韓 国 南 大 門
韓国のハングル文字

 産経新聞の正月記事に黒田勝弘氏の大変面白い記事があったので、早速取り上げさせてもらった。黒田氏は韓国滞在が長く、毎回韓国に関する記事を面白く読ませてもらっている。
彼は、単なる滞在記者だけではなく、ハングル文字にも熟練しており、歴史にも強い関心も有している。

 遠慮のない、意見も見かけるが、反面、かの国に対して、大変な理解と愛情を持っている人だ。この国のハングル文字の歴史は意外と短いらしい。いろいろと歴史があるので、どれが本当の歴史なのか、ここでは述べるのが目的ではなく、この国の若者が、漢字に親しみが薄くなり始めているのは、どうやら本当らしい。

 しかし、この国には、「悠々自適」「天高馬肥」などはよく使われているが、勿論発音はハングル音だ。しかし、漢字に好きな日本人とは、まったく解釈が異なるのが、面白い点があることを知った。たとえば、[八方美人]は、日本では誰にでもいい顔をする人間といって否定的だが、韓国では対人関係がいい人としてほめ言葉になっている。

 あるいは「白衣従軍」など、日本では目下使われないが、韓国ではよく登場するらしい。とくに、政治向きがそうで、大統領選で敗れた候補などが、今後の身の振り方を聞かれると、神妙な顔で「一兵卒になってがんばりたい」と言ってこれをいう。

 日本では、昨年を象徴する漢字として「」が挙げられていたが、韓国では「自欺欺人」だった。「自ら欺すことは人を欺すこと」と表現する。新年にあたり李明博大統領は「時和年豊」を掲げている。「世が平和で豊かな一年に」という意味だろうが、平凡だが古今東西だれでも年頭にはそう願うものだ。

 以上黒田勝弘記者の記録だったが、ハングル文字は、親しい中国政府や中国人に理解されるのだろうか。面白い現象だと思うが、北朝鮮も、同じハングル文字が使われており、表現は多少異なるらしい。金正日閣下が、韓国の大統領が新任して、必ずしも北朝鮮一辺倒ではないので、ひそかにお世辞を使っているような記事が出ていたが、さて今年の両国の駆け引きは、どうなるか、大きな興味を引く年になりそうだ。

 独裁国家が何年も続くのは、世界でも稀有の事例になりそうだ。
韓国には隣の北朝鮮が何時攻めて来るかも知れないという警戒心が未だに解けないでいる。

 先日もスポーツの選手が9名、なんとか2年間の兵役を逃れようとして、徴兵検査を受けないでよい方法を講じた結果、全員逮捕されたと言う記事が出ていた。現在も韓国の青年には、徴兵と言う義務があるようだ。緊張緩和対策はいろいろ講ぜられているようだが、未だに、いつ何時攻撃されかも知れない不安定な状態に置かれている韓国政府には同情する以外にない。それと比べたら日本国は安全な国であると表面は置かれているが・・・・・

 現在韓流ブームと言う言葉がはやっているが、中でもヨン様ブームが日本の女性にもてている。ヨン様が映画撮影中に怪我をしたと言っては、嘆き悲しんでいる様は老人には納得できないのだが・・・

 226日のニュースによれば、北朝鮮は初めてアメリカの交響楽団の発表会が行われ、金正日閣下が出席するかどうか、注目されていたが、欠席したようである。何事も金正日閣下が話題になる国だが、独裁国家は常に彼の動きが話題になる国柄である。

  平成20年3月6日               石 井 立 夫