紙パックと牛乳パックのリサイクル
一般的に紙パックというと牛乳パックを言いますが、ジュースやヨーグルト、お酒やワインなども紙パックを利用しており、また、形も直方体だけでなく、カップ状のものもありますね。
紙パックのリサイクルというと、直方体の牛乳パックのリサイクルが主であり、フィルムをはがして、素材の紙を原料として、また紙として再生します。
リサイクルするために、スーパーなどの回収では、洗って切り開き、乾かしてください、となっていますが、実際にこのとおりにやると、切り開いたときに水がこぼれることや、乾かすための場所を見出すのに苦労します。ですから、洗ったらまず、切り開かないで、そのままの状態で乾かすのが一番簡単です。何個も重ねられますし、場所もどこにでも置けます。切り開くのは、乾いたのがある程度たまってからまとめてやるのが良いと思います。
また、紙コップなどのリサイクルもやっていますが、コップ状の物も(これを紙パックというのかどうかわかりませんが)牛乳パックと一緒にリサイクルできないかというと、これはできません。
どちらも、紙で原型をつくり、全体をプラスチックのフィルムでコーティングしてパックにするという構造なので、同じようにリサイクルできそうな気がしますが、実は若干違うのです。
牛乳パックを利用して、はがきを作るということをやった方はわかるかと思いますが、リサイクルするときは、まず、水に浸し、コーティングしたフィルムをはがすという作業があります。フィルムをはがすと、きれいな白い紙が取れるのですが、コップ状の物はちょっと違います。コップ状の物は、フィルムをはがしたときに出てくる紙に印刷物が付いているのです。
つまり、牛乳パックの場合は、牛乳とかの文字がフィルムに印刷されているのに、コップ状の物は、紙そのものに印刷されているのです。従って、牛乳パックの場合は、フィルムをはがすとそのまま溶かして再生していくことになるのですが、コップ状の物は、印刷された文字を除去する作業が必要になるため、一緒にはできないのです。
他には、お酒やワインなどの紙パックもありますが、これらは、アルミなどの特殊なコーティングがされており、簡単にコーティングがはがれないので、一緒にしないようにしています。
それから、容器包装リサイクル法に基づいた回収では、その他の紙製容器包装ということで、牛乳パックでもワインのパックでもコップ状の物でもまとめてリサイクルできることになっていますが、こちらは、燃料としてのリサイクルが主となっています。せっかく洗ったものが燃やされるのでは苦労が水の泡ですから、牛乳パックは別にしましょう。