目次
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「小さなスーパーマン ガンバロン」のIntroduction
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「小さなスーパーマン ガンバロン」の特徴
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「小さなスーパーマン ガンバロン」(5,6回目)の主な出演者
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「小さなスーパーマン ガンバロン」(5,6回目)の番組のあらすじ
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その他
「小さなスーパーマン ガンバロン」は1977年4月3日〜12月24日に日本テレビ系列で放映された(32回分製作されたが、10月になると制作費の都合上、6回ほど以前やっていたものが再放送された)。
「小さなスーパーマン ガンバロン」は高樹蓉子にとってほぼ最後の作品。「小さなスーパーマン ガンバロン」での高樹蓉子の役は光月てる美で、5回目と6回目に出演している。高樹蓉子の役はこの後アイドル歌手で有名になり、「金八先生」などに出演する伊藤つかさ(役名は光月さやか)の母親でもある(高樹蓉子はこのとき27歳だが)。「小さなスーパーマン
ガンバロン」では主に敵役のドワルリンに化けて、最後は本物の光月てる美として現れる。
この作品は創英社と日本テレビの共同で製作が行われた。創英社関連で高樹蓉子が出演した番組は「
スーパーロボット レッドバロン」と「
少年探偵団」だ。
ちなみにクレジットでは高樹容子になっていたが高樹蓉子の間違い。さらにDVD-BOXのパンフレットの役名も大森不二香と高樹蓉子が入れ違っていた。
小学校5年生の主人公の天道輝(安藤一人)は祖父の残したバロンパーツを受け取り、ガンバロンに変身する。ガンバロンに変身した天道輝は正義のために、ワルワル博士(天本英世)が変身するドワルリンと戦う。
番組の中心は少年少女達に読んでもらう週刊新聞を発行している少年タイムスのメンバーで、これは主人公の天道輝も属している。この少年が中心という番組構成は「少年探偵団」と良く似ている。
ちなみに「少年探偵団」で警部役で出演していた深江章喜は、「小さなスーパーマン ガンバロン」でも良く似た感じの警察署長役で出演されている。
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ガンバロン関係
安藤一人:主人公の天道輝で、この2回ではドワルリンの作ったアンドロイドさやかの化けた光月さやか(伊藤つかさ)に恋心を抱く。それによって、ドワルキン(わるわる博士(天本英世)が戦闘態勢になるときの怪物)らは天道輝がガンバロンであるか探ろうとした。
黒部進:「ウルトラマン」の主人公で有名になった彼は、「小さなスーパーマンガンバロン」では天道輝の執事として彼をピンチの時などにサポートする。6回目の最後では天道輝がガンバロンであることを見抜かれないために、自らバロンパーツを着て空中に現れる。
少年タイムスのメンバー
古川清隆:「デスク」と呼ばれる少年タイムズのリーダー。
内海敏彦:「ケンダマ」と呼ばれる天道輝(安藤一人)のクラスメイト。「少年探偵団」でもメンバーとして出演していた。
河端未和:「アリス」と呼ばれる天道輝のクラスメイト。天道輝がガンバロンであることを気づかないため、天道輝を「女性の敵」と非難する。
西島久美:アリスの妹で「チーコ」と呼ばれている。天道輝に少年タイムズのメンバーに入れてもらったおかげか、彼を恋人と慕い、ガンバロンではないかと疑う。
ガンバロンの敵関係
天本英世:ワルワル博士である時はドワルキンに変身する。自ら作ったアンドロイドさやかを光月さやか(伊藤つかさ)に化かしてガンバロンに罪を着せ、ガンバロンが天道輝であることを見抜こうとする。ドワルキンも光月さやかの母親の光月てる美(高樹蓉子)に化ける。
花巻五郎:ワルベエで、ワルワル博士すなわちドワルキンの命令で色々な悪事を働く。「〜でごわる」と言うのが特徴。
