|
勇気あるコラムニスト
サンケイ新聞産経抄金曜日に毎週曽野綾子さんがコラムを担当している。
題名は「透明な歳月の光」として、惜しみなく、堂々と問題点を指摘し、私はフアンとして
尊敬しているコラムニストの一人である。
彼女は敬虔なクリスチアンで、その行動力は、遠くアフリカの地に度々訪問し、そのコラ
ムを読む度に世界には、今時信じられない貧困な生活の事実があることを知らされた。
平成16年11月19日の「拉致問題」「こじらせた責任の追及を」の副題がついている
コラムを読んで、勇気ある内容には感動すら覚えた。
実名を挙げて記事を書くことは、何となくヘジテートするものだが、本日の記事には「田
中真紀子」元外務大臣の無責任ぶりが書かれていた。
私は、彼女が小泉内閣の外務大臣として起用され、能力不足のため、辞職させられた事実
は、既に全国で知られていることだが、辞職してからは、小泉総理の悪口を述べまくり、自
己の品位、品性を落としてまで、なお選挙区のお国では人気があることの不思議さを痛感、
だから女性は使いにくい代表の一人ではないかと感じていた。
この記事の内容は、目下全国民を悲しませている拉致家族の問題である。
その代表的な横田めぐみさん夫妻の悲しみは全国民の同情をかっている。
先日日本の外務省の役人と付き添って行った医者、警察、その他専門家多数が北朝鮮の首都
平壌で拉致家族の最終的の交渉を行った。
結論は多少の善意を感じたと言う報告があったが、内容は従来のものと、ほとんど変化は
なく、果たして先方に誠意があるのか、最早我慢の限界に来ているので、経済的制裁を考慮
すべきだとの政府側の議論が出たり入ったりしており、一般国民も我慢の限度が来ていると
の声が大きくなっている。
拉致された家族の悲しみと心配はおそらく限度に来ていることに違いないのだ。
田中真紀子氏が外務大臣のとき、金正日の息子が偽のパスポートを使用し、密入国した事件
があった。実はその人物は本物で、名前は金正男という紛れもない人物であることが分かっ
た。偽のパスポートで入国をしたのであれば、例えその人物は、当然密入国者として、不法
入国者なのだから、ゆっくり裁判まで何年でも留まっていただき、その間にさまざまな外交
ルートを通じて何故、彼の存在を切り札に使うことをしなかったのか、曽野綾子さんは、ず
ばりその点を突いている。
実際は田中真紀子外務大臣は、とかく面倒を起こしかねない人物を、大急ぎで送り返した
のだ。真に無責任の一言に尽きる処置をしてしまったのである。
曽野綾子さんの言葉は田中真紀子氏のことを下記の通り書いていた。
「田中氏は、拉致問題をこじらせた大きな責任者だ。少なくともこれだけ外交に才能のない
人を閣僚にした総理の責任は、やはり人を観る眼の欠如という点で大きいだろう」「私は田
中真紀子」という方を知らないから、新聞記事を読む限り、ジャーナリストとしてなら軽薄
にしても機転がきき、見出しのつけ方も上手で、取引先にも浸透力の強い才能のある人のよ
うに見える。しかしこういう人に政治をされると、国民は大きな経済的ロスや長年に渡る苦
悩を背負わなければならない。二度とこのような賢さのない人が閣僚になどならないことを
望む。そしてマスコミはもう少し記憶をよくして事件にかかわった人たちの言動の責任も追
及すべきだろう」真に卓説で勇気あるコラムニストである。
石 井 立 夫
|