Kimuchi タイに行く・9


2008.5
東北も例年よりも早い春を迎えた。桜も散って新緑がまぶしくなって来ました。
そういえば昨年もこのころにタイに行ったことを思い出します。

今年も故あってタイに詣でることとなりました。
ここ数年、タイに詳しい友人に同行を願っていましたが今年は都合がつかずとのことで少々不安な旅立ちとなりました。
旅は道連れ。とは良く言ったもの。
若いときは一人旅も良いものだと思ったりしましたが、年の所為でしょうか?
最近は少し寂しくなりました。

とはいえ、もうバンコクは9回目。言葉はわからずとも地理や食事に困ることはありません。
パクチーの香り、ナムプラー(魚醤)、ナムソム(酢)の魅力に誘われつつ
新しい食の旅への期待と共にスワンナブーム空港に降り立った。


成田発。曇り空だが雲上に登れば幸先良く、富士山が眼下に見えました。
富士山は日本そのものだという感慨に浸りながらバンコクに向かういます。
機内食。これがタイ航空の魅力です。割り箸に少々興ざめの感がありますが早くもナムプラーの香りで心がときめきます。
スワンナブーム空港に着いたのは夜21時。
スクンビットのサービスアパートメントまでタクシーを飛ばして早速街に出ます。
まずは道端の屋台でタイ式ラーメン。
唐辛子入りのナムソムをたっぷり入れてまずは胃袋と舌をタイ式に変換します。


翌朝はもう儀式にもなっているタイ式マッサージと角質落とし。
ここはスクンビットの「ポーマッサージ

これでもか。というほど多くの角質が取れます。
タイに来なかったらこの汚れをつけたまま靴を履いているのだと思うとぞっとします。
もさっぱりしたところで足袋を履きなおして出発。
まずはアソーク駅近くの
カムティエン夫人の家に。

カムティエン夫人の家は地下鉄とスカイトレインが交差するアソークの交差点から5分ほどのところにあり都会の中の泉。といった感じです。

タイ北部に19世紀中ごろに立てられた高床式住居をそのまま移築したというこの家には穀物倉庫や少々豪奢な台所など当時の生活を知るための品々が生活感あふれるように飾られています。
カムティエン夫人の家全景。
この日は気温は35度と日本で言えば猛暑になるのでしょうが家に入るとなんとなくほっとします。
そして家屋に通じる穀物倉庫。
湿気が多いタイではこうして風を床下に通すことで人も穀物も快適さを保ったのでしょう。

日本庭園とは全く違いますが整然と植え込まれた庭に佇む。

下からの熱気と湿気で暑かったです。

とても洋服ではいられません。
これが煮炊きをするところ。火を使うので風通しがよくない造りになっていました。
でも窓が小さい割には明るく使いやすそうな感じでした。
渡り廊下で。
地上数メートル。
これだけで足元の湿気がなくなり涼しい気がするのが不思議です。
先人の知恵には頭が下がる想いでした。
食事は市内、シーロム通り周辺の市場内で。

市場には20件ほどの飲食店(屋台)が軒を連ねています。

昼時は現地のサラリーマンや学生風の人々が集まっています。

中国では時折ボッタクリにあいますがここ、タイでは屋台でそういう目にあったことはありません。

国民性でしょうか。
タイが好きになる所以です。
今日の食事はタイライスにカレー風味の鶏肉、香草風味の豚肉、そして名前のわからないきのこの炒め物を載せたご飯。(左)

同行の氏は目玉焼きにタイ式腸詰、そして香草焼き。

二人で100バーツほど。
驚くほど美味しいです。
タイといえば寺院。
まだタイに来て手を合わせていないことに気付きシーロム近くの「ワットファランボーン」へ。


まずは黄金色の本堂の中に入り拝み祈ります。

この大らかな風景。
私は無宗教ですが仏教寺院は大好きです。
日本でも韓国でもここ、タイでも。
仏像はそれぞれに特徴がありますが見ていて清々しい気持ちになります。
寺院全景。
ここは修行僧の宿舎にもなっていていつも多くの僧侶たちがいます。
今回は初めてホテルではなくサービスアパートメントに泊まりました。
とてもきれいで快適。
次回来ることがあればここにしようと思います。
夕食はトンロー駅近くのレストランへ。
ヤムウーセンで一杯。
トムヤンクンでまた、一杯
パックブンファイデーン(空心菜)、ムーヤーンですっかり出来上がります。

バンコクの夜は更けてゆきます。
さて、今日は以前にも訪れたスアンパッカード宮殿へ。

暑さにもなれて爽やかに出発します。
BTSにてパヤタイ駅へ。
パヤタイ駅からは歩いて5分ほどでたどり着きます。
2回目ともなると落ち着いて見られます。
ここは必ずガイドさんが着いて歩いてくれます。
ガイドさん。一見すると高校生のような感じだが英語で適切な話をしてくれる。
英語の苦手な私が申し訳ないようでした。

入口で別のガイドさんが「以前にも来ましたね。あなたの着物姿を覚えています。」と。

覚えていてくれるとはうれしいことです。

この服装では悪いことは出来ません。
庭園の中で。
今まで王宮や寺院ばかりに目が行っていましたがタイの庭園は本当にきれいです。
次回はまた庭園めぐりをしたいなぁ。などと思いをめぐらせながらこの施設を後にしました。
今日のもうひとつの目的地。
ウィークエンドマーケットへ。
BTSの終点、モーチット駅近くの広大な土地にそれはありました。

多分、韓国の南大門市場よりも規模は大きく、品揃えも豊かな市場は対の方々、また海外からの観光客で正にごった返しています。
人にもまれながらマーケットを歩きます。

本当に何でもあります。
全部を見れば2−3日はかかりそうでした。


しかしタイの人の持つ明るさとマイペンライ(気にするな)の精神は本当に好もしい。
来るたびにタイの魅力に嵌っていくのはこの明るさです。

ここに住みたいという日本人が引きをきらないわけが判る気がしました。
帽子、編み笠が欲しかったですがいよいよ変人に見られそうなのでやめておきました。

でも涼しそうですね。
そしてサパーンタクシン駅近くのワットヤワラーへ。
ここは船の守り神らしい。
昼食は市場の食堂で。
鳥とパクチーの炒め物に更にぱくちー乗せ。

香草好きの私にはたまらない味です。
閑話休題。

ここ数年でタイには日本の味が大分入ってきています。

ここはプロンポン駅の高架にあるYamazakiのショップ。

整然たる並び方はさすがです。
でも私はやはりタイ料理。
またまたトムヤンクン。

これとタイワインで本当に満足な夜になります。

レストランでの逸品もさることながら屋台で強引にこしらえてもらう料理は野趣があり味も独特で心躍ります。
さて、最後に洋服でも一枚。
通りを歩く子象と。

可愛いが少し怖い。


さて、今回は冒頭のようにいつもお願いする友人が同行できなかった関係で少し冒険が少なかった気がします。
それだけにまた、訪タイしたいという気持ちが早くも起きてきています。
それと共に最初の頃観光ルートに乗って行っただけの寺院や宮殿、そして庭園など、もう一度ゆっくりと見てみたい気持ちが強くなりました。
前回のカンチャナブリもそうでしたが繰り返し行くことで見えてくることがたくさんあります。
改めて写真を整理しながらそんな気持ちを再確認しています。
家に帰って近江縮みを洗濯しまいた。

暑い中良く頑張ってくれたこの着物。
日本の麻は素晴らしいものだ。

タイに着物。今後のテーマにもなりそうな予感でした。

Kimuchiが綴る
オートバイライフへ。