| 日野原重明(95歳) 健康法 生き方上手 聖路加病医院長 1 食事 一日の摂取カロリーを1300カロリーと決めている ① 朝食 3種類の飲み物 ・ 100%の果物のジュース、植物油を大さじ1杯(肌のハリ) ・ 冷たい牛乳 ・ コーヒー入りの温かいミルク、レシチンのパウダー大さじ一杯、 バナナ半切れは時間に余裕のあるときにプラス ② 昼食 冷たい牛乳一本とクッキー2~3枚 ③ 夕食 肉より魚を、野菜たっぷり ※ 例えば、カニ玉、生の南蛮漬、ナス田楽、冷奴(半丁)、グリーンサラダ、浅蜊のおすまし、漬物、ご飯(茶碗半分) ※ いつもは大皿に盛った料理を、自分の必要量だけ少しずつとっていただく。 ※ 食べ過ぎという無駄が体には一番よくありません。腹七分目を心掛け、会食でフルコースがでることが分かっていれば、はじめからお皿半分を残すように最初にナイフで半分だけ切り分けて手をつけないようにしています。 2 体重 20歳のころの体重を維持するのがいいと言われている。 体重は毎日計り、3週間で太ったのならその後の一週間をかけて、元の体重にもどすようにしています。 3 朝の体操 ① 腕立て伏せを5回~ 自分にとって最適となる高さのテーブルを利用 ② 胸の運動、胸を開いて腕の上げ下ろしを5回 ③ 体を曲げられるところまで曲げる。左右5回 ④ 首の関節の運動~風呂に入った時も欠かさない。首関節の柔軟さは若さを表わします。 大きく見上げたら、グッと下を向く運動を5回 ⑤ 顔を左肩につける気持ちで一杯に傾け、右も同様、自分の真後ろを見るつもりで、ゆっくりと首を後に向ける。最後に首を回す。いずれも5回 |
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○ あるがまま行く 日野原重明(1911年山口県生まれ) 朝日新聞社 第一章「生み、育てる」ということ ① 人が生まれることの根源的意味 この世に生まれて、与えられた命をどう育てるか、宿題を与えられたと考えたらどうでしょうか。自分をどのように作りあげ、永久の眠りにつくその時、生まれてきたことに対してどう感謝して死ねるのでしょうか。 ② ハビングではなくビーイング 人の評価の対象は、何を持っているか(ハビング)ということと、どういう人間であるか(ビーイング)です。私たちは宇宙から投げられた「私」というボールを、人生の終りに、どこに向けてどう投げ返すべきなのでしょうか。 ③ いい遺伝子を呼び覚ます 人は3万2000もの遺伝子を持ってこの世に生まれてくるのです。半分は父親から、もう半分は母親から受け継いで。しかし、どの遺伝子がスイッチオンになるかは環境次第です。 ④ 孫に教え、孫から学ぶ 「彼らをあなた方のようにすることを求めてはならない。あなた方は弓であり、あなた方のこどもは、あなた方から飛び立つ矢である」 第二章「学ぶ」ということ ① 自立をうながす入学式に 親か何でもやってやらなければならないこどもに育てないでほしい。 ② 自分の学びの計画を立てる 「人に配慮することが習慣的にできる人になれ」 ③ 「教える」ことを学ぶ 「教える」経験は「教わる」経験以上のものを得さします。 ④ 大学で何を学ぶか 教師の人間的感化力が学生に及ばないような高等教育機関は、まさに北極の冬のごときものである。 ⑤ 「死」をこどもの時から学ぶ リンゴに種があるように、人は皆、死の遺伝子を持って生まれてきます。 限られた人生を積極的に覚悟を持って生きる。「死」に誘う風が吹いた時には、葉っぱのように静かな心で風に乗ることができれば、と思います。 ⑥ 命の「使い方」を学ぶ 「何のために長生きするのか」を最と家庭で話すべきです。 ⑦ 死は「電池切れ」のように突然やってくる ⑧ 真の勇気を学ぶ 実行する勇気、退いて辛抱する勇気とを兼ね備えた真の勇気を目指してほしいのです。 ⑨ 武士道に学ぶ 善悪や正義の観念を吹き込んだのは武士道だということに気がついた。 ⑩ オリンピックの精神に学ぶ プラトンは、人間の持つべき四つの徳として、知恵、正義、節制、勇気を挙げている。 第三章「愛する」ということ ① 友への愛情 「どうぞ悪化しないよう、いたみのないよう祈る。歳をとれば遅かれ早かれ老化の不便さは免れない。仕方ないね、忍んでいく他ないね」と。「字がかすれ、曲りました。齢です」 第四章 「習慣を見につける」ということ ① 考える習慣 さまざまな出来事を正確にとらえ、分析し、原因や成り立ちを考えていくことが好奇心を育てるからです。その好奇心こそが、人を若く保つことにほかなりません。 ② 集中する習慣 鳥や動物は、飛び方、走り方を変えることはできない。人間は、自分の意思と努力によって、新しい自己を形成することができる。 ③ 習慣が人をつくる 「人間というものは自分の「運命」は自分で作っていけるものだということをなかなか悟らないものである」。前向きに、何でも楽しむ気持ちが大切です。「運命」を「性格」や「健康」に置き換えて、自分の中にある言い訳やあきらめに向き合って下さい。 ④ 貝原益軒の教え 一番よく知られているのは、養生訓の中で「腹八分目」と「よく歩く」のすすめでしょう。生涯を通しての楽しみは、自然観賞の旅と読書と、歌舞音曲、そして人生を楽しむ哲学でしょう。食事のほかに、気を和らげ心を平らにして、「気を整える」ことの大切さも強調しています。 第五章 「働く」ということ ① 何のために自分の仕事を選ぶか 人生の生きがいは結局、仕事から得られるのではないでしょうか。その仕事をどう決めるのか。夏目漱石は、第一に、仕事の中に興味が感じられるもの。第二に、世の役に立つこと。第三に、自分を曲げずにできるものと考えました。 ② 生涯の仕事を持つ幸せ 心から好きな仕事、使命を感じる仕事が得られない場合があります。そんな時は、生きがいのあるボランティアの仕事を探す道もあります。※65歳で定年退職してから、無給でボランティアをやっています。~自分の時間をどれだけ人のために使うか。 ③ 人の心にふれるボランチィア 人間とは人と人との間を大切にし、人はどう生きるべきかを自分自身でデザインすべきなのです。 第六章 「老いる」ということ ① 寿命について 「貝原益軒」は、「老後は若き日より月日の速きこと十倍なれば、一日を十日とし、十日を百日とし、一月を一年として、喜楽して、ただに日を暮らすべからず」 熱中することを見つけ、ただに暮らすことなく、自分の未来のために、何かを創めてほしいものです。 ② 創める力 彼は軽飛行機の50時間の操縦訓練を終え、八十歳で免許を取った。 第七章 「人を治す」ということ ① 病院に行く前の心構え 受診前に、自覚症状や今までの検査値をよく頭にとどめて、要領よく医師に伝えられるように準備しておいてほいしのです。 脈拍数、血圧値、体重の変化や便通の回数など、まとめて文章にしておきましょう。 ② 笑いの効能 八月八日は「ワサハッハ」という「笑の日」だそうです。いろいろな苦しみがあっても、相手に思いやりを持って笑顔で接する、それが成熟したユウモアです。それが見る人々の心に安らぎを与えたのです。ガン細胞や膠原病の進行が抑えられます。 ③ 健康感を持って生きる 健康とは、自分自身で「健康である」「さわやかだ」と思えることではないか。朝起きたとき、さわやかな気持ちで目覚め、「今日は○○がある」などの希望を心の中に抱いて一日を過ごせることが大切ではないか。健康の健は、人編に建物の建をあわせて、人が自立して安定して立っている状態、康は、心の平静を意味します。 ④ パスカル「人間は考える葦である」の賭け 「信仰とは一つの賭けである。どうしても選ばなければならないとしたら、損害の少ない方にかけなさい。だからためらうことなく神はあるという側に賭けなさい」 第八章 「死ぬ」ということ ① 生には「死」が混ざっている 「体の中の白血球は、骨髄から毎日作られ、ひと月たったものは死んでいきます。