- ミュージック・マガジン 99年8月号
マーク・ラバポート
の
じゃずじゃ
より
本紙編集長を経て現在はプロデューサーの脇谷浩昭氏が設立したレーベルの第1弾。
片山のカリズマティックな豪快さ、石渡の殺気立った美しさ、不破のスピード感と地獄耳、そしてヴェテラン豊住の変幻自在ぶりが印象的なライヴ録音。特に<サブ>の多種多様ドラミングは見事である。
ジャパニーズ・アヴァンギャルド・オールスターズとも言うべきメンツがパワフルな即興を展開するのはもちろんだが、時に繊細な演奏でもあり、単なるブローイング・セッションに終わっていないのが良い。R&Bやロックを自然に取り入れているサウンドは、特にリズム面で多彩。
より多くのファンに楽しまれても良い音楽だが、なかなかそうならないのは、身近なところにある音楽よりも遠くのサウンドの方がエライと思い込んでいるマスコミのせいであり、例えばニューヨークやオスロにばかり耳を向けている私なども悪党の一員である。
マーク・ラバポート
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