子連れ狼(39回目)
Introduction
この子連れ狼39回目(第2部13回目)での高樹蓉子は前回の子連れ狼(19回目)とは正反対の役をしていた。それは拝一刀に仕事を取次ぎ、息子大五郎を保護する役目。役名はお仙(又の名を「枕探しのお仙」)、父親と別れ、孤独の生活を送り、芸者をしていたことのある女。前の牢奉行の娘ぬい(森秋子)とは義理のある関係であり、ぬいの父の敵討ちを拝一刀に依頼することになる。場所は安芸の国の福山藩の牢奉行所で、お仙はその牢奉行所の近くに住んでいた。
この回のあらすじ
まず最初はお仙が番所に詰め掛けるところから始まる。そこでお仙は
「ちょいとお役人さん、そんなにのんびり酒食らっていていいのかい。播州屋に押し込みが入って大騒ぎだよ。」と言った。

番所へ入り、播州屋に押し込みが入ったことを知らせるお仙(高樹蓉子)
早速番所の役人が行って見ると刀を持ち、金の入った箱を抱えた拝一刀を取り押さえた。(こんなに簡単に拝一刀が捕まるには何か裏がある)捕まった拝一刀は町人ばかりが入る牢に入れられることになった。そこはもう定員いっぱいの牢で、誰かを柵作り(牢名主に許された殺しのこと)にかけ、牢の定員を空けなければならなかった。牢に入って拝一刀は牢の中の男たちに責められるがなかなか喋ろうとはしなかった。このため、ついには柵作りに掛けることが決まった。

拝一刀が牢に入っている間大五郎を預かるお仙
この後、お仙と大五郎が出てくるのだがそのとき、お仙の過去の悲しい話が出てくる。それは父親と別れ、とうとう父親は戻ってこなかった話だ。
また牢へ戻ると、柵作りが決まったとき牢内のしきたりにより、遺言、願い事を聞く段階で、突然拝一刀は
「武州牛久のまんまで新八こと赤猫新八(石橋蓮司)、火付け専門の男が受牢しているはずだ。この中に居るか。知らぬとは言わさんぞ。」
と言った。牢の男の1人が
「赤猫の新八は死罪2軒牢にいれられてら。明後日にはこれ(首が飛ぶこと)だ。」そのすぐ後、柵作りが始まったとき、拝一刀それを振り解き、向かってくる相手に対して殴り返すようになった。そしてついには板を斜めに割り、鋭くとがった部分で3人の牢にいる男を刺した。その中には牢名主村雨天殺(北城寿太郎)がいた。結局は赤猫新八のいる2軒牢に拝一刀も入れられた。
ここで、お仙が子連れ狼を捕まえ、前牢奉行の娘ぬいの話をお仙の家で拝一刀に聞かせる場面が出てくる。
拝一刀が2軒牢に入ると、赤猫新八から誰からか赤猫新八に火付けをやれせ、前の牢奉行を切腹に追いやったこと聞き出した。そこで拝一刀は赤猫新八に再度火付けをやらす。
牢が燃えているときお仙は寝ていたが、鐘の音を聞き、起きてみると隣の布団に大五郎はいなかった。外へ出てみると、大五郎はじーっと牢から出る火事を見つめていた。
(その後の展開はDVDまたはビデオを見てください)
その他
・高樹蓉子はこの回で4シーン(もしかすると5シーン)出演している にもかかわらずDVDのキャストの一覧には載っていなかった。(なぜ か?)
・当初、萬屋錦之介の子連れ狼は1部の26回で終了する予定でいたが、あまりにも反響が大きく(特に大五郎の西川和孝の人気は絶大)、第1部放映中(1973年7月)に第2部を撮影することが決まった。
・西川和孝は1974年4月より小学校に入学する。製作者は第1部の西川和孝をそのまま残したいため、2部の撮影は小学校入学前に撮り終わる予定でいた。高樹蓉子は2部の13回目でちょうど中間地点に当たる。このため撮影は73年12月から74年1月ごろか。
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