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最終更新 2013/11/10



巡邊在河北作 張  説




01  撫劍空餘勇   劍を撫するも、餘勇を空しくし
 
02  彎弧遂無力   弧(弓)を彎(引)くも無力を遂(窮)む。
 
03  老去事如何   老去すれば、如何に事える。
 
04  據鞍長歎息   鞍に據りて長く歎息す。
 
05  故交索將盡   故交、索(求)むれど、將に盡きんとし
 
06  後進稀相識   後進、相い識ること稀なり。
 
07  獨憐半死心   獨り憐む、半死の心。
 
08  尚有寒松直   尚お有り、寒松の直。
 
  『全唐詩』 931頁 86卷 3冊




解説語句(数字は句番号)


 巡邊在河北作 (詩題)
 撫劍 (01)
 餘勇 (01)
 彎弧 (02)
 老去 (03)
 據鞍 (04)
 故交 (05)
 獨憐 (07)
 寒松 (08)




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01  剣を携え軍に従っているが、まだ残っている勇力を揮えずにいる。
02  しかし、弓を引いてればどうだ、力の無さを痛感させられる。

03  老いが来れば、どのように仕えればよいのであろうか。
04  鞍に乗っていると、長い歎息が出て来る。

05  周りを見れば、顔馴染みも数える程しかいなくなった。
06  新たに配属された連中には、殆ど知った顔は無い。

07  独り憐れむは、半ば折れ掛かっている心。
08  だからと言って、寒松の直なるが如き節は失ってはおらぬのだが。





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語の説明


□句の説明■語句●地名○人名◇特記










 
■巡邊在河北作

『張説年譜』によれば、開元十年(722)の六月の作品としている。そうであれば、五十代半ばの作である。「巡邊在河北作」は二首あり、そこから分かる。二首目が以下であるが、『全唐詩』ではページが離れている。

去年六月西河西,今年六月北河北。
沙場磧路何為爾,重氣輕生知許國。
人生在世能幾時,壯年征戰髮如絲。
會待安邊報明主,作頌封山也未遲。

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■撫劍 − 按劍。
    − 指從戎。

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■餘勇 − 謂有未盡的勇氣與力量。

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■彎弧 − 拉弓。


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■老去 − 謂人漸趨衰老。


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■據鞍 − 跨着馬鞍。亦借指行軍作戰。


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■故交 − 舊交;舊友。


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■獨憐 − 特別哀憐。


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■寒松 − 寒冬不凋的松樹。常用来比喩堅貞的節操。


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