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| 拡大EUのコスト膨張 |
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EUとは欧州連合で27ケ国で一つの体制となって、新たにルーマニアとブルガリアの新規加盟によって、2ケ国加盟により、現在各言語の通訳業務に莫大な出費を強いられているようだ。 |
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EUの公式言語は現在23に上り、正規・臨時通訳者は5,500人、通訳予算も年間10億EURO(約1,570億円)に上る。3年後にはクロアチアの加盟も見込まれており、EUは新たに建築する庁舎の通訳ブースを21から30に増やす。 |
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欧州委員会のフイゲル委員は「言語の多様性はEU文化の豊かさの証し」と強調しているらしいが、小国の言語同士の通訳者は不足気味で、現場では悲鳴が上がっているらしい。例えば、オランダ・ギリシャ語間の通訳は英語を仲介させる「リレー通訳」に頼らざるを得ず即時性が求められる各種会議や記者会見は“修羅場”と化すらしい。 |
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小国言語は大会議以外では通訳されないケースも多く、小国の政府高官が自ら英語を口にすることもしばしばあるらしい。ただ、粗末な英語を使われる結果、議論が“迷走”することも少なくない。ラトビア政府代表が「わが国はEUの“お飾り”ではない。 |
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意見は他国にしっかり聞いてほしい」と主張するように、中途半端な英語を使わざるを得ない“悲劇”を口にする加盟国は多いらしい。一方、EU本部はブリュセルだが、欧州議会は仏ストラスプール、欧州中央銀行は独フランクフルトと機能は分散したままで、行き来が大変なこともあり、整理統合を求める声があがっているが一向に進んでいない。 |
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域内人口が5億人に膨張したEUは、統合の成果を強調するが、使用言語や庁舎の乱立ぶりをみる限り、完全統合への道程はなお遠そうだ。このような傾向はアジア地区でも多少の動きがあるように見えるが、例えば、北朝鮮と米国の直接交渉スタイル、日本と韓国との関係、中国の極端な膨張政策の憶測、インド、パキスタン、ヴェトナム、タイ、ビルマ、インドネシア、諸国の内政問題は、それぞれ問題を抱えており、EU諸国のような連合政策は、各国の希望ではあるだろうが、見込みは簡単ではないようだ。 |
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日本は参議員選挙を控え、内政問題を抱えており、どの政党が勝利を勝ち取るか、不明だが、何れ内政問題は、ある程度見通しは出来るだろう。経済問題もアジア諸国の中では、安定しているが、教育問題、憲法問題、年金問題、など問題を抱えている。 |
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アジア諸国から見ると安定度は抜群であると信じている。台湾人で日本に在住している金美麗さんに言わせると、日本ほど格差の少ない国はないと断言されている。しかし、残念ながらアジア諸国でイニシアテイブ(主導する)を得るほどの度胸はない。いらいらするくらいだらしがない、と思いたいくらいだ。 |
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しかも、政治家で、残念ながら英語を含め、他国語で将来を語り、交渉できる人はあまりにも少ない。このたび防衛大臣に任名された小池百合子氏は、なかなかの才媛で、外国語で堂々とアメリカ軍との交渉もできる。他にも英語ぐらいは話せる人もいるが、アジア地区の人々は、殆どの大臣クラスの人は、躊躇することなく、英語で交渉するくらいの能力はもっているように見える。 |
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将来の日本の大臣クラスは、全部が少なくとも英語ぐらいはマスターできるような時代が来ているのだ。通訳問題が大きな問題になっているEU連合の問題点をみていたら、近い将来はEU連合の問題だけではなく、日本国の問題まで発展しそうだ。 |
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世界的な語学は、残念ながら現在は英語が共通語になっている。まずい発音であっても、どうやら英語教育の必要は、将来のことを考えると、大事な問題点になりそうだ。 |
| 石 井 立 夫 |