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東彼手話サークル
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●聴覚障害者と運転免許●聴導犬って・・●デフ・ムービーって・・●コミュニケーション支援 ●聾という言葉
●ろうあ者運転マーク ●デフリンピック2009 ●手話条例制定 ●大学で手話教育 ●「手よ語れ」寄贈
●地域防災情報 ●手話マーク・筆談マーク |
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| 2017/2/25 |
手話マーク・筆談マーク |
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ろう者や難聴者、中途失聴者(以下、ろう者等)にとって、コミュニケーションバリアの問題は永遠の課題です。
生活のあらゆる場面で聞こえる人とのコミュニケーション手段として、ろう者等は音声に代わる視覚的な手段でのコミュニケーション方法、つまり手話や筆談が必要になります。近年、手話やろう者等への理解は徐々に広がり、役所や公共施設の窓口などにも筆談や手話で対応できると表示されている例も見られます。ろう者等にとって「筆談で対応できる」「手話で対応できる」ことが一目でわかると、安心して公共施設等を利用することができます。そこで、このたび全日本ろうあ連盟が新しく「手話マーク」・「筆談マーク」を策定しました。
2020年には東京オリンピック・パラリンピックが日本で開催されます。将来的には世界に通用するコミュニケーションマークを日本から発信し、国際標準マークとして普及すればいいですね。
@手話マーク
国外への普及も考え、5本指で「手話」を表す形を採用し、オレンジ色の輪で手の動きを表現しました。
【対象】ろう者等、手話を必要としている人
【意味】
ろう者等から提示:
「手話で対応をお願いします」
窓口等で掲示:
「手話で対応します」
「手話でコミュニケーションできる人がいます」 |
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A筆談マーク
相互に紙に書くことによるコミュニケーションを表現しました。
【対象者】筆談を必要としている人
(ろう者等、音声言語障害者、知的障害者、外国人なども含みます。)
【意味】
当事者から:「筆談で対応をお願いします」
窓口等で :「筆談で対応します」
*なお、どちらのマークも申請や許可は不要で無償、ろうあ連盟のページからダウンロードして使うことができます。注意事項をよくお読みの上、ご利用ください。 |
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| 2015/5/14 |
ろうあ被爆者証言集「手よ語れ」を寄贈 |
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今年は長崎の浦上に原爆が投下されてから70年になります。その記念すべき節目に合わせ、県内の手話通訳者らでつくる「全国手話通訳問題研究会」の長崎支部(長野秀樹支部長、約250人)は12日、ろうあ被爆者の体験集「手よ語れ」114冊を長崎市教委に寄贈しました。
1983年、聴覚障害者の暮らしを守り、手話通訳者の地位向上を目指すことを目的に設立された同支部では長年、会員が聴覚に障害のある被爆者の体験を手話で聞き取る活動に取り組み、1986年にその内容をまとめた「手よ語れ」を刊行しました。それぞれの被爆者の生い立ちや被爆状況、その後の生活を克明に記録したもので、現在も2人の体験聞き書きに取り組んでいます。
5月12日、長崎市役所で行われた贈呈式で、長野支部長は「広く知られていないろうあ被爆者の思いを若い世代に伝えたい」とあいさつしました。本を寄贈された馬場豊子教育長は「8月9日の長崎原爆の日に向けて、市内の学校で企画が準備されています。平和教育とともに、障害を特性の一つとして理解する教育に生かしたい」と感謝の言葉を述べられました。これらの本は市内全小、中学校および市立長崎商高に配布される予定です。
この「手よ語れ」は、長崎で被爆したろうあ者の母親と娘の70年にわたる物語が描かれている演劇「残夏−1945−」のモチーフでもあります。なお、この演劇は長崎市の被爆70周年記念事業として採択され、今年7月25日(土)長崎市チトセピアホールにて上演予定です。(5/14長崎新聞にて報道) |
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| 2014/5/30 |
大学で手話教育 |
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2006年に国連の障害者権利条約に「言語に手話を含む」という文言を入れたことから、日本でも2011年、障害者基本法が改正され、条文に「言語(手話を含む)」と規定されました。このような社会状況を踏まえて最近、大学での手話教育が進み、内容も以前、大学の手話サークルなどで教えられていたような日本語対応手話ではなく、ろう者同志が会話に使う「日本手話」を取り入れ、講師にもろうあ者を迎えるなど「使える手話」を言語として学ぶ学生が増えています。
例を挙げると関西学院大学では2008年、人間福祉学部の1、2年次選択必須第2言語科目の一つとして手話を位置づけ、1学年で約90名が受講、立教大学で2010年から「日本手話」を開講、また、四国学院大学でも言語科目として日本手話を、夏季集中講義ではアメリカ手話の授業を設けています。名古屋外国語大学では初級から上級クラスまでのアメリカ手話の授業を開設し、講師は今村彩子氏が務めています。そして金城学院大学では2001年から4年制大学では初めて、手話通訳士の養成科目を設けました。