体の中では日々、部分的な死と生が繰り返されているのです。生まれたときからずっと、死は入りこんでいるのですから、いつそれが全体を覆っても不思議はないのです。齢を重ねるということは一番の利点は苦しまないで死ぬことだとプラトンはいっています。最後に、自分が生まれてきたことに感謝して、大地に帰ればと希う心なのです。 ② 憎しみの連鎖を断ち切るには 反撃は憎しみの連鎖を生むだけです。相手に変わってくれと望より、相手を許し「私」が変わるなら、それによって相手も変わるのです。許すことによって心が救われます。
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日野原重明 100歳の金言 日野原先生50の言葉集 ダイヤモンド社1300円 はじめに 朝はかならず来る~希望の朝がかならず来ることを信じてー 100年という長い人生で、ぜひお伝えしたい50の言葉を書き残しまいた。 ○ 自分の道を歩むために 1 いのちは時間 いのちも時間も目には見えないけれども、この世に生れてから死ぬまでの時間は、すべての人に平等に与えられています。いのちの時間をぜひ人のために使ってほしい。 2 幸福は心のなかに~与えられたいのちを感謝し精一杯生きる あなたは心に幸福感がありますか?謙虚な気持ちや、感謝することを忘れていないでしょうか?恵まれた環境を当たり前のことと思いがちです。幸福は心のなかにあります。 3 3つの「V」をもつ~いのち、生き方をあなたがデザインしなさい。 第一はビジョン・目標・展望。第二はベンチャー、勇気ある行動。第三はビクトリー、いつかは夢を勝ち取る。100歳になっても、第一のVの目標を掲げスタートラインに立ちます。 4 havingよりbeing わたしたちはもともと何ももたずにこの世に生まれ、何も持たずにこの世を旅立ちます。だから重要なことは、もつことではなく、人としてどうあるかということ。 5 大切なものは見えない いのちは目に見えません。触ることもできません。酸素や絆や愛、幸福もはっきり目でみることはできません。見えないものに日々感謝しながら行動する。それが「生きる」ということです。 ○ 生きがいをもつために 6 習慣がつくる 人間は決意し大で生き方の習慣を変えることができます。「習慣がつくる、体も心も」。前日疲れていても、就寝時間がどんなに遅くても毎朝六時に起床して目覚めはさわやかです。 7 達成感が生きがい どんなに小さな達成感でも、それは必ず人生にプラスに作用し、生きがいにつながります。新横浜駅の階段や勤務先の階段を利用しています。「よし5人抜いたぞ、やった」という達成感。 8 コミットメント(神と交わす約束のような、達成すべき義務のようなもの)を果たす 10年先の予定が書ける手帳を愛用しています。どうしても果たそうと自分に約束する。友人と会う、音楽会に行く、家族旅行を計画しているなど小さな約束が日々を前向きに生きようとする原動力に、きっとなるはずです。 9 いつでも人生の現役 100歳でも、いつでも現役です。年老いても、老人ではない。病気をもっていても気を落とさず、いつでも精神的に現役であれ。 10 良きモデルを見つける 理想とする先輩、尊敬すべき偉人など、人生におけるお手本になるモデルが必要です。10歳のときの主治医の先生、シュバイザー博士など医師としての生き方を学びました。 1 ○ 人との絆をつくるために 11 受けた恩は別の人へ リレーのバトンのように、思いやりを別の人へと受け渡す。すると、人々の温かい思いが循環していく。多くの人がその輪の一部に加われば、世の中は大きく変わっていく。 12 会話は高い「ラ」音で ドレミファソラシドの「ラ」の音を意識して話すようにしています。ふだんの挨拶や会話でも「ラ」の音で心を通わせましょう。