権限のために,権限をもったシステム管理者がインストールするという手もありますが,台数が多かったり,設置場所が離れていたりすると,管理者の負担が膨大なものになってしまいます.また,パソコンの利用率がたかったり,持ち歩いていたりする場合には,インストール作業のスケジュールを調整するのも難しくなります.

3.ソフトウェアをインストールするためには,当然ソフトウェアのライセンスが必要になります.購入した分のソフトウェアを正しく配布しなければなりません.そのためには,インストール時にソフトウェア管理をうまく行う必要があります.

4.ソフトウェアは,利用したいユーザがタイムリーにそのソフトウェアを利用できるようにしておく必要があります.バージョンアップしたソフトウェアで作成したドキュメントが古いソフトウェアで互換性がない場合には,できる限り早く社内全体のソフトウェアのバージョンアップをする必要があります.

私のところでは,いろいろと考えましたが,以下のようにしてソフトウェアの配布を行っています.

 ソフトウェアは,ネットワークを通じてインストールできるように,ネットワークドライブ上にCDのコピーを置いています,そして,ソフトウェアのインストールはユーザでも簡単に行えるように,バッチファイルで行うようにしました.

バッチファイルとすることで,このバッチファイルを実行したパソコン名や実行日時などのログをとることができます.これによって,ソフトウェアのライセンス管理をするための情報にすることができます.

そして,このバッチファイルは,特定のユーザがログインしたときに自動的に実行され,強制的にログアウトするような仕掛けとしました.この特定のユーザとは,インストール専用のアカウントで,このアカウントには,ユーザのパソコンのアドミニストレータの権限を与えました.こうすることで,ユーザのパソコンのインストールの権限ももてるし,このアカウントを知らせるユーザを限定したり,パスワードの期限をつけることで,インストール対象のパソコンも限定するような運用もできるからです.

最後に,ソフトウェアのインストールの仕方(インストール専用のアカウントの使い方)の説明資料を作り,必要な人に連絡します.この連絡の仕方,たとえば,社員全員や,限定したユーザなとによって,ソフトウェアが正しいパソコンにインストールできるようにすることも可能です.

 ソフトウェアの配布をこのような形にしたことで,それまで,特定の社員にお願いしていたソフトウェアのの配布も,社員全員に簡単にできるようになり,各社員は自分の都合の良いときに,自分のペースでこの作業が行えるようになったこともあり,不満もだいぶ減るようになりました.

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Last Update:03/07/26 , Wasabi