欧米では一般的に手話通訳者の養成を高等教育機関で行うため、レベルの高い手話通訳者の養成が進んでいますが、日本ではこれまでボランティア活動に頼っている状況で、なかなか手話通訳士が育ちにくい状況でありました。
特に医療や福祉関係の大学や学部が増加し、そこで手話をきちんと学ぶ場があれば、医療や福祉の知識を持つ、若くて質の高い手話通訳者が養成されることになり、仕事の幅も広がっていくことでしょう。 |
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| 2013/4/11 |
全国初の「手話条例」鳥取県で制定(共同通信より) |
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鳥取県の平井伸治知事は11日の記者会見で、手話が言語であると明確に位置付け、日常生活の中でより使いやすい環境を整備する「手話言語条例」の制定を目指す考えを示した。県によると、地方自治体で、手話を明確に言語と位置づけた条例はなく、実現すれば全国初となるという。
平井知事は「手話はコミュニケーションの手段として重要であり、使いやすい環境づくりをしたい」としている。 |
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| 2009/9/4 |
デフリンピック2009 |
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Go for the Gold!
めざせ金!デフジャパン!
争奪金牌! 日聾隊! |
4年に一度開催されるオリンピック、そのあとに同じ開催地で行われるパラリンピックについては生中継で世界中に配信されるので、コドモからお年寄りまで広く周知され、中には国を挙げて熱狂する競技もあります。ところが同じように4年に一度開催されていながら、これまであまり注目を浴びてこなかったのが、デフリンピック。
聴覚障害者によるスポーツの世界大会、いわゆるデフリンピックについてはなかなか知っているという人も少ないように思われますが、今年はそのデフリンピック開催の年にあたり、開催地は台湾の台北市で、9月5日(土)から15日(火)まで開催され、全部で81の参加国と地域からおよそ5,500名の選手と役員が参加し、全部で19の競技が行われるそうです。日本からも選手・役員合わせて154名が12の競技に参加するほか、世界中のろうあ者の皆さんとの友好を深めるために、9月2日に日本を出発しました。
オリンピックは平和を守り
パラリンピックは勇気を生み
デフリンピックは夢を育む
・・・なるほど!
聴こえるものも聴こえないものも心をひとつにして、その夢をともに育てたいものですね。
詳しい情報はデフリンピックのページをぜひご覧ください!
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| 2008/4/9 |
ろうあ者運転マーク |
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4月4日付け朝日新聞などの報道によれば、いよいよ平成20年6月に道路交通法の中の欠格条項が廃止され、運転免許が重度の聴覚障害者にも取得できることになったことをうけて、警察庁は4月3日、重度の聴覚障害者が運転する車に表示を義務付けるマークの案を公表したとのことです。
実際に運転免許を取得したのちには、他のドライバーの注意を喚起するために、運転する車の車体前後2箇所に運転者が聴覚に障害を持っていることを表すマークを取り付けることが決められました。
| これがそのマークです。 |
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聴覚の「チョウ」という読みからイメージされたという黄色い蝶が、直径約12センチの緑色の円の中に表された、かわいらしいデザインです。マークは他の初心者マークや高齢者マーク同様、周りのドライバーの配慮を促すもので、このマークを付けた車への幅寄せや割り込みといった行為をすれば罰せられます。
全日本ろうあ連盟はじめ関係団体などの長年にわたる地道なろうあ運動の結果と思えば、感無量です。とくに地方に住む聴覚障害者にとって運転ができるとできないでは行動範囲に大きな違いが生じるもので、今回の改正は大変な朗報ではありますが、障害のあるなしに関わらず車の運転には危険が付きまとうものですから、あらためて気を引き締めて運転したいものです。
それにしてもこの蝶のマークがついた車と遭遇できる日が待ち遠しいですね。
あ、でも遭遇したからといって、思わずハンドルから手を離して手話でご挨拶・・なんて危ないですから、くれぐれも気をつけましょうね! |
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| 2008/3/17 |
聾という言葉 |
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学校教育法の改正により全国でこの頃、聾学校という名称を「聴覚特別支援学校」という妙なものに変更する動きがあり、それに対してあちこちのろうあ者たちの中から反対の声が上がっているそうです。
そもそも何故変更しようとしているのでしょうか?一般に「聾」という字には差別的なニュアンスがあり、「聴覚障害」と言い換えが進んでいるというのがその主な理由のようですが、はたして本当に「聾」は差別的な用語なのでしょうか?
