野菜としてのタンポポ

私がフランスを旅行した際、パリのモンパルナス駅近くの朝市で八百屋さんがタンポポを売っているのを見つけました。
「タンポポ」はフランス語では「Pissenlit」(ピッサンリ)と言います。
売っていたタンポポを少し買ってホテルに帰りさっそく食べてみました。味は苦味もなく野菜として十分通用するものでした。
フランスでは、タンポポがサラダ用の野菜として利用されています。
また、パリのセーヌ川沿いに園芸店がたくさん軒を連ねているところがあり、そこではタンポポの種子を栽培用の野菜の種子として売っていました。
その説明書きによると、フランスではタンポポの種子を3月から6月にかけて播種して、秋から冬にかけて収穫するようです。
また、栽培上の特徴として柔らかな野菜として収穫するため、根元に多めに土をかぶせて葉の根元が白い状態で収穫しているようです。
これは、本来緑色のアスパラガスを土の中で白色のアスパラガスにするのと同じ方法だと思います。
フランスの国土は日本の国土の約1.5倍あるそうですが、山岳地帯が圧倒的に多い日本と違いフランスは国土の大部分がなだらかな丘陵か平野で占めています。また、北のノルマンディー地方は冬は比較的寒いですが、地中海に面したプロヴァンス地方やコートダジュール地方は、一年中暖かく果物や野菜が豊富に採れるそうです。にもかかわらずフランスの人達がタンポポを常食にしていることを不思議に思いました。
日本でも、江戸時代には救荒用の野菜として栽培された歴史があるそうですが、最近ハーブとして見直されてきたもののまだ野菜としての地位は獲得していません。


朝市の八百屋さんで

タンポポがないかたずねました
ありました!

まぎれもないタンポポです
フランス語ではタンポポは”ピッサンリ”といいます
野菜ケースの側面に張ってあるラベルには

”PISSENLITS”と記されていました

このタンポポはロアール地方で採れたようです
朝市で買ったタンポポを

ホテルで洗って食べてみることにしました
このタンポポは

葉の根元が白いのが特徴です
選別したタンポポ
葉の形がわかるように並べてみました
この葉の形は切れ込みが深く

日本でもみかけますが

太陽の光を強く浴びるところに多い形です