冠毛の広がり


タンポポが開花を終えると、花茎は一旦横になり開花中に受精した小花に果実が実り種子ができるのを待ちます。
果実が実り種子が出来上がると、その花茎は再び起き上がり、花茎は以前よりさらに長く伸びて背が高くなりますます。
そして、天気の良い日に陽射しを浴びたつぼみは、一気に綿毛を拡げて丸い冠毛に変身します。
ところで、この冠毛が出来上がるのに、いったいどれぐらいの時間がかかるのでしょうか。
私は、ある日散歩の途中で、今まさに綿毛を広げようとしているセイヨウタンポポの株を見つけ観察してみました。
その株は、3本の花茎が並んで一斉に綿毛を拡げようとしているように見えました。
朝7時10分から10分間隔で写真を撮りながら観察しましたが、約1時間でつぼみ状態から冠毛状態に変身しました。
タンポポが冠毛に変身する時間帯は、その日の天候と気温が影響しているように思われます。
また、1個の冠毛が出来上がるのに要する時間は、もっと数多く観察してみないとはっきりとしたことは言えません。


7時10分 総苞内片が少し広がり始めた 7時20分 総苞内片がかなり広がり始めた
7時30分 種子の付け根が見え始めた 7時40分 冠毛が少し広がり始めた
7時50分 冠毛がかなり広がり始めた 8時00分 冠毛がほぼ丸くなった
8時10分 冠毛の毛先が広がり始めた 8時20分 冠毛が綿毛のようになった
小花の花弁がついたまま出来上がった冠毛 果実(種子)が熟しつつあるつぼみの断面