NHK手話ニュースのキャスターとしてお馴染みの那須英彰氏が何年か前の講演の中で、「聾(ろう)」という漢字がなぜ「耳が聞こえない」という意味を持つのかについて話されました。それによりますと、この漢字の上のほうは、想像上の生き物である「龍」、そしてその下に「耳」と書きます。(これでこの漢字が覚えられますね!)
むろん龍というのは想像上の生き物ですから写真で確かめることは出来ませんが、古い絵ややきものに描かれている龍をよく観察してみると、少し先が尖った耳が頭の両脇についていることが確認できると思います。しかし実はこの耳には聴く機能がないのだそうです。
ではどうやって龍は音を聴いているのか・・・。
それが、歴史的生き物(?)のわりにはかなり先進技術で、頭についている鹿のような「角」が音をアンテナのように感知しているのだそうです。そしてそういうことから耳の機能を使わずにコミュニケーションをするろうあ者のシンボルとしてこの龍がよく使われているというわけなのです。したがってこの「聾」の漢字の意味をよく理解していさえすれば、先の「差別的なニュアンス」という発想は出てこないはずなのです。ちなみに全日本ろうあ連盟のシンボルマークもこの龍にちなんだタツノオトシゴになっていて、このことからもろうあ者と龍との密接な関係についてはお分かりいただけることと思います。
ついでですから龍のほかの部分も検証してみましょう。
長い体には鯉のそれに似た鱗がたくさんついているようですが言い伝えによると81枚あるそうで、このうちあごの下についている一枚がいわゆる「逆鱗(げきりん)」で、他の鱗とは逆についており、これに触れるとえらいことですよ。手足は鷹に似ていますが、指の数は中国では5本、韓国で4本、そして日本で描かれたものは3本となっているのは、だんだん省略されてきたのでしょうか。掌は虎を模しているそうで、頭は駱駝で目はウサギと、あらゆる動物の寄せ集めのような生き物です。
そして春分の日には天に登り、秋分の日には淵に潜むとのこと。
中国では吉兆のシンボルとしてとても大切にされていますし、長崎ではおくんちの龍踊り(じゃおどり)が有名ですね。
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| 2006/7/12 |
コミュニケーション支援 |
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今年10月以降開始(一部はすでに実施)される「障害者自立支援法」による地域生活支援事業において、聴覚障害者が生きていくうえで必要不可欠な「情報・コミュニケーション」が十分保障される社会環境整備を求めるため、県内の聴覚障害者福祉関係5団体(長崎県ろうあ福祉協会、長崎県難聴者・中途失聴者協会、全国手話通訳問題研究会長崎県支部、長崎県手話サークル連絡協議会、全国要約筆記問題研究会長崎県支部)が、「聴覚障害者自立支援法対策本部」を設立し、県内の市町に対して要望書をまとめました。
その内容は次の通りです。 |
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要望事項 |
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- 1.趣旨
- 「障害者自立支援法」の施行により、聴覚障害者コミュニケーション支援は、地域生活支援事業として市町村の必須事業となっています。「手話通訳・要約筆記」にかかわる事業を各市町において実施し、聴覚障害者の公的コミュニケーション支援事業をはじめ、聴覚障害者の福祉施策の充実を図ってください。
- 2.説明
- 聴覚障害者の問題は、情報・コミュニケーション障害にあります。したがって聴覚障害者の基本的ニーズは、手話をはじめ、要約筆記などのコミュニケーション保障の確立にあります。それは働く権利、教育を受ける権利、政治参加の権利など、すべての権利を実現するための必須条件であり、公平・平等を前提として、手話、触手話等、自ら選択して用いることにより、表現の自由(情報および考えを求め、受け、及び伝える自由を含む)についての権利が行使できる環境を確保することが重要となります。聴覚障害者の基本的人権を尊重するとともに、障害者自立支援法に基づき、人間関係の基盤となるコミュニケーション保障を推進するものとして、次の事項について要望いたします。
- 3.要望項目
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- 障害者自立支援法第2条(*1)に基づき、障害福祉課担当者は、聴覚障害者自身が選択するコミュニケーション手段により、直接相談や支援を受けられる仕組みを整えてください。
- 聴覚障害者福祉サービスなどの利用に関わるコミュニケーション保障の基盤となる、手話奉仕員・要約筆記者養成及び手話通訳・要約筆記派遣など、手話通訳事業及び要約筆記事業の実施(充実)と予算化を図ってください。
