1からはじめる Flex コーダーへの道
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Flex とは何をするもか、どのような仕組みになっているのか、だれがこれを使うのか? |
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連載「1から始める Flex コーダーへの道」の第一回目です。 Flex ってなに? というところを説明します。 |
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目次1.Flexが可能にすること、そして目指すもの「Flex ってなに?」という質問に答えるために、まず Flex を使うと何ができるかということを知って欲しい。多分それが Flex を理解する一番の近道だと思うからです。 次のリンクをクリックしてください。
Web の世界に新しい "体験" をもたらすもの、それが Flexです 。そして Web の世界に新しい"体験" をもたらすこと、それが Flex のめざすことです。 2.RIA とはリッチインターネットアプリケーション、略して RIA 呼ばれるカテゴリーがあります。インターネットに、より高機能なユーザーインターフェースを提供するアプリケーションのカテゴリーです。インターネットは、追加のソフトを導入する必要がなく、ネットワークにつながっていさえすれば、オンラインショッピングから、週末のレストランの予約まで気軽に行うことができるという簡単さがうけ、急速にその利用者を増やしました。 現在インターネットの世界にいる最先端のエンジニアたちはその先をめざしています。 Webでアクセスをするアプリケーションの中で、ドラッグ&ドロップや、ダイナミックな画面の変化を実現し、あたかも OS 上の 一つのアプリケーションのように Webのサイトを動作させようとしています。 Mazda の Web Tune Factory はこれを実現したわかりやすい例の一つだと思います。 RIAを実現する方法はいくつかあります。 そして Flex はそれを実現する方法の一つなのです。 3.Flexの仕組みFlash Playerについて Flexの仕組みを理解するためには、まず Flash Player を知っておく必要があります。 Flash Player はウェブブラウザーにインストールされて動作するプラグインソフトです。 Flash Player はもともとアニメーションを Web上で表示するときに使われるソフトウェアーでした。 その後、その高い性能と応用範囲の広さがうけて、いろいろな形で使われるようになりました。 FlashPlayer は無償ダウンロードソフトウェアーとして配布され、また特別な設定無く導入ができることから、今日ではほとんどのPCに導入されています。ですから、Flash Player をこれまで知らなかった人も、無意識のうちに Flash Player 上で動いているものを見ているはずです。Web 画面上でアニメーションが表示されたら、その上にマウスボタンを持っていき、右ボタンをクリックしてください。 「About Macromedia Flash Player ..」 と出てきたら、そのアニメーションは Flash Player の上で動作しています。
Flash Player は Flex とおなじ Macromedia により開発され、配布されています。 RIA を実現するためには、クライアント(ウェブブラウザー)側にそれを実現するためのソフトウェアーが必要になります。 Flex はこれに Flash Player を使用します。 swf 形式ファイルについて Flexの仕組みを理解するためにもう一つ知っておかなければならないのが swf 形式ファイルです。一般に「スイフファイル」とか、単純に「エスダブルファイル」と呼ばれています。これは Flash Player 上で実行されるアニメーション/ソフトのデータ形式です。 swf というデータ形式に基づいて作成されたファイルを Flash Player に読み込ませることで、Flash Player はそれを解釈し、実行します。 この swf 形式ファイルを作成するための標準ソフトは Macromedia Flash といいます。 Macromedia Flash の2004年11月現在の最新版は Flash MX 2004 になります。 swf 形式ファイルはバイナリー形式ファイルであるため、テキストエディターで内容を確認したり、編集したりすることはできません。 swf 形式ファイルを作るためには、必ずそのための専用ソフトが必要になります。 Flexの仕組み Flex はウェブサイトの利用者から見るとインターネットの「向こう側」にある、サーバー上で動作します。 Flex の一番重要な仕事は mxml という形式で書かれたファイルを swf 形式ファイルに変換し、これをクライアントであるウェブブラウザーに返すということです。 