Special Paperbacked Essays, Vol.51 マイブ−ムのオススメラ−メン - My favorite noodles -
ぼくは麺類が好きである。ご飯も好きだが、ラ−メン、うどん、そば、パスタ、素麺、なんでも大好きである。数年前まではパスタに凝っていたが、今現在はラ−メンが好きで、朝食にラ−メンが出されても食べられるほど好きなのである。
そんなだから、結構あちこちのラ−メン店に出向いたりしているが、最近はどの店も味に工夫がされていてどこも結構旨い。
ところで、ぼくの住んでいる広島県という地名でいえば、「広島ラ−メン」と「尾道ラ−メン」の2種類が有名なのであるが、前者の「広島ラ−メン」とは、最近流行のいわゆる醤油豚骨ベ−スのラ−メンという言い方で表現されるもので、みそ汁のような色合いのス−プに、麺はストレ−トタイプ。具にチャ−シュ−、メンマ、ネギ、モヤシなどがのせてある。広島県西部ではこのスタイルのラ−メンが多いのではなかろうか。
対して後者の「尾道ラ−メン」は、最近ではほぼ全国区のラ−メンと言えるほど有名になってしまったが、もともとその名を冠した広島県尾道市は、寺社と大林信彦監督の映画の舞台などで有名な観光地である。その尾道市にある「尾道ラ−メン」の本舗とされる店の前には、ぼくも見たことがあるが開店前から長蛇の列ができている。並んでいるのはおそらく観光ガイドを見た観光客なのだろう、なぜなら広島県民は「イラッチ」(すぐにイライラする人)が多いので、あのように長蛇をなして並ぶことはないからである(笑)。
まあ冗談はさておき、「尾道ラ−メン」は醤油ベ−スに瀬戸の小魚(小イワシなど)を混ぜて煮込んだものに豚の背脂を入れてあり、とても濃厚なス−プである。平打ちのストレ−ト麺にチャ−シュ−、メンマなどが入っている。独特のス−プの味に嫌いな人は嫌いかも知れないが、一度食べると病みつきになりそうな味である。かくいうぼくも病みつきになったその一人である。
そういえば業界最大手の日清食品が、
「行列のできる店のラ−メン」
という名前のシリ−ズのカップ麺を発売しているが、ついこないだまではそのシリ−ズに「尾道」、「和歌山」、「京都」の3種類があったのに、現在は「和歌山」、「京都」の2種類だけになってしまっている(生めんを茹でるタイプ版には「尾道」はある)。最初は人気で売り切れたのかと思っていたのだが、どうやら発売中止になったようだ。あれほど美味い「尾道」が消えてしまったのは大変残念である。ここは日清食品お客様サ−ビスセンタ−に対し、苦情および再販の要望を強く申し入れなければならないと思っている。
* それはさておき、いつものように前ふりが長くなってしまったが、最近ぼくがオススメなのは、実はそういうス−プ系ラ−メンではない。ラ−メンはラ−メンでも、いわゆる「つけ麺」である。
しかも、ひとくちに「つけ麺」といってもただの「つけ麺」ではない。なんと唐辛子たっぷりの、
「激辛つけ麺」
がオススメなのである。
これはいわゆる冷麺タイプのもので、茹でたラ−メンをざるそばみたく流水で冷やし、これに同じく茹でて冷やしたキャベツ、チャ−シュ−、縦切りにしたネギ、キュウリと一緒に皿に盛り、白ゴマと唐辛子をたっぷりつけ込んだ秘伝タレにつけて食べるのである。これがまた美味い。
最初はただの冷麺感覚でズルズルと食べるのだが、食べていくうちに辛味と旨味が絶妙に絡み合って、これが何とも言えぬおいしさをかもし出すのである。しかも冷たい麺だから、お酒をたくさん飲んだあとでもしっかりとお腹に入る。さらにいえば、その激辛つけ麺を食べた後でももう一杯くらいつけ麺を食べたくなるばかりか、なんと翌日にはまた食べたくなっているのである。まさに辛味中毒そのものである。
ところで、この「激辛つけ麺」が最近流行っていると地元新聞にも取り上げられていたが、確かに旨い。がしかしこの辛さは半端ではない。
ぼくがよく行くつけ麺の店もそうであるが、つけ麺はタレが別容器に出される関係で辛さが自在に指定できる。ちなみにぼくは大抵10倍を頼む。10倍といっても例の秘伝のタレに唐辛子ダレを10杯入れるだけなのだが、かつて一度15倍を食べたときには、
「旨いッ! でも辛いッ! イテテテッ、ヒイ〜ッ、口の中イテ〜ッ!」
と恥ずかしげもなくハヒハヒ状態になったので、以後は10倍にランクを落としているのである。目安とすれば、例えばうどんを食べるときに七味唐辛子をパラパラと振りかける程度の人ならば、2倍程度に押さえておいたほうが無難だろう。
「ふんッ、俺ぁ激辛キングだぜ。七味なんかザクザク入れちゃうタイプだもんね」
などと意気がっている人でも、とりあえずは10倍までがよろしかろう。かくいうぼくも辛物好きで、みそ汁にも七味唐辛子をザクザク入れるタイプなのであるが、さっきも書いたように軽く頼んだつもりの15倍で危うく撃沈されるところだったのだから、その激辛ぶりは推して知るべし。
てなわけで、世の中激辛ブ−ム。唐辛子の辛さは体脂肪の燃焼に大いなる効果があるようであるから、積極的に摂取すべし、である。旨い麺を食べながら唐辛子も取り入れることによって健康にも良い。だからぼくをはじめ世の中のラ−メン好きは、前述の激辛つけ麺を食べるのがよろしいのである。とはいえぼくの場合であるから、いつものように一時的なマイブ−ムに浸っているだけなのかもしれないが。
Published 2002.1.25
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