夏を思わせる季節

 夏の季節に似た新緑の候になった。陽気もまるで夏の温度を思わせる。
自分の健康状態も何事もなく推移している。この様な状態はまことに神に感謝する要があるのではないかと思う。慢心さえしなければと思うことしきりである。これ以上の願い事は望むべきではないと思っている。

 心にやましい事はないかと問われれば、今はないと応えることにしている。
年齢にこだわるのではないが、友人の多くを失い、残りの友人の消息を・・・・・・・・
ふと尋ねたくなったりする。

 浅草のカメラ屋の息子で、事業を引きついでいるのかな・・・・とふと思ったのである。戦時中軍隊に入隊していた時、ふと面会に行った事があった。それ以来遇っていないのだが、事業を引きついでいるのかな・・・・とふと思いだした。私も最近はめったに外出する機会がない。
電話があるではないかと、ふと考えたりするが、それも実行していない。
己の意欲のなさで、いまだ実行していないが、最近不思議な事に、やっとその気になった。小さな鉢にシャボテンをたくさん育てていて?なにしろ風変わりな男であった。
その趣味は引き続いているのかな・・・・と思ったりしている。

典型的な浅草子で、カメラ屋の事業と趣味とをいまだに持っているのかな・・・と思ったりしている。

 反対に私の事を善意で注意してくれた友人でもあった。上海から東京に出てきて、まるで田舎育ちの典型的な男であった。善意に忠告して呉れていた人であった。まだ健在でいるのかな、と思ったりしているが、何故急に思い出したのか今では分からない。
なにしろ戦前の話だから夢のような話だ。

  お互い名乗り上げても思い出してくれないのではないか、然しもっと悪い夢は生きているのかな~と思ったりしている。
なにしろ戦争を境にしており、65年以上もたっておるからな~・・・・・・

  太平洋戦争を挟んでいる話だからな~と現在では笑われるかも知れない事だから・・・・
この様な世迷い事を最近思うようになってきたが、これも高齢化の一つの現象化かも知れない。しかし自分では絶対にボケではいないと思っているのだから、始末に困っている。

 本人は真面目に考えていると信じているが、世間ではいささかボケが始まったのではないかと言われるかも知れない。絶対に自分では信じているのだからな・・・・・・・
追加記事“かれが一度衰弱して保養所へ入院していたことを思い出した。
その時電話をしたが、家族が電話に出られないと言われた事を思い出した。
それ以来連絡していないことを思い出した。         

      平成23年6月4日             石井 立夫