タンポポの発芽実験(真冬)

2000年12月〜2001年1月


カントウタンポポ等在来種のタンポポの発芽は、種子が飛んでから種子の休眠期間の2か月から3か月経過した後、6月から7月にかけて始まると言われています。
しかし、最も活発に発芽する発芽適性時期は、秋口の9月から10月にかけてと言われています。
春に冠毛によって風に乗って飛び散ったタンポポの種子は、着地後暑い夏は休眠してやりすごし、気温が15度位になると活発に発芽すると言われています。
私も自宅での種蒔きは10月頃に行ってきましたが、今回真冬の発芽実験に取り組んでみました。
私の住んでいる東京では、12月半ばになると夜間の気温は5度以下になりますので、屋外で発芽させる事は不可能と考えました。
そこで、室内で特別な温度管理をしない状態で発芽が可能か、試してみる事にしました。
育苗床には、キッチン菜園用として市販されている水耕栽培用の直径12cm・深さ7cmのプラスティック容器を使用しました。
容器には深さ3,5cmのところにすのこ状の隔て板があり、水を隔て板のところまで入れて隔て板の上にはティッシュペーパーを3枚ほど重ねて敷き、その上に種子を蒔きました。
そして、タンポポは光発芽性ですが薄暗い方を好むと聞いていますので、発芽が始まるまでは容器の上に薄い布を被せておきました。
そして、毎日スプレーで水をたっぷり掛け、種子は常時水を十分に含んだ状態にしておきました。
その結果、12月13日に種子を蒔いて、初めての発芽がちょうど2週間後の12月27日でした。
その後順次発芽が続き、新年1月7日には、カントウタンポポが17本、ウズラバタンポポが24本発芽しました。
1月20日時点で、カントウタンポポの発芽率は約70%、それに対してウズラバタンポポはほぼ100%の発芽をしました。
発芽後は、室内の窓際に置いて太陽の光をたっぷり当てるようにしました。
1月8日には、生長の早い株から鉢に移植しました。
1月10日には、カントウタンポポの中で一番生長が早かった株が、本葉を出し始めました。
その後も順調に生長し、1月20日には早い株は本葉が2枚になりました。
その後も、先に移植した株はたくましく生長を続けていますが、移植を遅らせた株は生長にかなりの差が出ています。
カントウタンポポとウズラバタンポポはその違いを葉の形からはっきりと識別出来ます。


カントウタンポポ ウズラバタンポポ
2000年12月28日 発芽4本 2000年12月28日 発芽3本
2001年1月7日 発芽17本 2001年1月7日 発芽24本
一番生長が早いものは高さ1,5cm 一番生長が早いものは高さ0,7cm
殻を付けたカントウタンポポの発芽 次々と発芽するウズラバタンポポ
双葉に殻を付けたカントウタンポポ 双葉に殻を付けたウズラバタンポポ
鉢に移植したカントウタンポポ 本葉が顔を見せたカントウタンポポ
葉が4枚になったカントウタンポポ 早くも産毛を付けたウズラバタンポポ