タンポポの株のなりたち


                   毎年春、カントウタンポポの開花最盛期になると、ボランティアで保護活動をしている「カントウタンポポ
                   自生地」の株数調査を行います。
                   これは、「カントウタンポポ自生地」の生育状況の経年変化を調査しているもので、毎年4月下旬から5
                   月初旬にかけて行っています。しかし、地表から見た株ははっきり1株と判別出来るものばかりでなく、
                   地表では別の株と思われたものが、地下では同じ根から出ていたり、複数の株が合体していたりさまざ
                   まな状態が考えられます。
                   そこで、株数カウントを可能な限り正確に行うため、地表から見た株数と実際の株数の関係を検証しよ
                   うと、セイヨウタンポポが群生している場所で実験的に株の掘り起こしを行いました。その結果、地表か
                   ら正確に株数を言い当てることはたいへん難しいことだとわかりました。
                   また、タンポポの根は土中に石などの障害物がない限り真っ直ぐに長い直根になっているので、根の先
                   端まで掘り出すことは相当な深さまで掘り起こさなければならないので、本格的な掘削作業を覚悟しない
                   限り不可能だとわかりました。


地表から想定したタンポポの株数

掘り出した株の状態

複数の株が集まっているように見えます 根が4本に別れていますが1株でした
1株に見えます 大きい株1本と小さな株2本が集まっていました
1株に見えます 根が4本に分かれていますが1株でした
3株ぐらいの集合に見えます 7株の集合でした
横ならびの3株に見えました 5株の集合でした