舞 文 曲 筆

 ブブン・キョクヒツと読ませるらしい。小説家山本七平氏の『私の中の日本軍』(下)のP78に百人斬りなどは、小生の刀の性能の上から、まず大疑問を感じており、新聞記者の舞文曲筆、まずは立川文庫の講談と受け取っていました・・・・・・・。

 この熟語の意味は、文字をもてあそび、事実を曲げて書くこととあった。[広辞苑から]私はこの熟語は熟知していなかったが、私はいつも感心させられるのは、小説家はまことに語彙が多いことだ。知らないことは、知らなくてよいのではなく、常に勉強するべきであると言うことだ。今更ながら恥ずかしい思いをしている。

 さて、この題名については、ジャーナリストの心構えが如何に大事なことかを痛切に感じいている。8月30日の総選挙の結果、民主党が308議席を獲得し圧勝した正に圧倒的な勝利であった。自民党は壊滅的な打撃を受け惨敗した。アメリカの新聞にも大きく取り上げられていた。
Land slide Japan Democratic Party 圧倒的大勝利との表現だったと記憶している。この際民主党のマニフェストには十分考えられていた文面が記されており、自信たっぷりの様子だ。自民党側は大敗退から何かと、つまりアラ探しを切り返しているが、その様子はTV、新聞面などで繰りかえされているが、簡単には探し出しえない様子だ。

 もし一点でも探し出すことがあれば、それこそ題名の舞文曲筆に該当するのではないかと懸命になっている様子が伺える。世間の風評でも、自信たっぷりの民主党の受け答えは、一部疑問の目で見ている様子だ。

 たとえば、全国の道路の有料を無料開放とか、従来の常識では考えられない政策を打ち出しており、大丈夫なのかと素朴な疑問を持ってみている。地球温暖化防止についても、自民党は8%の線を出しているのだが、いきなり25%の案を出している。

 その他多くの施策を自信たっぷりに発表しているが、鳩山党首の説明では自信たっぷりで納得のいく説明がなされており、現在ではお手並み拝見という状態だ。マニフェストは、各党が発表しているが、従来は、いざ実行の面では多少の不手際があっても大目に見ていたふしがあったが、今回はそのような面は見当たらない感じがする。

 世界の様子はいつ大きな問題が発生するか予断を許さないが、鳩山新総理大臣はその場合の対応はどのようにするのか、アメリカ政府の場合は、発足後80日ぐらいの余裕を見て、新政府を見るという習慣があると聞いているが・・・・・・・。

 9月16日に新内閣が発足するが、我々は大いに関心をもってみている状態だ。
50年以上も続いた自民党政権だったが、新しい民主党がどのように変化の激しい時代を処理できるか重大な関心を全国民が見ているのだ。頑張って欲しい・・・・・・。

  平成21年9月10日               石 井 立 夫