低い「ド」の元気のない話はコミニュケーションを図ることが困難です。 13 笑顔は最高のお返し(あかちゃんのような無垢な笑顔ができる大人になりたい) 笑顔の贈りものは、与えられた人にとって嬉しいものであるのはもちろん、与えた人にも喜びと満足を与えることを患者さんから学びました。幸福もめぐります。 14 家族の輪を維持する 家族一人ひとりがもっと自立し、節目では家族で集い、上手なハーモニーを保つ関係を築く。それが、大切な家族の輪を保持するためにも、きっと役立ちます。 15 夫婦の強い絆 妻として、秘書として、本当によく支えてくれました。心から感謝しています。今は認知力も衰え介護を受けながら入院生活を送っています。空気のようになくてはならない存在なのです。 ○ 病に屈しないために 16 病気は送り物~体のタッチ、心のタッチ、元気づける 私は京都大学医学部一年の時、肺結核で一年休学したのです。その経験から、患者さんの辛い気持がわかり、回診のとき患者さんに手をさし入れることもあります。 17 音楽は癒し あなた自身、愛する家族や友人が、病(認知症なども)で苦しむようなことがあったら、ぜひ音楽の力を活用して下さい。病んだ心を癒し、口ずさむようになります。 18 良き医師を選ぶ 体温計、体重計、血圧計は健康上の「三種の神器」といわれています。良き医師を求めるなら、良き患者になることが必要です。どんな名医でも診断に30分はかかります。 19 ストレスは鉛の棒 ストレスは、曲がった鉛の棒をイメイジしてください。いずれは元に戻ります。ストレスを素直に受入れ、時間をかけ原因を考え、友人等の力も借り心の傷を癒しましょう。 20 幸せの種を育む 幸せの種は、その姿は日常生活という地中の中に身を潜め、姿が見えなくても、やがては力強く芽を出し、花を咲かせ、実を結びます。希望をもって苦難に対処して下さい。 ○ 苦難に見舞われたとき 21 重荷のまわりをめぐる ゲーテの「星のように急がず、休まず。人みなおのれの持ち場をまわれ」の言葉を頭 2 の中に描き、悩みとともに一緒に重荷のまわりをめぐるようにするのです。 22 耐えて待つ 撓んだ竹の葉は、春を迎える頃には雪がとけて元にもどります。元通りになる日が、きっと来るのです。雪山の遭難でも一晩耐えて待つことで、必ず救いがきます。 23 平静の心をもつ 自分だけが不幸に見舞われたと思わないこと。いつも誰かと生きています。災難や事件、アクシデントに見舞われたとき、必要なのは、平常心、不動の心をもつことです。 24 分かち合う 太平洋戦争の戦時中、買出しで持ち帰った米、芋、野菜は隣近所と家族のように助け合い、わずかな幸せと、いのちを分け合ったのです。分かち合う精神が大きな力になる。 25 困難と闘い勝利する 「人生の幸福は、困難に出会うことが少ないとか、まったくないとかいうことにあるのではなく、あらゆる困難と戦って、輝かしい勝利を収めることである」(カール・ヒルティ) ○ 仕事で成長するために 26 努力と奉仕は人の倍 父の教えてくれた言葉「人の二倍の努力と奉仕しなさい。きっと人間的に成長するから」が、戦時中、毎日何百単位の患者を治療するなどの苦難を強いられた私を支えた。 27 今に全力投球 ゆりの花が何も思い煩わず、ただ美しく咲いているように、私たちも明日のことを思い煩わず、くよくよ悩まず、与えられたその日、その場、今に全力投球すべきです。 28 プロフェッションの精神 プロフェッションは「神さまに誓う、私の身を捧げます。」という意味合いが含まれています。職業を通じて神に仕え、人々のために尽くす精神を是非取り入れてくだい。 29 後悔から人は学べる 人生には後悔はつきもの。けれども学ぶことがある。目を現実からそむけず、後悔と向き合い、生きてください。