超 金 満 家

 平成18年6月17日のニュースを見ていたら、アメリカのビル・ゲーツの引退発表のニュースが発表されていた。世界一の金満家の引退(二年後)を予定しているらしいが、コンピュータのマイクロソフトの発案者として、一躍世界の業界を席巻し、従来のIBMが我々の知るところであったのを、見事に引っ繰り返したことは,余りにも神話的な部門に属するのではないだろうか・

 「創業者が後進に道を譲ることは、「生きながらの葬儀」のようなものだから、引退の美技などめったに拝めない。会社に自分の人生を賭けた分だけ愛着があるし、後を引き継ぐ頼もしい人物も見当たらない(産経抄)」アメリカの富豪が引退後慈善事業に専念すると言う話はよく聞く話題だが、彼はそれに専念するらしい。アメリカの場合,相続税が、かなり免税になるメリットもあるらしい。

 日本の松下幸之助氏が、松下政経塾に私費を投じて日本の将来を担う人物の養成に捧げ、目下多数の卒園者が、日本の政治家として活躍している現状は、多くの日本人の知るところであるが・・・・・現代の日本での話題になっている村上某の村上ファンド、ホリエモンのファンドと比較すれば、問題にならない,桁違いのものである。

 しかも彼らの言い分は、金を儲けて悪いのか?と言う程度の金銭感覚しか、持ち合わせていない、誠に貧弱なものである。現代の日本人の全てが、この貧弱な金銭感覚に汚染されているのだはないか?と嘆いている有識者の声が出ているのが現状である。

 ビル・ゲーツ引退の予想段階の予想記事ではあるが、彼に対する評価と批判があるが、後を追う新規I・T企業のGoogle(グーグル) YAHOO(ヤフー)の追い上げが激しく、マイクロソフトの経営環境の厳しさも反面あるらしい。

 アメリカという国には、天才的な人が現れ、例えばグーグルの場合は、二人の大学生が創設したI・T産業で、現在はグーグルに関する「完全活用本」まで出版されている。検索サイトの圧倒的な情報量、精度の高さが関心を集めている。私もその機能を有効に使いこなせていない。

 グーグルはただの検索サイトではなく、「人工知能」「マイナス検索」「OR検索」といったワザで、検索結果を絞り込むのは勿論のこと「画像検索」から「翻訳・英文添削」「通販の価格比較」まで、仕事、日常生活のすべてに対応するとまで宣伝されている。日本では現在のところ、YAHOOの方が力関係は強いらしいが、とにもかくにも、I・T産業の現状は想像もつかないくらい、激しいものだ。

 所謂情報社会化する現在の世界的な傾向は、表向きは共産主義国である、中国でも、電波の波はシャット・アウトできない。中国は電波の流れと、内容を制限しているらしいが、何れは制限を設けることを防ぐことは出来ないだろう。

 外国語に弱い日本人には、翻訳機能が満たされれば、その利用度は限りなく、利用されることになるだろう。反面日本人の有識者の中谷 巌氏の言によれば、「日本知らぬ日本人」をなくそう、というタイトルで、非常に厳しいコラムを発表していた。

 その中味の一部を紹介して見る。英語だけでは国際人失格、伝統芸能に親しみもっと尊敬されぬ自国文化を語れぬ国民、例えば「侘び」「寂び」など日本文化のエッセンスについても、関心を持っている外国人は多いのに、それについて詳しく語れる日本人は決して多くない。

 現在英語習得問題が語られているが、現在の中・高生の教育問題が、しばしば話題になるこのような問題点を挙げつろう言葉が、声高に叫ばれる時代に対応できるI・T産業の選択も、意外に深刻な影響を与えることも考慮しなければならないのではないだろうか。

                           石 井 立 夫