大陸美姫伝 続集
制作費の軽減を検討するために、シリーズの第2作目を同時に撮影しておくことも考えます。
2作目のテーマは「争奪戦」です。
インディジョーンズや「STAR
WARSファントムメナス」がベースイメージです。
日本で新たな人生を始めた姫様は、平和に退屈な日々を送っている。
ところが、そこへ隣国が友好の印として送ってこようとした宝物が、道中盗まれて。
敵国へ運ばれようとしている事態が発生。
姫は、宝物を取り返し、また敵国の策略を破るため、敵国に向けて「親善使節団」を送ることにする。
一行の団長には四十朗。そして、身の回りの世話人として。葉留、という女忍者が
同行することになるが。
四十朗は、葉留の存在が邪魔らしい。
もちろん、葉留の正体は芽衣姫。
途中、敵集団に囲まれ仲間は倒され、姫(替え玉)。葉留。四十朗のみとなる。
まさに危機一髪のところへ謎の武芸者が助太刀に現れる。
ままたくまに正統カンフーで忍者集団を倒す弁髪の中国人(「ドラゴンへの道」セット前で撮ってある
ブルースリー「細鳳」の衣装の振藩)。
戦いが形成逆転して小休止した状況で中国人を見て振藩と気が付く葉留。
たくましくなった振藩を見て目を細める葉留。
戦いがかたづき葉留に声をかける振藩
葉留「すまぬ。助けてもらった」
振藩「(苦笑)その言葉を以前、私が貴殿に言った覚えがある」
回想シーン。
嵐の夜、じいのテント小屋で日本からの刺客に襲われる振藩と婚約者・スーリン。
そこへ男装して現れる芽衣姫(葉留)、あっと言う間に刺客を倒す。
新たな回想シーン。
中国の振藩とスーリンの幸せそうな暮らし。子どもはいない。
夕暮れ、丘に座り遠くを見て物思いにふける振藩。
振藩「(独白)あの男装の剣士は本当は芽衣だったのではないだろうか?」
スー「振藩、あの夜のことを思い出しているのね?000族の男は先祖から勇気だけを受け継いでいるはずよ。
私たちを助けてくれた、あの人に感謝の言葉が足らなかったと、貴方が思うのなら。
日本という国に行ってくるがいいわ」
新たな回想シーン2。
旅装をして出発しようとしている振藩。見送るスーリン。
振藩「すまない」
スー「帰ってくるよね」
振藩「もちろんだ」
スー「(聴こえないほど小さな声で)帰ってくるよね。」
元のシーンに戻る
振藩「以前、聞きそびれたことがあって、貴殿に会いにきたのだ」
葉留「なんだろう?」
振藩「貴殿は本当に芽衣ではないのか?」
葉留「(芝居じみた笑い声)そんな馬鹿なことを尋ねるために、はるばるここまでやって来たというのか?」
振藩「馬鹿なこととはなんだ!」
葉留「確かに妹は死んではいない。このカゴの中にいる。どれ命の恩人に挨拶させよう」
カゴを開けると芽衣姫の影武者がいる。
振藩「お前は芽衣か?」
影姫「そうじゃ。そなたは誰じゃ?」
振藩「お前が本物の芽衣なら、俺が判らぬはずはないぞ!」
影姫困って葉留を仰ぐ
葉留「まあ、待て。実はな妹は中国からの脱出の途中の辛苦のために、その頃の記憶を全て失くしておる」
敵を蹴散らし、とうとう目的の城の前まで来る4人。振藩は残りの追手を引き受けて3人を中に入れる。
最後の最後、敵国での宝物の進呈式のおりに、重職の同行がないことを。
「00国の者は腰抜けの為、低位のものだけを送って寄越したか!」とあざ笑う敵国の宰相に向かって。
葉留が正体を表し、水戸黄門のように、名乗りを挙げる。
同行の者までが驚きひれ伏す中、四十朗が「やれやれ」という表情をしている。
姫の美しさと貫禄に誰もが驚嘆して、敵宰相はなすがままとなる。
チェン・イーモゥの「英雄」のラストシーンのように敵軍に囲まれた中。
堂々と姫とその一行は城を去って行く。
城の外。振藩との別れ
振藩、カゴの中の芽衣姫(影)に向かって言う
振藩「辛い思い出は忘れた方が良いだろう。しかし、わしと過ごした幸せな思い出まで忘れられるのは
なんと悲しいことか。せめて別れに昔、あの丘でわしが教えた歌を聴かせよう」
振藩、馬に乗り3人に背を向けながら「滄海一聲笑」を朗々と唄いながらゆっくりと進む。
振藩に背を向けて反対方向へ出発する葉留ら3人
葉留の目から涙が・・・振藩が1番を唄い終わったところで葉留も唄い始める。
やがてそれぞれの道を歩みながら、ふたりの唄はコーラスのようになる。
ふたりの顔がクロスオーバーしてくる。アカペラにフルオーケストラのバックが入る。
プロ(京劇歌手)による「滄海一聲笑」が流れ始める。
出演者のクレジットが下方から上がって来る。
もちろん最後は「終劇」と出る。