(最初の患者さんに、穏やかに最後を迎えさせてあげられなかった) 30 大きな円の一部に 「小さな円を描いて満足するより、大きな円の一部になりなさい」(ロバート・ブラウン)人間ドックの導入、日本初の独立型ホスピス「ピースハウス病院の設立」日本音楽療法学会の設立などをしました。 ○ 健康で長生きするために 31 長寿の鍵「カロリー」~運動量の少ない成人男子なら、一日2000カロリーで十分 食事の内容は、朝は、オリーブオイル(大さじ1杯15cc)を入れた果物ジュースと、牛乳に大豆レシチン(茶さじ3杯)をいれたもの。昼は、牛乳(180cc)とクッキー2枚。夜は野菜(カロリーが少なくビタミン豊富なもの)たっぷりと魚を毎日食べます。糖分の多いご飯は茶碗半分程度。週に3回は、細胞を作るたんぱく源をとるため、脂肪分の少ない牛のヒレ肉を食べます。 3 32 30歳の体型を保つ 私は、168㎝より4㎝低くなりましたが、体重は60㌔、胸囲も85㎝のままです。食事の量を減らし、適度の運動をして入浴時か起床時に体重を計ることを日常行動とする。 33 運動が若返りをかなえる~お風呂に入った時、首を左右にまわし、後を振り向く訓練 階段を利用する、重い荷物を持つ、腕や足の屈伸をする、手を使わずすっと立ち上がる、毎朝、腕立て伏せ10回程度と両下肢の股を広げる運動(スクワット)をつづけ、99歳からストレッチ体操。 ※ 年齢が一番あらわれるのは、首です。 34 若さの秘訣は「創める」 「創めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くいられる」(マルティン・ブーバー) 年齢は関係なし。私は90歳デミュージカルを上演し、98歳で俳句をはじめました。 35 健康感をもつ 80歳になると5人に1人は認知症になる遺伝子を抱えて生きているといわれています。いつも心が爽やかで、日々生きがいを持って前向きに生きる。長寿とは、そうした健康感をもちながら、病と上手につきあう人生を指すのです。人間は病める生きものです。 ○ 毎日を新鮮に生きるために 36 幸せの敷居は低く 「自分は、幸せではない」と思っているあなたは、いつも自分と他人を比べていませんか。幸せとは、自分の心が決めること。決して人と比べるものではないのです。 37 災いはプラスに転ず 人生の失敗も屈辱も悲しみも、すべての体験は、マイナスではありません。エンパシー(共感する)の心のように、失敗者に共感する大切な何かを得ることができるからです。 38 幸せは精神の豊かさ ブータンの国民総幸福量のように、個人の心の幸福度にもっと関心を向けるべきです。 39 生活は質素に志は高く 住むところには、居間があり寝室があれば十分。 40 生き方に温かさを 何歳になっても、異なる世代の人々と積極的にコミュニケーションを図りながら、大きな心であらゆる境遇の人を理解しようと努める。そして、やわらかく教え導く。 ○「ありがとう」と死ねるために 41 有終の美を飾る 生きてきたことに感謝し、家族や友人に「ありがとう」といって、この世を去りたい。 42 死は生き方を表わす 私たちの体にある骨髄でつくられた白血球は、寿命が約3週間、寿命約3か月の赤血球も同じです。細胞の生と死が循環によって命が支えられています。死はとても身近な存在です。死をどう迎えるかを元気なうちから考えてほしいと思います。 4 43 ユーモアの力 奥さんは亡くなる二日前に「私は若いから、天国に行ったら、そこで誰か素敵な人と結婚するわ」と冗談を言ったのです。愛する人を失う悲しみも打ち払われました。 44 いのちは長さより質 いのちはあなたが使える時間です。時間の使い方によって、いのちの質はずい分変わってきます。 45 人のために時間を使う 死亡診断書は3000件を超えます。わたしは、お墓はもたず、樹木葬をしたいと思います。山口県に先祖代々のお墓がありますが、いずれは無塩縁仏になるからです。 ○ 未来への道をつなぐために 46 いのちと死の教育 死を通して、いのちを与えられていることの素晴らしさを知ることができる。