- 障害者自立支援法第77条(*2)に明記されている通り、手話通訳者設置・派遣事業・要約筆記派遣事業は、聴覚障害者がさまざまな制度を利用するに当たっての基本(前提)的な条件です。よって、全ての市町で行うとともに、すべて無料としてください。
- 上記について、地域生活支援事業における手話通訳設置事業と登録手話通訳者派遣事業を一体的に運用することなどが望まれます。設置と派遣の両事業を連携して運用することで地域単位でのコミュニケーション支援ネットワークが可能となり、より事業効果が期待できます。また、自己表現が不十分な聴覚障害者等への支援の継続性が欠かせないため、これらの事業には継続性や臨機応変な対応が求められます。積極的な手話通訳設置事業及び登録手話通訳者派遣事業の一体的な活用をお願いします
- 県難聴者・中途失聴者・盲ろう者は、障害の個別性、多様性があり、そのコミュニケーション支援については、市町単位を超えて都道府県などの広域での人材確保が必要になります。このような状況下でのコミュニケーション支援は、都道府県単位で対象とするようお願いします。
- 地域生活支援事業が施行される10月以降及び来年度の予算において、コミュニケーション支援事業に関わる予算を確保してください。
- 障害者計画を策定するには、市民代表、福祉団体の他に当事者である障害者自身の意見や声を吸収し反映させることが重要です。特に聴覚障害者は外見からは見えない障害のため、周囲に理解されにくいという問題があります。更に、精神、知的など重複障害を併せ持つ聴覚障害者が増加の傾向にあり、聴覚障害者の福祉問題は、非常に多くの社会的な問題が連鎖的複合化してきています。聴覚障害者の目に見えない問題を表面化し、地域住民とともに福祉や文化の共有社会を構築するための委員会等へ当事者である聴覚障害者代表委員の参画機会を図ってください。
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*1)障害者自立支援法第2条
「市町村(特別区を含む。以下同じ)は、この法律の実施に関し、次に掲げる責務を有する。」
第3項「意思疎通について支援が必要な障害者等が障害福祉サービスを円滑に利用することができるよう必要な便宜を供与すること、障害者等に対する虐待の防止及びその早期発見のために関係機関と連絡調整を行うことその他障害者等の権利の擁護のために必要な援助を行うこと」
*2)障害者自立支援法第77条
「市町村は、厚生労働省令で定めるところにより、地域生活支援事業として、次に掲げる事業を行うものとする。
第2項「聴覚、言語障害、音声機能その他の障害のための意思疎通を図ることに支障がある障害者等その他の日常生活を営むのに支障がある障害者等につき、手話通訳等(手話その他厚生労働省令で定める方法により当該障害者等とその他の意思疎通を仲介することをいう)を行うものの派遣、日常生活上の便宜を図るための用具であって厚生労働大臣が定めるものの給付または貸与その他の厚生労働省令で定める便宜を供与する事業」
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| 2006/6/16 |
デフ・ムービーって・・ |
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今年5月、カナダのトロントで初めて開かれた「国際ろう映画&芸術祭(Toronto
International Deaf Film and Arts Festival /TIDEAF)」で、日本の映画が長編映画部門で最優秀賞のグランプリを受賞したのだそうです。
題名は「迂路(うろ)」、主演はNHK手話ニュースのキャスターとしておなじみ、今年の「耳の日大会」長崎大会にもゲストとして来られた那須英彰(なすひであき)さん、監督が大館信弘(おおだてのぶひろ)氏、そのほか出演者もスタッフもほとんど聴覚障害者です。
これまでもろうあ者による映画というのはいくつかありました。以前長崎でも上映された、「小さな下町」という、会話がすべて手話という映画の上映がありましたが、手話の分かるろうあ者はそのまま楽しめて、手話の分からない人は字幕を読むという、普段とは立場が逆転する映画でした。
この「迂路」の監督の大館氏は1歳で聴力を失いましたが、小さい頃から映画を見るのが好きで、セリフは聴こえなくても、話し手の表情や筋の流れなどから何といっているのかあれこれ空想しながら楽しんでいたそうです。
「聴覚障害は不便だけど不幸じゃない」と言い、障害を乗り越えて強く生きるといったドラマには少し違和感を感じているようです。この映画も手話で表現されてはいるものの、セリフでの表現をできるだけ減らし、俳優の表情や微妙な「間」など、言葉以外の表現を大切にしたものですから、手話を知らない聴こえる人にもじゅうぶん楽しめる内容になっているようです。
