「風が強いわ。ババさま、こわい!」
「しかたないさ。さだめなんだからねえ。」
「あら?なにかしら!」
「話しておくれ。ババの目はもうほとんど見えないんじゃ・・」
「時代遅れのスポーツカーから装甲騎兵のかっこをした人が降りてきて富士山を眺めて感傷にひたっているの。」
「おおおおお!その者、紅き衣を身にまといて黒きシルビアより降り立つべし・・・。言い伝えの通りじゃ!その男こそ遊撃浴兵イダテンじゃああああ!」
こわれちゃいないぜ。
俺の体が温泉を欲しがっていることは分かっていた。
しかし、明け方からくしゃみが止まらなくなるという事態に至り、ついに禁断症状が出たと認識せざるをえなかった。
本能のおもむくままに俺はラフォーレ修善寺に辿り着いた。
平日、昼過ぎ、リゾート地、といえば貸し切り状態である事は前にもみなさんにご案内した通りだ。うその様だが温泉に入ったら鼻のムズムズ、くしゃみがぴたっと止まった。
う〜ん、花粉とハウスダストが合体した様な物が粘膜に取り付いていたところを温泉が洗い流してくれたのか・・・
冷たい風が吹き荒ぶなか、露天風呂は俺一人のためにあくまで温かい。極楽や〜!このさい高速料金の事は置いといて。家に帰るとまた鼻がムズムズと・・・・。
やっぱホコリか?
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