カラオケで日本語を勉強

 平成十八年の国会で教育基本法の改正が問われ、目下激しい審議が続いている。中味は
愛国心をどのような形で入れるか、まことに恐るべきことが審議されている。
日本人が自分の国を愛することは当然のことと思われるが・・・・・

日本の国歌を否定し、日の丸の国旗に敬意を表することを拒否して起立しない先生がいるという話を聞くが、やがて団塊の世代には消え去る運命を迎えるだろう。

 五月場所の大相撲で優勝した大関白鵬に関する面白い記事が出ていたので、掲載してみたいと思った。彼は蒙古人であり、彼のお父さんは蒙古では相撲の横綱を張った人であり、オリンピックでのレスリングで銀メダルだった人だった。

 出世の早い相撲取りで、早くから注目された人だ。今回は絶対に優勝する相撲だと評判が立ち、かなり緊張して番組をこなして行ったと思う。見事に目的を達し、立派に優勝を果たした。その堂々たる相撲の態度は、多くの相撲フアンを沸かせたものである。

 大相撲の千秋楽の日は、優勝者は勿論、全員が起立し自衛隊の演奏する国歌「君が代」を唄う慣わしがある。私はまたもや日本の国歌を歌えない人が優勝したと、心の中でいささか嘆いた。ところが白鵬の唇を見ていたら、ちゃんと唄っているではないか。
驚きと嬉しさと双方の気持ちを持った人は私一人ではないと思った。

 産経新聞の産経抄のコラムによれば、今場所は新入幕の杷瑠都(エストニア)の快進撃も見事の一語に尽きる。もっと日本人力士の活躍がみたい、なんて発想はそろそろ変える時期なのだろう。作家の小林照幸さんが、大相撲メジャーリーグ説を披露していた。たとえば朝青竜、琴欧州、春日王はそれぞれモンゴル、欧州、韓国の相撲の王者だった。そのようなトップ選手が集まった大相撲は、メジャーリーグ同様世界最強を決める舞台だ、というのだ

●もともと達者な日本語には定評があり「全身全霊」と言った四文字熟語や敬語を使いこな す大関は、言葉をカラオケで日本語を勉強したと言うではないか。
●野球、相撲どちらも国籍で差別されることのない完全な実力社会でありながら、日米両国 の国柄、文化を映し出した国技でもある。だからこそ、イチロウーや松井は帽子を胸に当 てて、アメリカ国歌、国旗に敬意を表する。

●残念ながら、今回ドイツで行われるサッカー世界選手権に出場する選手は、国歌斉唱の際 に、胸に帽子を当てる姿を見たことがない。一人日本国籍を取得したブラジル出身のサン トス選手だけが敬意を表している。彼らは不幸にして、そのような教育を学校で受けてい ないのだ。勝負の世界に是非とも勝って欲しいが、礼節も習って欲しいのだ。

日本人のスポーツ選手はどうやら世界レベルに達しつつあるように見える。だからこそ、世界的に通用するマナーも学んで欲しいと思う。

二十一歳で風格も来場所横綱をねらう資格は十分だ。日本語をより達者になって欲しい。 七月場所が大いに楽しみになってきた。
 最近は頑張れと言う言葉は敬遠されてきたという。極く普通であればよいのだという。
 
冗談ではない、スポーツに限らず、何事も頑張り精神が金メダルに手が届くのではないか とご老体は思うのだが・・・・・・

                           石 井 立 夫