北京天安門広場

 この言葉は中国語であり、ママフフと発音する。この意味及び使い方を下記に詳述したい賄賂コンサルタント業大繁盛?最近日本では賄賂を使って、お役所関係の仕事を有利に回してもらうケースが少なくなりつつあるが、コンサルタント業として堂々と看板をだしている国がある。

 これは中国での話しだ。平成18年3月13日の産経新聞からの記事から拾った
いかにも中国ならあり得るだろうと思った。私は中国上海市で生まれ(大正9年)18歳(昭和12年)まで育った。上海では戦前の英国租界に育ったのだが、馬馬虎虎という言葉を習得し、実際に使っているケースに何度も経験した。

 中国が1949年共産党国家になっても、当然言葉として残っているのは、想像していたが、新聞の記事から、この言葉はしっかり残っており、今なおちゃっかりと生き続けていることを確認した。この言葉の意味は「適当な・・・いい加減な・・・」という意味で使われていたが、良く耳にした記憶がある。

 私が覚えているのは、全てが日本人に対する悪意で使われていたのではなく、普通の場合、例えば、仕事をさせても、商売をしても、ごく普通に使われていた。とにかく全てが馬馬虎虎が中国人の習性を表す言葉だった。

 新聞記事の内容によれば、ある邦銀幹部が半ばあきれ顔で言った。「知り合いがね、賄賂コンサルタント業を立ち上げるというんだよ」そんな職業が?とこちらも絶句したが、場所が中国と聞いて納得した。なにしろ、中国では日本の口利き政治など足元にも及ばない。
とりわけ、地方政府・共産党委員会に賄賂は付きものといわれる。

 ところが、慣れない進出企業はだれにいくら渡せばいいのか分からない。そこにコンサルタント需要が発生する。国有企業,金融と並ぶ三大改革として汚職政治を断行したのは,朱鎔基前首相である。だが、あの豪腕をもってしても、その実現は不可能だったわけだ。
さすが法冶より人冶の国らしい。

 中国では成長の原動力を担う外資が、競争力の弱い国有企業を直撃してきた。その経営人は党地方幹部が占め、国有商業銀行はここに膨大な不良債権を抱えた。背景には癒着と利権まみれの「金融社会主義」の姿がある。それらを根絶せねばならない。それなしに政府・党への不満が制御できない状態にまで来ている。

浦東の近代化風景 ガーデンブリッチ

 急成長がもたらす農村部は格差や歪を是正をしないと、不満解消は深刻な問題にまで発展する気配がある。それに北京五輪、上海万博があるから、ますます土地の買い上げが激しくなり、対農村部との対立は増えることはあっても、減ることはない。

 ここに賄賂コンサルタントの動きが堂々と活躍の場がある。しかも馬馬虎虎の習性があるので、存在の意義がますます増える傾向があり、活躍の場が存在するのではないか。全国人民代表大会は、急成長が齎す農村部を含めた格差解消を重大案件として報道されていたが、地方へ行くと、このような怪しげなコンサルタント業が繁栄する。

 中央政権がこの格差を大声を出し宣言しても、地方へ行くと馬馬虎虎が通り、地方の党員は、堂々と賄賂を要求する風習が残っているからこそ、堂々巡りを繰り辺しているのが、現状らしい。

                           石 井 立 夫