知床二日目は知床岬まで往復する観光船を選んだ。
天気は良いが風が強く、波が高いため途中で引き返す事もあるのでと再三確認された。よせばいいのに船の中で弁当をひろげた人たちはその後エチケット袋のお世話になっていた。浜に野生の熊がいるのがわかる人にはわかる・・・
知床半島の先まで行き、遥か国後島に向かい「返せ、北方領土!」と心の中で叫びウトロ港に戻ったら昼過ぎだ。ウトロから斜里バスで知床斜里駅に着き、釧路方面の電車が来るまでに昼飯をと思ったが駅周辺の食堂は何処も準備中の時間帯。タイミングが・・・
川湯温泉駅に到着。しばし味のある駅舎を眺めていると駅前に一台だけ停まっていたバスが行ってしまった。どうやら今日泊まる川湯温泉街行きのバスだったらしい。
バスで10分という道のりを歩くことにしたのはいいが硫黄山の横を過ぎるころ日が暮れてきたので焦った。熊に襲われる事はないにしても街灯の無い車道で車に撥ねられる危険がありそうで。
日没前に静かな温泉街に辿り着き胸をなでおろす。
宿の温泉は硫黄の香りがし、いかにも温泉らしい温泉だ。
昼ぬきだったこともあり、飯も酒もすすむ。
夜中に離れの露天風呂へ入ろう。
ホテル前のみやげ物屋で、おやじさんが一人、木彫りの民芸品をこさえていた。こうして川湯温泉の夜は静かに更けていった。
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