|
延命十句観音経講和 原田祖岳 大蔵出版 第一節 十句観音経と一切の宗教 わずか42字に最高の宗教、究極の哲学、実行方法が備わっている結構なお経です。 第二節 十句観音経と白隠禅師 白隠禅師が十句観音経を信仰し多くの人々に奨め、延命十句観音経霊験記を大名に送付。 第三節 十句観音経の由来 112代霊元天皇(江戸時代)が比叡山の僧に命じ、「簡単で功徳深き経」を献上させた。
① 本議第一節~信仰の要諦、宗教の真髄 一 観世音 「観世音」と大声でどなってごらんなさい。自己即活観音の叫びです。 二 南無佛 命を投げ出して仏に帰する。観音様は世間の声を完全に聞き分ける大人格者。 観世音菩薩というのは、異人に非ず、実は皆さん方のことですよと天桂禅師(200年前)がいっておられる。皆さん方は妄想の衣を着た観音様である。観音様を拝むのは自分が自分に拝むということです。人の悪口をいうというのは、皆自分に悪口をいい、憤慨するのは自分に憤慨しているのとおなじです。
② 本議第二節~哲学、理論的根拠、仏教経典の大綱が次の4句の中に尽くされている 一 与仏有因、与仏有縁、仏法僧縁 二 常楽我浄 観音様には、常徳・楽徳・我徳・浄徳の四つ備えている。仏の数は3千あるが要約すると四つになる。 常徳は、観音の御徳はわれわれの心次第、清らかな信心さえ発これば必ず慈悲を垂れてくだされる。常住不変にそれぞれの信心に応じて映ってくださる。 観音の常徳を養う方法は、無常を観ずる時である。朝には紅顔の美少年であっても夕には、白骨となる喩え。人生ははかないものでるから少しでも他人のためになろう。 楽徳は、苦の娑婆とはよくいったもので人間の一生は苦の連続、苦の歴史である。殺生、飲酒、邪淫、などは問題にならない悪徳である。釣りとか、将棋はえ苦といって、苦しみの中に入れることに相場が決まっている。真の楽徳は、この世は苦であるけれども、正しく辛抱すれば、苦の世界が楽しみの世界になる。 我徳は、第一に我見を除くことです。何事をやるにも無我の境地でやれば成就できる。釈尊は「世界中に存在するありとあらゆる衆生は皆我が子である。」といわれている。 浄徳は、身体を清浄にすると共に、心を清浄にしてこの世を浄土にする。掃除が大切。
③ 本議第三節~実行の要訣、日常生活の心得 一 朝念観世音、暮念観世音~46時中観音を忘れるな、無我の大慈悲心。要訣が座禅心。 二 念々従心起、念々不離心~魂を籠めてやる。一念一念は観音の悟り、無我心で読誦。 |
|||||