当動物病院はパグ好きが講じて、第二の人生をパグと共に生きて行きたいと始めた病院です。
現在は毎日がパグ三昧で楽しく過ごしています。
このパグのページは当病院のお客様(弥彦村在住)で雄、雌二頭のパグを飼っておられ方が製作したものです。
この方は子犬を人に差し上げるとき、大切に育てていただきたいと、パグの色々なことを綴ったパンフレットとともにさしあげています。
なおこの資料は、色々なホームページや雑誌から引用して作成しています。
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パグの歴史
パグは何世紀も前にアジアのチベットで仏教僧達にペットとしてかわいがられて、小型化された種のひとつだと考えられています。
中国では、顔のしわがこの犬種の本質的な特徴とされました。パグの額にある縦ののしわが中国語の漢字「皇」に似ていたため「皇の印」と呼んでいたとも言われる程です。
その後、パグはオランダの東インド貿易会社によって、オランダに持ち込まれたと考えられています。そしてすぐに人気を集めることになりました。
1572年、スペインの兵士がウィリアム王子を暗殺しょう近づいた際に吠えて知らせたことで王子の命を救ったため、王家公認の犬として知られることになりました。
1790年頃にはフランスでも人気を集めます。(今年、公開された映画「マリアントワネット」の最初に可愛いパグの子犬がでてきます。映画自体は見所がなかったのですが、最初にパグが出てきたので、私(院長)としては、まあまあの作品としての評価をしました。)
ナポレオンの妻、ジョゼフィーヌは拘束された際、彼女の愛犬だったパグを使ってナポレオンにメッセージを伝えたといわれています。
1886年何頭かかのパグが中国からイギリスに持ち込まれ、当時人気だったキング・チャーレズ・スパニエルに取って代わって裕福な家の愛犬家から絶大な人気を得るようになりました。
パグの気質
威厳ある風格の中にも、コミカルな表情が見え隠れするパグは、愛情深く、遊び好きで、共に生活するパートナーとして理想な犬種といわれています。
少々頑固な時もありますが、基本的な快活ではしゃぎ回り、人のきを引いたり、天真爛漫に行動し、人を気持ちよくさせたり、喜ばせたりすのが大好きです。
飼育管理
毎日散歩に連れ出し、活発に遊ばせて適度な運動をさせる必要があります。また、暑さと高い湿気に弱いので、あまり長時間屋外で過ごさせない方がいいです。(夏は、朝早くや日が落ちてから出るなど)
被毛のケアは最小限で十分です。短毛なので、時々ブラッシングをしてあげてください。顔のしわは、皮膚病などに感染しないようにこまめに、しわの間を拭き清潔に保つように心がけてください。しわ専用のゾイック・スーパークレンジングは非常・簡単にしわの汚れを除去することが可能です。
耳は垂れ下がっているので、汚れます。また、その汚れが犬独特の匂いを発しますので。イァーローションを使用っていつも清潔保ってください。
ゼーゼーと音を立てて呼吸し、いびきをかくのが特徴です。でもそのいびきがとっても可愛いのです。
寿命は12から15歳くらいです。心臓が弱く、麻酔に敏感です。
目がまん丸で出ているので、角膜が傷つきやすいので、注意が必要です。
角膜炎の早期発見は、早期治療に繋がりますので良く観察してください。
また、加齢とともにドライアイになる可能性が高いので、目の状態の観察は非常に重要です。
初めてうちに犬を迎えた時
初めて家に来た子犬は、急に環境が変わって戸惑っています。移動の疲れもありますので、まずは、ゆっくり休めるように子犬の部屋を準備してあげましょう。
ゲージやサークルなどに寝床とトイレ、水を用意してあげてください。慣れない環境に独りぼっちで入っていくので、精神的なストレスは相当なものです。体力のない子犬にとっては肉体的にも相当疲れています。一緒に遊びたいところでず、しばらくの間はゲージの中で落ち着かせ疲労を取って上げてください。
3〜4か月の子犬は人間の年齢に換算するとまだ小学校に入学する前の子供たちと同じくらいです。一番手がかかり一番デリケートな時期に当たります。大切に育ててあげてください。
子犬は一日に19時間の睡眠が必要とされています。可愛いからといって何度も抱いたり、寝ているのを起こしたりしないようにしてください。
かじると感電して危険な電気コードなどは、コンセントから抜いておくなど、かじられないようにしてください。観葉植物なども食べてしまうとお腹をこわしますので、気おつけてください。
子犬は一年半程で成犬になります。成犬は体重1kg当たり80〜100キロカロリーのエネルギーを必要とします。育ち盛りの子犬は約2〜3倍のエネルギーを必要とします。
