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秩父鉄道スム3000形 スム3071
貨物輸送が盛んな秩父鉄道では、戦前から国鉄スム1形の遺伝子を受継ぐ
鉄側有蓋車を好んで使用していました。戦後だけでもスム300(無蓋車の改造)、1000、2000、3000、4000といった
形式が列挙できます。この車は昭和35年に、汽車・日車東京支店で150両製造、昭和38年に30両増備
されたもので、内汽車製は第2ロット/スム3051〜3100で残りは日車製です。当初より2段リンク装備でした。
1976.8
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島原鉄道ワ60形 ワ83
木造有蓋車です。連環螺旋連結器時代のバッファの跡が残り、軸箱守もW形
の古いタイプ。大正13年8月岡部鉄工製で、もと口之津鉄道ワ25。
荷重12tで国鉄ワ1形と異なり、同時期幾つかの私鉄で見られた、
車体の長い(全長7,391mm)木造ワで、国鉄形式ではワ21000形が近いか?
1978.10
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小湊鉄道 ワム1形
大正から昭和初頭にかけて貨車メーカーが標準タイプとして各地の私鉄に
納入した、国鉄のワム1形同型車の一つ。写真のワムは小湊鉄道が大正13年の
開業に際して九州小倉の東洋車輌から購入したもので、80年も経って、
同寸車体の有蓋緩急車も合わせ、4両も線路上で現存しているのは脅威的です。
短軸で、ばね吊りはリンク式となっています。
トワイライトゾーンマニュアルNo.12、P142、[
「頑張れ木造貨車!!」も参照して下さい
2003.09
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津軽鉄道ワム1形 ワム5
津軽鉄道が開業に際し、日車支店で製造した貨車の1両。
私鉄では国鉄標準形式の同型をメーカーに注文することが多く、この津軽ワム1
は国鉄ワム1形の同型車です。国鉄ワム1形には
鋼製扉を持つもの(エ99参照)と、木製扉の2種類がありましたが、
私鉄向けワム1も同様です。
1980.10 |
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島原鉄道ワフ52形 ワフ53
これも古色蒼然とした木造ワフで、大正11年岡部鉄工所製、これも口之津鉄道
から引継いだ車。妻面の半円筒状のカバーの中に、車内から操作する
手ブレーキハンドルが設けられています。私鉄向けワフの典型ですが、
国鉄でも昭和9年のワフ21000形登場までは、ワフと言えば
この種の車か、フワ30000形改造車や明治末期の縦羽目板車体等、古い木造車輛ばかり
だったのです。
この写真の背後には雲仙普賢岳が写っているのですが、この時は
まだ、死火山の様に鳴りを潜めていました。
1978.10 |