長崎での上映が待たれるところですね。 |
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| 2006/6/9 |
聴導犬って・・ |
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目の不自由な人を手助けする盲導犬はだいぶ社会的に認知されるようになりましたが、耳の不自由な人を介助す「聴導犬」のほうは、まだまだ認知度も低く、町で見かけることもほとんどありません。
それもそのはず、日本全国で現役の聴導犬は約10頭にしか過ぎませんし、九州には残念ながら一頭もいません。
初めて聴導犬が誕生したのはアメリカです。
元々ペットとして飼われていた犬を耳の不自由な飼い主の息子のために訓練したのが始まりで、アシスタントドッグとして認知され始め、現在では6000頭もの聴導犬が活躍しています。
聴導犬は、いわゆる「捨て犬」の中から適した犬を選び、訓練育成していくのですが、盲導犬と違って、体を張ってユーザーを守るというよりも、音を確実に知らせる事が任務なので、小型犬が適しています。
仕事としてはさまざまな音を聞き分け、その中からユーザーに必要な情報を教えますが、通常の音、例えば玄関のチャイムとかFAXの音などは音のなっている場所まで導きます。しかし火災報知器の音など、危険を知らせる必要がある場合、音の場所を知らせるより先にまず逃げることを促します。
また、聴こえない人はほとんど声も出しませんので、犬とのコミュニケーションは?・・と気になりますが、訓練された犬はよく人の気持ちが分かりるものですし、ユーザーの手話も簡単なものなら読み取ることも出来ます。
年に500頭ほどの子犬が候補の犬として里親の下などで育成され、訓練施設で聴導犬としての訓練を受けるのですが、障害がなく健康で、知能が優れていて人になつくといった条件を満たし、なおかつ認定試験に合格する必要があります。
聴こえない人のための耳に代わる道具もたくさんありますが、何といっても犬は人を和ませる才能があり、聞こえないという不自由さを補いながら日々の暮らしを生き生きとさせ、無償の愛を持って接してくれる、素晴らしいパートナーです。
平成15年10月に身体障害者補助犬法というのが施行され、盲導犬のほかに介助犬、聴導犬も補助犬として認知されるようになりました。
現在、日本では16の聴導犬育成施設があり、九州では鹿児島と長崎県大村市の2箇所です。
詳しくは大村市にあるNPO法人聴導犬育成協会のホームページをご覧ください。 |
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聴導犬育成協会の訓練士とデモンストレーション犬チロ。
上手にできたのでほめられているところです。 |
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| 2006/4/13 |
聴覚障害者と運転免許 |
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健常者なら運転免許を取得することは比較的簡単で、かなり運動神経が鈍いとか、引っ掛け問題に弱いとしても、多少講習の費用がかさむくらいで、誰でも取得できるものです。しかしこれが聴覚障害者となるとかなりタイヘンなことをご存知ですか?
この聴覚障害者の運転免許については、以前は道路交通法で「耳が聞こえない者には免許を与えない」
などと規定されていたのです。それがろうあ福祉協会を中心とした働きかけにより、障害を理由に資格の取得などを制限する「欠格条項」の見直しが進み、
2001年の道交法改正でこの条項は廃止され、身体的能力などは運転免許試験で確認することとされました。
しかし、同法施行規則23条の、10メートルの距離で90デシベルの音(乗用車のクラクションの音程度)が聞き取れることを
運転免許試験の合格基準とした条件がそのまま残っているため、まだまだろうあ者にとって運転免許取得はハードルが高いものなのです。
しかし、ここへきてまた少しの前進があったようです。実はアメリカなど先進国ではまったくこのような条件は問われず、ただ運転する車に「ワイドミラー」と呼ばれる、通常のものよりずっと視野が広くなったバックミラーを取り付けさえすればいいのだそうですが、この制度を日本でも導入しようということになりそうです。それに伴って聴覚障害者が運転していることを示すステッカーのようなものも考案中だそうです。実際の規則改正は再来年あたりということですが、これで聴覚障害者の行動範囲もぐっと広がることになりそうです。
ただ、車の運転が危険なのは健常者も同じです。お互いに事故には十分気をつけましょうね。 |
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