第一章 少年時代
第4話 長野のイーボのラ・トリビア
腹痛はやがて治まり、4人はヒドイ疲労感におそわれていた。
やっぱり食べものは有難がって頂くもんだなと思っていた。
その後はヒッチハイクも順調、
夜が明ける頃には松本市に辿り着くことができた。
早速長野の凄いイーボについて聞き込みを開始した4人だった。
まず出会った第一市民に声を掛ける。
アラミス:「あのぉ、失礼ですけど、ここに凄いイーボがいると聞いて
静岡からやってきたのですが。」
第一市民:「ああ、僕のお兄ちゃんのことだ。」
あっさりノンコレステロールな一仕事だった。
第一市民に連れられ彼の家へ。
第一市民:「ここです。お兄ちゃんもきっと今居るはずですよ。」
と、目の前に建っていたのは見事なDGTだった。
表札には「第一」と書かれている。驚き。
第一市民:「あ、言い忘れてましたけど、僕の名前は
第一市民(だいいち いちたみ)です。」
4人で合計64へぇ。
いちたみ:「お兄ちゃんは零民(ぜろたみ)っていいます。
ちなみにお父さんは負一民(ふいちたみ)です。」
補足情報に圧され4人で合計87へぇ。後日8,700円支払うと約束。
家に入るとだだっ広い玄関にボロボロの運動靴が3足。
いちたみ:「お兄ちゃんのトレーニングシューズです。
世界一のイーボを目指すって毎日活き込んでるので。」
素敵な青年が2階から登場。手すりを滑りながらやってきた。
どうやら彼が零民らしい。意外と普通なルックスで一同安心。
零民:「やはり来ましたか、ガタピシさん。お待ちしてましたよ。」
驚きの発言に彼が細木数子と重なったように見えた。
零民:「僕の後輩が静岡で君にボコボコにやられたみたいで。
君の情報はもう全国に広まっています。
これから先、沢山の刺客たちが君を狙ってくるでしょう。」
「さん」を付けたり「君」って呼んだりややこしい奴である。
とにかくイーボ選手権でダントツ優勝したことで日本中のイーボたちが
打倒ガタピシに立ち上がったらしいということがわかった。
ガタピシ:「参ったなぁ。冗談半分でやったのに・・・。」
この言葉が零民の心に火をつけた。
第一宅に漂う殺気。とっさに三銃士が身構える。
零民:「覚悟ぁぁお〜〜〜〜〜!!!!」
突然2階から大量の譜面が舞い降りてきた。
どうやらこれをパート順に並べろということらしい。
三銃士:「’!”#$%&’+*‘P‘*+*+*!!!!」
慌てふためく3人を尻目に、ガタピシはものの数秒で
全部の譜面を整理してみせた。
零民:「Oh my....! It just can't be true!」
と突然英語でたじろぎ出した零民にガタピシは言った。
ガタピシ:「特訓だけが全てじゃないんだよ。感覚を研ぎ澄ますのさ。」
もう用はないという表情でガタピシは第一宅を後にした。。。
三銃士:「やっぱりガタピシさんはスゲ−っす。誰も適わないですよ。」
ガタピシ:「黙れこのトン吉、チン平、カン太!!!」
零民に失望したガタピシは今度こそ上末吉に帰ると決心した。
しかしこの長野での一件が後、彼に更なる危険を招くのであった。
つづけ