Legend Of Gatapishi

第一章 少年時代

第1話 上末吉の暴れん坊

 19年前の秋、上末吉に一人の少年が生れた。
「ガタピシ」と呼ばれるその少年はすくすくと育ち、
やがて上末吉で一番背の高い小学生になった。
上末吉の小学生の中で一番背が高かったのではない。
小学生ながらに上末吉で一番背が高かったのである。
ガタピシにはその頃大の仲良しがいた。
その無二の親友(以後:MS)はガタピシにトランペットを吹くよう薦めた。
MSの心意気に感銘を受けたガタピシ少年は早速トランペットで
プロになろうと決心をする。
そう、彼は単純だった。

それから2週間後、上末吉のある楽器店にて。。。

SE(Sound Effect):ガチャガチャ、
ガタピシ(以後:G):「ウォー!ペットに鎖が!」
店員:「コラー、お前何やってんだ!?」
 G:「店員さん、ちょっと聴いてくれ!
    俺はミュージシャン〜♪とてもちっぽけなぁ〜♪
    だぁけど楽器がない、だから盗むよ、盗むよ〜
    だぁかぁら店員さぁ〜ん、見逃して、見逃してお願い〜♪」
店員:「ナメてんのか!?そんなデカイ体して!!」

ガタピシが学校で必死になって憶えた曲も無力に終り、
彼はあえなく警察官に尋問されることとなった。。。

警察官はガタピシに優しく言った。
「小学生が泥棒なんて。バカなこと考えちゃ駄目だっチャ。」

(ガタピシの頭の中)
「チャ!!!」

というわけでガタピシはお茶を摘むため静岡に旅立つことにした。

つづけ