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 下記・右の『子供を非行化させるコツ教えます』という、逆説的子育て論は興味深い。
 以前、小田原少年院が一般に配布したものらしいが詳細は不明。
 その後『読売新聞』(2003年8月12日 よみうり寸評)に紹介されたものは、残念ながら少し省略されているらしい。

 その源流を調べると、50年以上前にアメリカのデンバー少年裁判所が発表した「子供を悪くする法」という文章であるらしい。
 当時の多摩少年院長の徳武義さんが、いち早くそれに注目し、翻訳して紹介したという。
 下記・左は、それを「多摩少年院育成後援会」が整理し直したものだそうである。
 多摩版
(※当時の翻訳を「多摩少年院育成後援会」が整理したものということなので、当時の文章そのものではないらしい。こちらの文章は「共に育つ」というサイトを参照させていただきました)

我が子を非行化させる秘訣12カ条

1 幼いときから冷たくあしらうべし。
 スキンシップとか遊び相手になるのは禁物。
 (情緒障害発生法)

2 欲しいといえばホイホイと買い与えるべし。
 うるさく細かく親の思うまま世話を焼け。
 (過保護・過干渉のすすめ)

3 子供の間違いや失敗は理由をとわず叱りとばせ。
 ひっぱたくことはいっそうよろしい。
 (叱り方の原則の否定)

4 食卓のだんらんは家庭から一掃すべし。
 子供の話題や関心など他愛ない。
 (無関心のすすめ)

5 子供がどこで何をして遊ぼうが気にするな。
 遊び相手についても全く気にすることなし。
 (不良感染のすすめ)

6 できの良い兄弟やよその子と比較して「お前はバカだ、誰々を見習え!」を連発すべし。
 (劣等感の助長法)

7 問題解決は感情で処理し、暴力に訴えるか集団の実力を悪用するのが手っ取り早いことを子供に示すべし。
 (短絡的問題解決のすすめ)

8 子供が良いことや努力をしてもほめるべからず。
 むしろ、ごまかしや裏切りなど悪事をうまくやったら忘れずほめること。
 (ほめ方の原則の否定)

9 子供の前では決して夫婦間の意見を一致させるな。
 父親は難しい問題からうまく逃げよ。
 (しつけ基準の混乱のすすめ)

10 お金こそが人生の最高目標であると身をもって教え込むこと。
 宗教や精神生活を軽蔑させよ。
 (拝金主義・物質主義の奨励)

11 子供の前で法律、警察、学校、役所の悪口をいい、社会のきまりや公共機関への敵意を植え付けよ。
 (反社会性の学習助長法)

12 もし、以上のすべてを忘れても、次の一つだけを心がけるならば、あなたの子供の非行化は効率よく進むだろう。
 “いつも夫婦仲悪く暮らし、憎しみ合い、できれば不貞をはたらくこと”
 (モデルの否定)
 小田原版
(※小田原少年院が配布した文章と全く同じかどうかは不明だが、下記はかなりそれに近いと思われる)

子どもを非行化させるコツ教えます −実態から見たベスト10− 小田原少年院

1 幼いときから冷たく放りっぱなしにせよ。
  遊び相手になるとかスキンシップは全く無用。

2 欲しいと言ったら何でもすぐ買い与えよ。
  がまんさせることは絶対に禁物。

3 子どもの間違いや失敗は理由を問わず叱りとばせ。
  口で言うよりひっぱたくほうがいっそうよい。

4 子どもがどこで何をして遊ぼうが気にとめない。
  遊び仲間についても全く知る必要がない。

5 兄弟やよその子と比較して「おまえはバカだ、だれだれを見習え!」を連発せよ。

6 忙しいのに食卓のだんらんなど無駄。
  子どもの話題や関心など無視すれば良い。

7 子どもが善いことや努力をしてもめったにほめるな。
  むしろ、ごまかしや裏切りなど悪事をうまくやったら必ずほめよ。

8 子どもの前では決して夫婦間の意見を一致させるな。
  特に父親は難しい問題からうまく逃げよ。

9 お金こそ人生のすべてであると身をもって教え込め。
  宗教や精神生活を軽蔑させよ。

10 子どもの前で常に法律、警察、学校、役所の悪口を言い社会のきまりや公共機関への敵意を植えつけよ。

 もし、以上のすべてを忘れたとしても、次のことだけを心がけるならば、非行化は効率よく進むだろう。
 “いつも夫婦仲悪く暮らし、憎しみあい、できれば不貞をはたらき、大人のエゴをむき出しにすること”