玉里酔心館の歴史


前史 *******************************

設立:昭和41年4月1日

設立の経緯(いばらぎの弓道 茨城県弓道連盟50周年記念誌より抜粋)

 明治34年の頃、常陸総社宮神域に3間に5間の弓道場があり、総仕宮祭礼に競射の儀を奉納された。
当時、石岡地方の弓道流派は日置流雪荷派が主流であった。(石岡市体育史より)
 明治41年、矢口儀三郎氏(石岡)に日置流雪荷派指南の免許が認許された。矢口氏の記録によると入門の誓詞者は23名である。
  大正時代に入ると、石岡の弓道は大和流竹林派が主流となった。入門誓詞者は68名。指南役の石上国太郎氏は大正元年大日本武徳会より精錬証が授与されている。なお同氏は、石岡弓道振興会を結成する。
 昭和21年、大日本武徳会は解散され、武道(弓道)も混とんとした時代に入った。
 戦後石岡の弓道も振るわず寂れてしまい、総社宮の奉納射会も途絶えてしまった。
 石岡の弓道を求める数少ない人達は、国分寺境内に矢場を作り、岡崎儀実氏から小笠原流弓道の指南を受け修練に励んでいた。石岡弓道大会も他に先駆けて開催された。
 なお、昭和21年12月、岡崎儀実氏は石岡弓道連盟を結成し、弓道の再建を図られた。
 昭和36年同氏は個人で道場を建て弓道人の育成と石岡の弓道振興に努力された。
 戦後の石岡地方の弓道は岡崎儀実氏の献身的な働きによるところが大きい。同氏は昭和39年東京で開催されたオリンピックのデモンストレーションで蟇目(ひきめ)を行い、射手中野慶吉の介添えとして弓持ちで出場し、集まった世界の人々から称賛された。
 同氏は、弓道範士八段、昭和42年~44年迄、茨城県弓道連盟会長の要職を務める等、本県の弓道発展につくされた功績は誠に甚大である。
 昭和48年1月には明治神宮で蟇目の儀式を奉納しているが、須田勝氏も太刀持ちとして介添えしている。
  昭和41年4月、芹澤雄二氏、武藤生三氏が発起人となって弓道同好者6名と共に、茨城県弓道連盟石岡支部が設立された。
 石岡市体育協会にも加入する。弓道範士岡崎儀実氏を顧問に力強く発足した。岡崎氏は昭和51年6月8日没する。逝年77歳、全日本弓道連盟から九段が追贈された。
 なお、昭和47年、芹澤雄二氏は個人で、間口3間、奥行3.5間の弓道場を筑波山を望む風光明媚な高台に建設され、弓道同好者達の修練の場として提供されている。
 昭和60年11月には、須田勝氏が間口5間、奥行3.5間、五人立ちの弓道場を個人で建設したが直ぐにはオープンせず、昭和63年11月に道場開きを行い弓道を学ぶ人々の稽古場に、講習会の会場等に広く開放されている。 (注:この項はH28.1.6修正。S58に建設と表記していたが、S60年が正しい)
 平成14年度「文部科学大臣表彰」を同年10月14日受賞する。石岡弓道会の活動運営が計画的、組織的に行われ、会員の創意を生かして、地域に根ざした弓道の活動が高く評価され、茨城県教育委員会の推薦により社会体育優良団体として文部科学大臣表彰の栄誉に浴した。


平成14年度「文部科学大臣表彰」祝賀会 巻藁射礼 (須田会長の弓道吟に合わせて巻藁甲矢を打ち込む)

平成14年度「文部科学大臣表彰」祝賀会 記念写真(前列右から4番目が須田会長)

 

玉里酔心館の発足 ***************************

 平成23年4月1日、石岡弓道会から分離独立。12名が登録しての出発となった。
 前述のように昭和58年に道場が造られたが、以来、「須田道場」で通っていた。正式な道場名は石岡弓道会々員であった関氏の発案で「玉里酔心館」と命名された。
 道場の看板は東海の介川氏が揮毫し、関氏自ら彫刻したものである。
 平成7年(’95)10月に命名式を実施した。
 本来であれば名前は「酔心館弓道場」であろうが、「弓道場」と付けていないのは、この道場で高浜地区の若い人達(囃子連)が毎週木曜日に笛太鼓の練習をするので、須田会長が配慮をしているためである。須田会長一流のこだわり・思いやりである。
 今回の独立により県弓連への支部登録名は道場所在地が旧玉里村高崎地区であることから支部名は「玉里酔心館」と届け出をし、承認されている。

 

平成7年 酔心館道場命名式 前列右から4番目が須田会長

 

 平成27年6月27日小美玉市体育協会の総会に於いて、玉里酔心館の団体加入が承認され、玉里弓道部として登録された。

 

平成28年12月31日 弓道場解体に伴い、小美玉市体育協会玉里弓道部を退会した。

平成29年3月20日 石岡商業高校弓道場にて練習再開。玉里酔心館の名称は継続する。

主な来館者

     ------2001年11月18日 於:酔心館道場 射詰競射------

  

土佐教士(1997年 第48回全日本弓道選手権大会 優勝 )

久保田教士(1994年 第45回全日本弓道選手権大会 最高得点賞, 2001年 第52回全日本弓道選手権大会 準優勝)

柴田範士(1975年 第26回全日本弓道選手権大会 準優勝, 1979年 第31回全日本弓道選手権大会 優勝)

  

  

  

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