mxml とは Flex 独自のタグ言語です。 mxml ファイルはテキストファイルなのでテキストエディターなどで編集できます。 mxml は独自のタグ言語ですが、多くの標準仕様が取り入れられています。まずタグの記述方法は XML の規格に準拠します。 プログラム処理の記述には ActionScript 2.0 という Flash MX 2004 で用いられるプログラミング言語を使います。 ActionScript 2.0 はヨーロッパの標準化規格 ECMA をクリアしており、JavaScript と非常に親和性の高い言語仕様になっています。 標準タグ、およびクラスの使用方法を説明したドキュメンテーションは ASDOC といいます。これは javadoc と非常に似た編集形式となっています。(ASDOC はインターネットから閲覧することも可能です。) Flex のコンパイル機能
以上が、Flex の機能の最も重要な部分です。 細かいところを見ていけば、「Flex は mxml だけでなく、as ファイルという ActionScript ファイルもアプリケーションの構成要素とすることができる」であるとか、「Flex は J2EE サーバー上で動作する」、「Flex のもう一つの重要な機能としてRuntime サービスというものがある」となど、ほかにも知っておくべき重要なポイントはいくつかありますが、それらについてはもう少し後になってから詳しく説明する予定です。 まずは、「Flexはサーバーサイドで動くもので、mxml という形式で書かれたファイルを swf に変換(コンパイル)し、クライアントに返す」という点をおさえてください。 Flex は一度 mxml を swf に変換したら、その変換結果をメモリー上に記録しています。ですから、mxml から swf への変換は要求があった最初の一回目だけになります。また、ブラウザーは同じ mxml を要求する場合、自分の中で持っている以前ダウンロードした swf の内容がその後サーバー側で更新されているのかをまず確認します。もし更新されていない場合、再度サーバーからファイルをダウンロードするのではなく、以前ダウンロードした swf を使います。 これらのキャッシュのメカニズムは余分な処理時間を最小限にし、アプリケーション起動の短縮化に貢献しています。 4.Flex に興味が沸いてきたあなたが今すぐできることFlex Explorer というサンプルアプリケーションがあります。 Flex を導入すると付いてくるサンプルですが、インターネットでも確認することができます。次のリンクをクリックしてください。
「Flexはサーバーサイドで動くもので、mxml という形式で書かれたファイルを swf に変換(コンパイル)し、クライアントに返す」ものです。ここで mxml は自分で作らなければなりません。 サンプル Flex Explorer はどのように書けばどのような結果を得られるかを簡単に確認することができます。左側のナビゲーションビューからサンプルを一つ選択します。ウィンドウ右側でそのサンプルが実行されます。 xxx.mxml というラベルのついたタブをクリックします。ここで表示されるのが、そのサンプルのソースコードになります。 Flex は、トライアル版をインターネットからダウンロードすることができます。トライアル期間は 60日間で、これが過ぎるとデベロッパー版という状態に自動的に切り替わります。 運用サーバー上で Flex を稼動させない限り、Flex はこの状態で使い続けることができます。 実際に Flex を試してみたくなりましたら、まずはトライアル版をダウンロードしてください。トライアルダウンロードのための URL は次の通りです。 http://www.macromedia.com/jp/software/flex/trial/ 次の回では、Flexのトライアル版を実際にダウンロード、インストールしてみようと思います。お楽しみに! 5.まとめFlex は一言でいうと、「RIAを実現するためのサーバーサイドのソリューション(実現手法)」です。 Flex で開発をするアプリケーションは mxml という新しい開発言語で記述する必要があります。 新しい開発言語を一から習得するのは大変です。Flexでは多くの標準規格を取り入れ、既存のアプリケーション開発エンジニアが簡単にこれに取り組めるように考慮しました。 Flex の習得は一般に、多くいるアプリケーション開発エンジニアの中で、J2EE エンジニアが最も容易に取り組むことが可能であろうと考えられています。
次回は、トライアルをダウンロードし、実際にFlexをインストールしてみたいと思います。お楽しみに! 作成日:2004年11月28日
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