伊藤つかさ:ドワルリンすなわちワルワル博士が作った自慢のアンドロイドでアンドロイドさやかと言う。天道輝に近づくため、光月さやかに化ける。最後は本当の光月さやかが母親の光月てる美と現れ、警察や少年タイムスのメンバーにアンドロイドであることがばれてしまう。ガンバロンの敵であるにもかかわらず最後には好きになり、ガンバロンの身代わりとして死んでしまう。
その他
深江章喜:天道輝(安藤一人)の街を管轄する警察署長役。おっちょこちょいで、ガソリンを水と思って飲もうとするし、ガンバロンを放火犯だと感違いする。
石川進:西郷大造役。少年タイムスの編集部があるガソリンスタンドのオーナー。
原田真弓:西郷大造の娘の百合役。「日報新聞社」に勤め、本当の光月親子が存在することを天道輝に知らせる。
大森不二香:天道輝の担任の先生。
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(5回目)
ある朝天道輝(安藤一人)は朝食を外で取っていた。そこへ1機の模型飛行機が飛んできたそれは天道輝が食事中に天道輝を攻撃し、執事(黒部進)によって止められた。このとき、模型飛行機からドワルリンの脅しとおもわれるメッセージが流れた。天道輝は頭に来て、さらに学校に遅刻しそうになっていたため、急いでいた。学校へ行く途中、少女さやか(伊藤つかさ)がぶつかった。そこへ再度、模型飛行機飛んで来て、さやかの腕にぶつかった。その後、さやかの母親のてる美(高樹蓉子)が現れる。
少年タイムズの編集車へ来た光月てる美(高樹蓉子) 偽の光月親子(左が伊藤つかさ)
気になった天道輝はさやかの家に行った。そこには医者がいて、さやかが後40日の命だと聞かされる。そこで天道輝はさやかとデートすることにした。それはドワルリンのわなで、さやかが超能力で投げ飛ばした自動車を警察にはガンバロンが投げ飛ばしたと言い、アンドロイドさやかが放火したにもかかわらず、さやかの母親てる美(ドワルリンが変身していたてる美)によってガンバロンが放火したと警察に言った。これらにより、次第にガンバロンは追い詰められて、飛んで逃げるが、ドワルリンとアンドロイドさやかの金縛り光線によって地上に墜落した。
(6回目)
追い詰められたガンバロンは執事(黒部進)に助けられる。次の日、天道輝(安藤一人)が学校へ行くと偽のさやか(伊藤つかさ)が同じクラスメートとなった。輝がさやかとお友達だった事聞いた先生(
大森不二香)は輝の隣の席にさやかを座らせた。そこでさやかは天道輝に意地悪をし、帰りがけ輝はさやかから小学校の校舎に何か仕掛がされていることを知らされる。輝は偽のさやかの意地悪にショックを受けるが、ゴエモンによって励まされ、光月親子の捜索を開始する。光月親子は実在する事が判り、早速執事と警察署長に捜査を依頼した。
偽と本物のご対面 本物の光月親子
警察官による光月家の家宅捜索は失敗したが、本当の光月親子が学校の屋上に現れた。ばれた偽の光月親子はドワルリンとアンドロイドさやかに変身し、偽のさやかの言ったように、学校が空中に舞い上がった(学校は鉄筋コンクリートなため、空中に舞い上がることは不可能だが)。舞い上がるためのジェットエンジンの燃料は3分間しかなかったが、ガンバロンの頑張りにより、何とか無事校舎を元の位置に戻す事ができた。しかし、ガンバロンはこの校舎を戻すために力を使い果たし、ドワルリンに殺されかけたがアンドロイドさやかに邪魔をされ、アンドロイドさやかはついに死んだ。
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「小さなスーパーマンガンバロン」は初回に当時人気の歌手グループのフォーリーブスをゲスト出演させ、18回〜20回はグアムロケを行うなど派手な試行を行った。しかし、番組の時間帯変更により、「サザエさん」とバッティングし、視聴率が思うように取れなかった。さらにメインスポンサーの倒産のため、1977年末で番組は打ち切られた。
「小さなスーパーマンガンバロン」を製作していた創英社はスタジオ維持費等で経営を圧迫し、続く「UFO大戦争戦え!レッドタイガー」を製作したが、倒産してしまった。
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