子供を葬儀に連れて行き、死の場面を体験させる。ペットを飼うことでも良い。 47 平和をつくる いのちの大切さを訴え続けることで、平和への道が少しでも開けていくことを信じています。武器による過剰な防衛は、必要ないと私は考えます。 48 家庭は学びの場 「学校は教えるところ、家庭は学ぶところ」(福沢諭吉)家庭での小さな学びの積み重ねは、()子供たちの大切な糧となるのですから。 49 相手を恕す(じょ) 中国に「寛恕かんじょ」という言葉があります。広く寛大な心で、相手をいがめず恕(ゆるす)という意味です。銃で誤って射殺された事件でご両親は、アメリカの法律を変えようと活動されました。 50 老人が未来をつなぐ あなたも老人になったら、しなやかさをもって若い人と活発に交流し、未来への道をつないでほしいと思っています。 おわりに 運命はデザインできる 「人間はみな、運命をデザインできる」。それを原動力に、復興の道を力強く歩んでいきたいと思います。「愛する人の魂とともに生きる」という前向きな祈りに変わることを願っています。このお正月に、「100歳は ゴールではなく 関所よ」という俳句を詠みました。100歳は単なる通過点に過ぎません。次の関所へ向い、与えられたいのちに感謝しつつ、これからの人生を歩んでいきたいと思います。 あなたの人生はあなた自身がつくるものだということを、その人生はいつでも幸せにできるということを、本書から感じとっていただければ幸いです。 2012年2月 100歳の立春の日に
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日野原重明 100歳の金言 50の言葉集(抜粋~16の言葉) ダイヤモンド社1300円 ○ 自分の道を歩むために 1 いのちも、時間も目には見えないけれども、この世に生れてから死ぬまでの時間は、すべての人に平等に与えられています。いのちの時間をぜひ人のために使ってほしい。 3 3つの「V」をもちなさい。第一はビジョン・目標・展望。第二はベンチャー、勇気ある行動。第三はビクトリー、いつかは夢を勝ち取る。100歳になっても、第一のVの目標を掲げスタートラインに立っています。
○ 生きがいをもつために 6 人間は決意次第で生き方の習慣を変えることができます。「習慣が体も心もつくる」。前日疲れていても、就寝時間がどんなに遅くても毎朝六時に起床して目覚めはさわやかです。 7 どんなに小さな達成感でも、それは必ず人生にプラスに作用し、生きがいにつながります。新横浜駅の階段や勤務先のエスカレーターではなく階段を利用しています。「よし5人抜いたぞ、やった」という達成感は実に気持ちがいいものです。 9 100歳でも、いつでも現役です。年老いても、老人ではない。病気をもっていても気を落とさず、いつでも精神的に人生の現役であれ。そう提案したいと思います。
○ 病に屈しないために 16 病気は送り物~体のタッチ、心のタッチ、元気づける(※見舞にいったら手を触れる) 私は京都大学医学部一年の時、肺結核で一年休学したのです。その経験から、患者さんの辛い気持がわかり、腰痛の患者さんの腰に腕に腕をさし入れてあげます。
○ 仕事で成長するために 27 ゆりの花が何も思い煩わず、ただ美しく咲いているように、私たちも明日のことを思い煩わず、くよくよ悩まず、与えられたその日、その場、「今」に全力投球すべきです。 28 プロフェッションは「神さまに誓う、私の身を捧げます。」という意味合いが含まれています。職業を通じて神に仕え、人々のために尽くす精神を是非取り入れてくだい。
