大 宇 宙
火星からE−メール

 火星から7年後にE−メールが来る予定になっているらしい。まるで夢のような話題が新聞記事で読んだ。私は子供の頃、火星人の想像画を見たことがあるが、字際の話として、かなり実性があるようだ。25年前、宇宙人あてのメッセージを電波で送った天文学者がいる。

 太陽系や人類の存在を伝えたその“電子メール”は、すでに目的の星に到着しており、知的生命がいれば解読に成功している可能性がある。早ければ2015年に、地球に返事が届くかも知れない。宇宙人との「メール交換」は果たして実現するだろうか。まるで夢物語のような話題だ。25年前に送信、7年後にも返信来ると計算した学者もいる。 

 宇宙人にメッセージを送ったのは、東大東京天文台(現国立天文台)の助手だった平林久さん(75)。出版社から「子供たちに夢を与える企画を与える企画」を依頼されたのがきっかけでしだ。

 距離の測定は、地球から火星までの距離は、太陽から火星までの距離から、太陽から地球5Xまでの距離を引くので、平均227,936,40k/m149,597,870,k/m=770k/mあることになる。兎に角、途方も無い距離らしい。

 宇宙人探しに取り組む天文学者らで構成する「SETI(地球外知的生命探査)研究会が昨年11月、会合に参加した科学者や報道関係者らを対象にアンケートでは、「宇宙人はいると思うが、見つけるのはとても難しい」と話す。アルタイルも惑星が見つかっていないので宇宙人から返事がくる可能性はほとんどない。

 「でも、それはそれでいい」メッセージの存在を知った小学生から、応援の手紙をたくさんもらった。「子供たちの心には、ちゃんと届いて返ってきましたから」存在すると思う人は83%もいる、2進法で図形表現宇宙人へのメッセージは74年、米国の科学者らがプエルトリコのアレシボ天文台から、ヘレクレス座の球状星団M13に送ったものが有名だ。

 しかし、M13は地球から2万30000光年も離れており、返事が来るのは最短でも46000年後だ。メッセージは電波の強さや周波数を考えることで、2進法で情報を表現する。「0」と「1」の信号を全部で35個送ったとすると。35を素因数分解すると5と7の積にしかならない。

 そこで信号を5x7の従横に並べて「0」と「1」を塗り分けると、図形が現れる仕組み=イラスト。ポイントは信号の総数を単純な積にすること。平林さんの信号は6万5533(71x71x13)個で構成。

 電波信号を受信できるくらいの知的な宇宙人なら、一辺が71マスの正方形の画像が13枚現れることに気づいてくれると、期待している。数字の形式はさっぱり理解できないが・・・・・電波天文学が専門の平林さんは、旧宇宙科学研究所教授を経て今年4月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙教育センター長に就任した。

 子供たちに宇宙の不思議さや魅力を伝えようと、次のアイデアを練っている、以上が新聞記事の内容だった。とかく世の中はギスギスしているが、このような夢のある話題もあるのだと、一筆形状した次第。

  平成20年5月15日               石 井 立 夫