一日の食事の回数は、生後6〜8ヶ月までは一日3〜4回、それ以降は一日2回が適当です。
水は食後にもちろんのこと、何時でも新鮮な水が飲めるようにしてください。食事の量、回数はその子によって異なりますので、様子を見ながらおねがいします。
生後3か月までに母犬や兄弟から離された子犬は、母犬や兄弟から犬としての教育をされていません。飼育者が犬としての教育や人の社会で生きていく決まりを教えなければいけません。
子犬の半年間はとても大切な学習時期です。可愛いからと甘やかす事が愛情ではありません。厳しく躾ける事が犬のためでもありません。扱いやすい犬に育てることも、扱いにくい犬に育てることも飼育者の責任です。
生まれたばっかりの子犬は、母犬の初乳(産後1週間程度に出す乳)を飲むことで母犬から免疫力をもらいます。免疫力が持続する期間は通常6〜8週間程です。ただ免疫力が持続する期間は犬の個体やどのくらい初乳を飲んでいるかにによっても変わります。したがって一回目のワクチンの段階で母犬からもらった免疫が多く残っているとワクチンの効果は得にくくなります。その為に確実に免疫をつける為に1〜2回の追加接種するのは免疫効果を持続させるためです。
不安な事や様子が違うと思ったら、すぐに掛かりつけの獣医さんに相談してください。
厳守していただきたい事
1 環境の変化により大変なショックを受けます。
新しい環境に慣れるまで10日間位かかります。
はじめの2.3日は食欲不振、下痢等にかかりやすいので特に気を使ってあげてください。
2 子犬は不安のあまりよく鳴く場合があります。2.3日もすれば不安もおさまりますので、叱らないであげて下さい。
3 飼育開始後2週間はシャンプーをしないで下さい。
4 ワクチンが終わるまでは散歩、外出、他の動物との接触は絶対しないで下さい。
5 温度の変化、睡眠不足、抱きすぎによるショックにならないよう気をつけてください。
ドックフードはサイエンス・ダイエットのパピーを使用しています。
1日3回お湯でふやかして、缶詰め(香り付け程度、スプーン一杯)と混ぜてあたえるのがいいです。
4ヶ月〜5ヵ月をめどに硬いフードに切り替えます。(一日2回になります)
8ヵ月でサイエンス・ダイエットの成犬用で大丈夫です。
オスは「石」がたまりやすいので成犬になってもフードをぬらす程度にお湯をかけてあげます。
量は米のカップ半分を一日3回。時間を決めて下さい。
やればやっただけ食べてしまいます。成長に応じて増やしていきます。
人間の食事やおやつを欲しがりますが、本当に子犬がかわいかったら絶対に与えないで下さい。
しつけについて
家の中で基本的なルールを根気よく教えます。
してはいけないことをしたら、「いけない!」「ダメ!」など一つの言葉を決めきっぱりとした声で静止してください。
子犬でも本当に怒っているのか見極められるので、怒る時は、しっかり怒ってください。しかし、いたづらなどした後、すぐに怒らないと子犬は何に対して怒っているのかがわからないので注意してください。
逆に良い事をしたり、御利口だったりした時は、大げさにほめてあげてください。
トイレのしつけについて
サークルやゲージ内にトイレを用意します。うまくいくポイントは、子犬が家に来てからトイレを覚えるまでは、トイレ以外の場所でソソウさせない様にすることです。それには子犬の行動をよく観察し、臭いを嗅ぎまわったり、鳴いたり、ソワソワしたりそれらしい様子を見つけたら、トイレに連れて行き用をたすまで気長に見守ってあげてください。
食後には必ずトイレに連れて行ってください。
トイレの中でうまくできたらオーバーにほめてあげましょう。
家族全員が外出してしまったり、あるいは夜間、子犬の行動を見てあげることができない場合は、寝床とトイレの用意されたスペースに置いておくと、トイレを早く覚える助けとなります。
子犬にとって家の中を自由に歩ける状況の中では、自分のトイレを捜すことは大変です。手助けをしてあげましょう。うまくできたら、その都度ほめてあげる事が重要です。
分離不安
分離不安とは、飼い主の姿が見えないことが不安になり吠えたり、暴れるなどの行動としてあらわれます。小さな頃からしつけたいくのが理想です。
しつけ・対処法
@犬を無視する時間を作る。家族みんなで行います。
最初は吠える、イタズラをするなどのアピールをしますが、それに負けずに無視することによりあきらめて大人しくなります。
A一人の時間を作る。
犬を置いて部屋を出ます。最初2,3分で部屋に戻ります。少しずつ時間を伸ばして部屋に一人という環境に慣らしていきます。部屋に戻って犬が喜んでも何事もなかったかのように無視して下さい。
Bハウス(ゲージ)に入れる
