多汗症・手のひら多汗症・手掌多汗症について

多汗症とは、簡単に表すと「過剰発汗」のこと。 必要以上に汗をかき、特に緊張した時や、びっくりした時に汗が多くなります。 人は誰でも手の平やワキに汗をかきますが、「多汗症」の方の場合は、汗の量が特に多く日常生活において支障をきたしてしまう場合があります。

紙が破けてしまった、握手をするとその人に不快感を与えてしまうのではないかと不安になる、 ピアノを弾くのに汗が気になって集中できない、など日常生活に支障をきたしてしまうような状態は「多汗症」です。 多汗症の方は、普段から汗の量が多いですが、緊張した時、さらに多くの汗が流れ出ます。

多汗症は、症状の強い場所により呼び方が異なります。

  • 手掌多汗症(手の平に特に汗が多い)
  • 足蹠多汗症(足の裏に特に汗をかく)
  • 腋窩多汗症(わきの下に特に汗をかく)

このうち、わきの下に汗をかく腋窩多汗症は「わきが」と間違えやすいですが、厳密には異なります。

「多汗症」で出る汗は、エクリン汗腺。 「わきが」で原因となるのはアポクリン汗腺となります。

また興奮したり感情的な刺激を受けて手のひら(手掌)に汗をかく、 つまり「手に汗握る」といった表現があるように誰にでも経験するようなことなんですが、 「手掌多汗症」は、この汗が仕事や勉強に支障をきたすほど多い病気です。

手掌多汗症は精神的興奮や感情的刺激によって、主に両側手掌(手のひら)に過剰発汗をおこす病気です。 一日中手のひらの発汗が持続します。また、午前中は手のひらは乾いているが、午後になるときまって汗をかく人もいます。 多汗症は小学校入学以前に、すでに発症している方が目立つようです。 発症するのは小児期であることが多く、勉強や仕事に支障をきたすため、患者さん本人の 悩みはとても深刻です。

Last modified: 2006/8/22 17:01