タンポポのなまえの由来


属     名 Taraxacum hondoense
属名のタラクサクム(Taraxacum)は、ペルシャ語のタルフ・チャコーク(talkhchakok)
が中世ラテン語になった言葉で「苦い野菜」という意味からきている。
この関連からタンポポの根から作られた苦味剤または緩下剤を"タラクサクム剤"
と呼んでいる。


種     目 キク科多年生草本

名     前 日本名 「たんぽぽ」または「タンポポ」
漢字では「蒲公英」 と書く。
英語名 「ダンデライオン」(dandelion)
dandelionはフランス語の「ダン・ド・リオン」(dent-de-lion)"ライオンの歯"からでて
いて、タンポポの葉の縁の欠刻(ぎざぎざ)がそれに似ているところからこのように
呼ばれることになった。
仏語名 正式の仏語名は「ピッサリン」(pissenlit)。
pissenlitと言うのはフランス語で"寝台に寝小便をする"と言う意味で、葉をゆでた
湯が利尿剤になるところからこのような名前になった


日本名の由来 タンポポの名前の由来については諸説がある。
有力なのは、頭花を鼓に見立て「タン・ポンポン」と音を真似たというもの。
また、茎の両端を細く裂き水に浸けると鼓の形になるため、と言う説もある
他に、タンポポの冠毛の形が昔日本にあった「たんぽ槍」に形が似ているところか
ら名づけられたとする説もある。
さらに、日本名のタンポポは、現在中国で「婆婆丁」(ポポチン)と呼ばれているが、
そう呼ばれる以前香気を意味する"丁"が上に置かれて「丁婆婆」と呼ばれていた
頃日本に伝わった名前ではないか、とする説もある。
「和名抄」には"蒲公草"の名で記され、フジナとタナの和名が挙げられている。
タンポポの方言については柳田国男著の「野草雑記」に所載されている。


花  言  葉 ヨーロッパでは、子供がタンポポの白色の冠毛のついた実を吹いて占いをしたとこ
ろから、花言葉として「いなかの神託」あるいは「幸福を知らせる花」となっている。
また、冠毛を一息で吹き飛ばせたら恋が成就するとも言われている。
白い乳液を手につけると乳の出が悪くなるとの伝承もある


上記については、山田卓三著「タンポポの観察実験」ニュー・サイエンス社発行、他による。

カントウタンポポ