○ 健康で長生きするために 31 長寿の鍵は「カロリー」。運動量の少ない成人男子なら、一日2000カロリーで十分です。 食事の内容は、朝は、オリーブオイル(大さじ1杯15cc)を入れた果物ジュースと、牛乳に大豆レシチン(茶さじ3杯)をいれたもの。昼は、牛乳(180cc)とクッキー2枚。夜は野菜(カロリーが少なくビタミン豊富なもの)たっぷりと魚を毎日食べます。糖分の多いご飯は茶碗半分程度。週に3回は、細胞を作るたんぱく源をとるため、脂肪分の少ない牛のヒレ肉を食べます。
32 30歳の体型を保つ 私は、168㎝より4㎝低くなりましたが、体重は60㌔、胸囲も85㎝のままです。食事の量を減らし、適度の運動をして入浴時か起床時に体重を計ることが日常行動です。 33 運動が若返りをかなえる~お風呂に入った時、首を左右にまわし、後を振り向く訓練をしています。(※年齢が一番あらわれるのは、首です) 階段を利用する、重い荷物を持つ、腕や足の屈伸をする、手を使わずすっと立ち上がる、毎朝、腕立て伏せ10回程度と両下肢の股を広げる運動(スクワット)をつづけ、99歳からストレッチ体操をしています。 34 若さの秘訣は「創める」こと。「創めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くいられる」(マルティン・ブーバー) 年齢は関係なし。私は90歳デミュージカルを上演し、98歳で俳句をはじめました。
○ 毎日を新鮮に生きるために 36 幸せの敷居は低くする。「自分は、幸せではない」と思っているあなたは、いつも自分と他人を比べていませんか。幸せとは、自分の心が決めること。決して人と比べるものではないのです。
○「ありがとう」と死ねるために 41 生きてきたことに感謝し、家族や友人に「ありがとう」といって、この世を去りたい。 43 ユーモアの力 奥さんは亡くなる二日前に「私は若いから、天国に行ったら、そこで誰か素敵な人と結婚するわ」と冗談を言ったのです。愛する人を失う悲しみも打ち払われました。
○ 未来への道をつなぐために 50 老人が未来をつなぐ。あなたも老人になったら、しなやかさをもって若い人と活発に交流し、未来への道をつないでほしいと思っています。
おわりに 運命はデザインできる 「人間はみな、運命をデザインできる」。それを原動力に、復興の道を力強く歩んでいきたいと思います。「愛する人の魂とともに生きる」という前向きな祈りに変わることを願っています。このお正月に、「100歳は ゴールではなく 関所だよ」という俳句を詠みました。100歳は単なる通過点に過ぎません。次の関所へ向い、与えられたいのちに感謝しつつ、これからの人生を歩んでいきたいと思います。 あなたの人生はあなた自身がつくるものだということを、その人生はいつでも幸せにできるということを、本書から感じとっていただければ幸いです。 2012年2月 100歳の立春の日に
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| 日野原重明 生き方上手 |
日野原重明 100歳の金言 50の言葉集(抜粋~16の言葉) ダイヤモンド社1300円 ○
1 いのちも、時間も目には見えないけれども、この世に生れてから死ぬまでの時間は、すべての人に平等に与えられています。いのちの時間をぜひ人のために使ってほしい。 3 3つの「V」をもちなさい。第一はビジョン・目標・展望。第二はベンチャー、勇気ある行動。第三はビクトリー、いつかは夢を勝ち取る。100歳になっても、第一のVの目標を掲げスタートラインに立っています。
○ 生きがいをもつために 6 人間は決意次第で生き方の習慣を変えることができます。「習慣が体も心もつくる」。前日疲れていても、就寝時間がどんなに遅くても毎朝六時に起床して目覚めはさわやかです。 7 どんなに小さな達成感でも、それは必ず人生にプラスに作用し、生きがいにつながります。新横浜駅の階段や勤務先のエスカレーターではなく階段を利用しています。「よし5人抜いたぞ、やった」という達成感は実に気持ちがいいものです。 9 100歳でも、いつでも現役です。年老いても、老人ではない。病気をもっていても気を落とさず、いつでも精神的に人生の現役であれ。そう提案したいと思います。
