ほーむへ 人物へ 「妻、君、妾」へ 詩別へ戻る


最終更新 2010/10/28



思遠人 王  建




01  妾思常懸懸   妾の思いは常に懸懸たり。
02  君行復綿綿   君の行くは復た綿綿たり。
 
03  征途向何處   征途が向かうは何くの處か、
04  碧海與青天   碧海か青天か。
 
05  久自有念   の久しくなれば自と念う有り。
06  誰令長在邊   誰が邊に在る長からしむるか、と。
 
07  少年若不歸   少年にして若し歸らざれば、
08  蘭室如   蘭室は泉の如し。
 
  『全唐詩』 3364頁 297卷 9冊




解説語句(数字は句番号)


 碧海 (04)
 少年 (07)
 解釈  




△ページトップへ ▽訳へ ▽▽語の説明へ








01  私の思いは、常に不安で満たされています。
02  それは、あなたの行く先が、更に遠い先だからです。

03  今度の出征先は、どこでしょうか。
04  碧海の先でしょうか、青天の向こうでしょうか。

05  駆り出され、その月日が長くなれば、自然とこんな考えが浮かんできます。
06  いったい誰が、辺境の地に留まるのを長くさせているのか、と。

07  早く帰ってきてくださらないと、
08  この蘭室は、黄泉と同じになってしまいます。




△△ページトップへ △詩本文へ ▽語の説明へ






語の説明


□句の説明■語句●地名○人名◇特記










 
■碧海 − 傳説中的海名。

以下がその史料

『海内十洲記』:「扶桑在東海之東岸。岸直,陸行登岸一萬里,東復有碧海。海廣狹浩汗,與東海等。水既不咸苦,正作碧色,甘香味美。」

解説語句へ戻る








 
■少年 − わずかな年月。

解説語句へ戻る










 
王建「思遠人」の解釈

解説語句へ戻る