幻のスフォルツァ騎馬像 -レオナルド・ダ・ビンチ-
ミケランジェロの彫刻と絵画はとても多く残されていて彼自身も作品を残こすことを強く意識して活動したと思えるほどです。
一方、ダビンチの彫刻は少なく、絵画も数えるのは簡単です。明らかに、残ることを意識せず、自分の創造力の限界を極めるように活動したことが推測されます。
イタリアのある都市の市役所の向かいあう壁へ、ダビンチとミケランジェロに壁画を製作してくれるよう企画したところ、ダビンチは、壮絶な騎馬戦を描き、色づけしたそうですが、新しい素材の絵の具を使ったために絵が乾かず、仕方なくタイマツで乾燥させていたら絵の具が垂れてしまいその絵は失敗してしまったと美術フィルムで知りました。
あの「最後の晩餐」もミケランジェロの用いた壁に絵の具を吸わせるフレスコ画の手法ならよく保存できたようですが、ダビンチは壁の上に絵の具を置いたようです。ダビンチの絵の具の剥落を、後世の修復師が何度もなぞったため別人の絵になってしまっていたとありました。
両者のどちらが大きな仕事をしたかというと、ダビンチなのではないでしょうか。彼が残した完成品がさほど残っていないため、彼の死後、下書きやノートを掘り起こし、今ではミケランジェロ以上の資料が宝ものになって保存されているようです。
この騎馬像は、イタリアルネッサンスのレオナルド・ダ・ヴィンチが作り上げようとしたブロンズ像のレプリカです。レオナルド・ダ・ヴィンチは、ミラノ領主ロドヴィコから世界最大のフランチェスコ・スフォルツァ将軍の騎馬像製作を命ぜられ、1493年11月に馬だけの粘土像(7.2m)を完成させました。しかし、折りからの戦争でブロンズの鋳造は断念され、この粘土像もその後破壊されてしまいました。それを、現代の技術によって蘇らせたものです。名古屋人の気概をしみじみ感じます。。

高さ 8.3m 幅 3.6m 全長 8.8m


高さ 8.3m 幅 3.6m 全長 8.8m


名古屋国際会議場
update 2004.7.24