留守中はハウスに入れることでイタズラされずにすみますし、犬自身が安心して過ごせるところがあれば飼い主がいない不安から解消さります。
C外出前後は無視
出かけることを察知してアピールしてきても無視します。飼い主がいなくなることに不安を感じている犬に、外出前後に声をかけると飼い主の帰りを待つことだけに集中してしまいます。楽しく待てるように留守中の時だけの特別なオモチャを用意して遊んでいる間に出てしまうのもいいでしょう。
アルファシンドローム(権勢症候群)
飼い主との信頼関係が作れず、犬が家庭内で一番強い権力を持っている状態で、犬が自分勝手な行動をし、嫌うことをすると唸り、咬み人を脅かす様な行動を取る事です。
気づかないうちに甘やかしてしまい手に負えなくなることが多いようです。
小型犬でも咬む力は、意外と強く時には縫う程の怪我をすることもあります。きっかけは個体によって様々ですが、「一緒の布団に寝る。散歩・ごはんなどの要求に答える。散歩時に犬が先頭で飼い主を引っ張って歩く。お腹を触らせない。飼い主の目を見ない。飼い主に対してのマウンティング。」などか、犬を勘違いさせてしまう行動なので注意してください。
犬と楽しく生活するために、甘やかすだけでなく、しっかりととつけることが大切です。
基本のしつけを見直し、飼い主がリーダーとして認められるように行動しているか、自身に問いかけてみましょう。
ペットフード
小さな粒がたくさん入っているドライフード。
実際どんな原料が使われているか見た目ではわかりません。
原材料の表示しか頼れるものはありません。
表示には「たくさん入っている」順番に書いてあります。
主に最初の3番目ぐらいが主となるものです。
買おうとしているフードの最初には何と書いてありますか?
体を作るたのに必要なタンバク質は消化がしやすくないといけません。「肉原料」が書いてあっても安心してはいけません。
その原料が副産物だったら・・・・。副産物とは、頭、足、内臓、毛(羽根)、肉かす・・・・人間用の食糧としては通常使わない部分。人間が食べれる部分のお肉なら良質のタンパク質もたっぷりで、消化吸収も楽でしょう。
炭水化物やたくさんのビタミン、ミネラル、植物性タンパク質の源、穀物も必要です。また、脂肪も多かれすぎず必要です。これだけの原料、全部良質なものいうとないとは思いますが、原料の違いはこんなところで表れます。
便の量も臭いも少なくなります。
低品質のフードの便は量が多く、とても臭います。特にホームセンターやディスカウントショップで売られている極端に安いフードは原産国が明記されていなかったり、原料が粗悪なものが多いです。原材料の悪さを誤魔化すために、防腐剤や防カビ剤、着色料、香味料などが多量に用いられていることも少なくありません。
これらが、体に良くないことは人間で実証済みです。本来捨てられるべき劣悪な原料がさまざまな化学薬品によって見た目や機能性を追及した、人間にとってだけ都合のいい食品にしたてあげられている製品がないわけではないということを、しっかり認識してください。
長くなりましたが、フードを買う際に複数のフードを比較する時の参考にしてください。
1 成分表示がキメ細かく表記されていること。
また、その記載にメーカー側の都合による誤解を招きがちな表現が入っていないこと。
2 良質な材料を使っていて、不純物や副産物などがまじっていないこと。
3 できれば動物性より植物性脂肪の方が望まれる。
4 ビタミンCや天然ビタミンEなどを添加することで酸化防止、品質保持を心がけていること。
5 賞味期限はより短く明記されているほうが望ましい。
6 パッケージは単なる紙袋ではなく、ビニールなどの内袋と二重になっていること。
最後に
新しく子犬の飼い主になられる方へ
今回は私のかわいいパグをもらっていただいてありがとうございます。
私は犬が好きで、特にパグが好きで今日まで大事に育ててきました。出産が朝までかかり、皮をやぶったり、初めてだったので、何も分からず手探り状態で5匹取り上げました。母パグに変わって、離乳食など本当に大変でした。
愛情がわいてきて、正直、人に渡すことを後悔するような気分にさえなります。勝手だと思いますが、うちの子パグが皆さんの所で幸せに飼われ、また、飼う皆さんにも、愛情を深く注いでいただけるよう願います。私の少ない知識の一部を書き出してみました。 一度だけでも目を通していただければ・・・・と、また、飼育の参考、手助けになれば・・・・とおもいます。 これを渡すときは、お別れの時なんだなあ・・・と少し寂しいです。
どうか、かわいがってあげて下さい。
よろしくお願いします。
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