パキスタン・レポート2


カラコルム・ハイウェイを行く
<2004.3.29〜4.5>

  チラスに近づくと風景は一変する。インダス川に切り込む山はむきだしで草木1本ない。7〜8000m級の山々に囲まれて、雨はほとんど降ることなく、乾燥し切った対岸の断崖には、真横にナイフを切り込んだように一筋の道が見える。かつてのシルクロードである。山肌を抱いてそろそろと歩んだ昔日が偲ばれる。しかし、道が残っているのは固い岩盤のところだけで、いたるところが崩れ落ち、土砂や岩で寸断されている。


フンザの子供たち カラコルム・ハイウェイ
インダス渓谷を走る
峻険な白い山々
アンズの里フンザ
氷河トレッキング
砂漠をつくる氷河
子どもたちに出会った
学校と子どもたち
大人たちの肖像


パキスタン・レポート1

カイバル峠と難民キャンプ→




ノーザン・エリア<パキスタン最北部>について  パキスタン連邦政府の直轄管理下にあり、州としての性格をもつ一方で、独立した行政府、北方領域評議会(Northern Areas Council)が行政を担っている。税もなければ、選挙権もない。土地より選出された議員で構成し、その代表者はパキスタン大統領と同等の位置にあるといわれる。児童教育の普及や女性の労働技術訓練など、パキスタンのほかの地域より先進的で、文化的に解放されている。(ダイヤモンド・ビッグ社発行『地球の歩き方(48)パキスタン』より)

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コメント






パキスタン大地震/義援金募集中!
2005年1月8日、パキスタン北部を大地震が襲いました。パキスタン地震です。
9割以上の建物が倒壊した震源地ムザファラバードやバラコトは、首都イスラマバードからカラコルム・ハイウェイを北上した広大な山岳地帯で、標高2000メートル前後。冬は雪と寒さとの戦いです。
被災者が一番必要なのは毛布と食料といいます。

義援金のお志は、東京平和委員会の受付口座にお願いします。

 東京平和委員会では、パキスタンピースツアーをアフガニスタン戦争以降おこなってきました。難民キャンプの小学校にノートや鉛筆、絵本など物資を届けたり、原爆パネルを贈呈し、平和授業に役立てていただいたりしていました。

 ピースツアーでお世話になった方々は、幸いにも被害は出ていませんが、山岳地帯を中心にかなりの被害出ていると連絡がはいっています。

 東京平和委員会では、パキスタン地震の義援金を集め、現地の復興・支援に役立てたいと考えています。
 現在、被害状況を確認していますが、山岳地帯に続く道が寸断され、なかなか入れないと連絡がきています。現地は山岳地帯で、標高が富士山と同じぐらの気候です。これから冬になり、被災地はかなりの冷え込みが予想されます。

 こうした状況も配慮し、できるだけ早くの支援を行いたいと思います。ある程度の義援金が集まり次第、医療、防寒用具、生活用品など現地で調達し被災地まで運びたいと考えています。

 皆様のご協力をお願いします。
               東京平和委員会 事務局長 岸本正人


 義援金は、東京平和委員会の下記受付口座にお願いします。

   中央労働金庫 池袋支店 普通口座1783059
   口座名義 パキスタン地震義援金

東京平和委員会 〒170-0005豊島区南大塚1-60-20協立第3ビル903
TEL03-5940-6088 FAX03-5940-6087
e-mail:tokyo-heiwaiinkai@peace-21.net

****現地情報******

●(有)アルパインガイド長谷川事務所・長谷川昌美さんの便り
 みなさま
 このたびのパキスタン地震については、御心配や御協力のお申し出をいただきありが とうございました。
 10月9日・10日、奥多摩で「日本山岳耐久レース・長谷川恒男カップ71km24時間以内」が雨のなか開かれ、エントリー2300名、出走者2005名、完走者1111名という結果で無事終了しました。私も7日から昨夜(10月10日)まで、ずっと現地にいたため、地震の発生は知っていても、詳細については不明でした。
 本日現地に連絡をとりまして、イスラマバード在住の登山家ナジール・サビールからの情報を中心にお伝えします。またフンザからの情報を待って、「ハセガワ・スクール」などの報告は、後ほどお知らせいたします。

 首都イスラマバードでは唯一、高層アパート(マルガラタワーコンプレックス・全5棟)の1棟が全壊し、300名あまりの犠牲者がでました。皆さま新聞などで御存知のとおりです。しかしその他のイスラマバードではそんなに大きなダメージはなかったようです。ラワルピンジーでは学校の敷地の塀の倒壊で、学生が一人死亡、7人が負傷したそうです。アフガニスタンに近い、北西辺境州では3000人ほどの人々が死亡しました。

 フンザを含む北方地域は、マイルドな地震被害でした。という報告を受けています。 まだ「ハセガワ・メモリアル・パブリックスクール」(フンザ)からはなんの報告もありませんから、おそらく何も被害はなかったのでしょう。

 カラコルム・ハイウエイ(KKH)が土砂崩れで、一時、一部通行止めになりましたが、現在は小型車に限っては通行可能とのこと。一番の被害は、アザード・ジャムーとカシミールで、その中心ムザファラバード一帯では死者は25,000名くらいにのぼるそうです。
 死者は3万〜4万人規模になることは確実で、5万人以上が負傷し、250万人以上の人々が家を失いました。現在、日本を始め、パキスタンの友好国によって、救援活動がスムースに行われている模様です。
 また新しい情報が入りましたら御連絡を差上げます。
 なんらかの形でできるだけの支援を行いたいと考えています。その節は、なにとぞ御協力のほど、お願い申し上げます。
<2005.10.11手作り旅行工房<TR井上とき>さんのメールから>

●(有)アルパインガイド長谷川事務所の長谷川昌美です。
 みなさま
 フンザ・カリマバードにある「ハセガワ・メモリアル・パブリック・スクール」の理事長 Zamaraud Khan からの報告です。

 震源地ムザファラバード(パキスタン・カシミール)からフンザは距離的に離れているため、フンザを含む北方地域 Northern Areas では直接的な被害はなく、犠牲者もでませんでした。小さな揺れを感じた程度だそうですが、「いつも以上の揺れだった。」とはいっていました。
 とはいっても、カラコルム・ハイウエイに、流通すべてを依存しているフンザですから、道路の復旧がないかぎり、フンザを含む北方地域は一種の陸の孤島と化します。 10月13日に、日本大使2名(駐パキスタンと駐インド)が「ハセガワ・スクール」訪問を予定していたのですが、この地震で中止になりました。

 地震と直接関係ありませんが、学校のことを少しお知らせいたします。
 この9月1日から正式に「ハセガワ・メモリアル・パブリック・カレッジ」に昇格しました。カレッジの講座内容は以下のとおりです。
 化学・生物学・英語・統計学・社会学・ウルドゥー・Library Science(図書館学)・教育・物理、またイスラマバードの連邦評議会Federal Board Islamabadとの提携により、夜間クラスですが、医科進学過程(Pre Medical)、工学進学過程(Pre Engineering)のクラスも始まりました。
 幼稚園からカレッジまで、フンザでの地域一貫教育をこの学校で、という設立当初からの地元の人々と私の夢が、この昇格で一応実現しましたことをお知らせいたします。
 また、この学校で日本語講座を開設し、日本語を教えたいという外資系企業をリタイアされたかたの面接も日本で行いました。条件などで現在検討中ですが、日本語講座 が開設される日を心待ちにしています。(地震の前の話です)
<2005.10.13手作り旅行工房<TR井上とき>さんのメールから>