タンポポとキタキツネ


                    北海道の積丹半島でタンポポのある景色をさがしていた時、空き地にタンポポの小群落を見つけ、
                    エゾタンポポが生えていないかと観察をしていたところ、背後になにか動く気配を感じました。
                    私が後ろを振り返ると動物が逃げて行きました。しかし、その動物は20〜30m先で立ち止まって
                    じっと私の方を見ていました。
                    その外見から、犬にしてはしっぽが太いので以前見たことがある”キタキツネ”ではないかなと思い、
                    てまねきするとゆっくりと近づいて来ました。近づくにつれて、その日は午前中に強い雨が降ったの
                    前に濡れたようで毛並みが乱れていましたが、その動物がキタキツネであると確信しました。
                    そして、母親キツネであることもわかりましたが、子ギツネの姿は見えませんでした。
                    ほんとうは野性の動物にえさを与える事はよいことではありませんが、私は母親キツネの帰りを待
                    っている子ギツネの姿が浮かんできて、ナップザックに入れてあった私のお昼用のおにぎりとパンを、
                    ちぎりながら与えました。
                    (キタキツネは寄生虫を持っていますので、ぜったいにさわってはいけません。)


いったん遠くへ離れて

じっと立ちどまって

私の方を見ていました
私がてまねきすると

ぬき足さし足で

再び近づいて来ました

太く長いしっぽがキタキツネの特徴です
私がじっと空き地に立っていると

キタキツネはさらに近づいて来ました
せいかんな顔をして

タンポポの綿帽子が見える

空き地を歩いてくるキタキツネ
私がえさをなんどか与えるうちに

だんだん警戒心が薄らいだのか

私の足元近くで食べるようになりました