○ 病に屈しないために 16 病気は送り物~体のタッチ、心のタッチ、元気づける(※見舞にいったら手を触れる) 私は京都大学医学部一年の時、肺結核で一年休学したのです。その経験から、患者さんの辛い気持がわかり、腰痛の患者さんの腰に腕に腕をさし入れてあげます。
○ 仕事で成長するために 27 ゆりの花が何も思い煩わず、ただ美しく咲いているように、私たちも明日のことを思い煩わず、くよくよ悩まず、与えられたその日、その場、「今」に全力投球すべきです。 28 プロフェッションは「神さまに誓う、私の身を捧げます。」という意味合いが含まれています。職業を通じて神に仕え、人々のために尽くす精神を是非取り入れてくだい。
○ 健康で長生きするために 31 長寿の鍵は「カロリー」。運動量の少ない成人男子なら、一日2000カロリーで十分です。 食事の内容は、朝は、オリーブオイル(大さじ1杯15cc)を入れた果物ジュースと、牛乳に大豆レシチン(茶さじ3杯)をいれたもの。昼は、牛乳(180cc)とクッキー2枚。夜は野菜(カロリーが少なくビタミン豊富なもの)たっぷりと魚を毎日食べます。糖分の多いご飯は茶碗半分程度。週に3回は、細胞を作るたんぱく源をとるため、脂肪分の少ない牛のヒレ肉を食べます。
32 30歳の体型を保つ 私は、168㎝より4㎝低くなりましたが、体重は60㌔、胸囲も85㎝のままです。食事の量を減らし、適度の運動をして入浴時か起床時に体重を計ることが日常行動です。 33 運動が若返りをかなえる~お風呂に入った時、首を左右にまわし、後を振り向く訓練をしています。(※年齢が一番あらわれるのは、首です) 階段を利用する、重い荷物を持つ、腕や足の屈伸をする、手を使わずすっと立ち上がる、毎朝、腕立て伏せ10回程度と両下肢の股を広げる運動(スクワット)をつづけ、99歳からストレッチ体操をしています。 34 若さの秘訣は「創める」こと。「創めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くいられる」(マルティン・ブーバー) 年齢は関係なし。私は90歳デミュージカルを上演し、98歳で俳句をはじめました。
○ 毎日を新鮮に生きるために 36 幸せの敷居は低くする。「自分は、幸せではない」と思っているあなたは、いつも自分と他人を比べていませんか。幸せとは、自分の心が決めること。決して人と比べるものではないのです。
○「ありがとう」と死ねるために 41 生きてきたことに感謝し、家族や友人に「ありがとう」といって、この世を去りたい。 43 ユーモアの力 奥さんは亡くなる二日前に「私は若いから、天国に行ったら、そこで誰か素敵な人と結婚するわ」と冗談を言ったのです。愛する人を失う悲しみも打ち払われました。
○ 未来への道をつなぐために 50 老人が未来をつなぐ。あなたも老人になったら、しなやかさをもって若い人と活発に交流し、未来への道をつないでほしいと思っています。
おわりに 運命はデザインできる 「人間はみな、運命をデザインできる」。それを原動力に、復興の道を力強く歩んでいきたいと思います。「愛する人の魂とともに生きる」という前向きな祈りに変わることを願っています。このお正月に、「100歳は ゴールではなく 関所だよ」という俳句を詠みました。100歳は単なる通過点に過ぎません。次の関所へ向い、与えられたいのちに感謝しつつ、これからの人生を歩んでいきたいと思います。 あなたの人生はあなた自身がつくるものだということを、その人生はいつでも幸せにできるということを、本書から感じとっていただければ幸いです。 2012年2月 100歳の立春の日に
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