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全国53の少年院のうち男子の少年院40施設を紹介
医療少年院(4施設)と女子少年院(9施設)は別ページで紹介
少年院のページ(後編)

矯正管区  少年院名(所在地)

 「〜少年院」と付く所は、2年収容が原則の長期コースの施設で、短期の施設は「〜学院・学園・寮」と付く場合が多い。(ただし例外も数施設あるもよう)
 それぞれの少年院の特徴
 初等少年院・中等少年院・特別少年院の別、長期処遇・短期処遇の別など。
名古屋矯正管区(東海・北陸6県) 湖南学院(金沢市)  初等、中等(短期処遇)
 収容定員55人
瀬戸少年院(瀬戸市)  初等、中等
 わが国で三番目にできた(1934年開設)少年院。
 中部地方では最大規模。
 被収容者170人(2005年頃)、職員70名(2000年頃)

 「多摩、浪速、瀬戸」を「少年院の御三家」と呼ぶ人もいる模様。(詳細は不明だが、古さや規模を総合してそう呼ぶらしい)
愛知少年院(豊田市)  中等、特別(長期処遇)
 収容定員100人、職員49人

 名古屋矯正管区(東海・北陸6県)では一番厳しい。
 年長者が多く、2回目以上の再入院者が多い。(初犯が約1/3、2回以上が約6割)

 軍人の植えた60本の桜の木があり、4月の満開時には一般公開される。
 土地が広く、自給自足のできる畑もある。
 彫金科、農芸科、溶接科、陶芸科、和紙工芸科、応用実習科がある。
豊ヶ岡学園(豊明市)  初等、中等(短期処遇)

 外部の医師による、禁煙の講演があった。(2005年)
大阪矯正管区 宇治少年院  初等、中等
 「お茶が美味い」との噂は本当か?
 LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症などの軽度発達障害の少年の処遇に取り組んでいるという。
 41名で大縄跳び241回をやり遂げたとの未確認情報があるが、職員か被収容者かは不明。
浪速少年院(大阪府)  初等、中等
 西日本の職業訓練の広域センター(名古屋以西をカバー)であり、多くの資格が取れる。
 多摩少年院と並ぶ、わが国最初(1923年設立)の少年院。
 収容定員160名、職員54名(2000年頃)と大規模。

 一日の食費は千円くらいとの情報もある。
 年齢が高い、IQが高い、無職、家庭の保護環境が悪い少年が比較的多いという。
和泉学園(大阪府)  初等、中等(短期処遇)
奈良少年院  中等、特別

 大阪矯正管区で唯一の「特少」
 農園の収穫や、食材を奈良少年刑務所と共同購入するなどの努力で、一日の食費は六百円との噂?
 ボランティアの保護司が毎月のお誕生会に来てくれるという。
 建物配置は東大寺の回廊をイメージしているとか。

 名古屋刑務所の(職員による受刑者虐待)事件後、ここの院長は職員に「少年に手を触れるな」と指示した。職員からは「それでは指導ができない」との苦情が出た。しかし職員が少年に「がんばれ」と肩に手を触れただけで、訴えられて懲戒免職になった例もあるという。(懲戒免職の例についてはここの職員なのかどうかは詳細不明)真実だとすればやるせない話である。
播磨学園(兵庫県)  初等、中等(短期処遇)
加古川学園(兵庫県)  中等
 播磨学園に隣接しているが、こちらは長期処遇。
広島矯正管区 美保学園(米子市)  初等、中等(短期処遇)
岡山少年院(岡山市)  中等、特別
 中国・四国では唯一の特別少年院。

 2003年に改築があり、多くの建物が新しく。
 寮舎棟の壁や廊下のデザインは曲線が多用され、やわらかな雰囲気。太陽光も入りやすい設計。
 職員と情報をやりとりする院内LAN、他の少年院と光ファイバーで結ばれたテレビ会議システムもあるという。
 溶接科、窯業科、縫工科、木工科などがある。
 実習後は、金具を持ち出さないように金属探知機をくぐるのだとか。

 大阪姉妹殺害放火事件(2005年)の山地悠紀夫(22)は、2000年にも殺人事件を起こし岡山中等少年院を2003年に仮退院していた。
広島少年院  初等、中等
高松矯正管区 四国少年院(善通寺市)  初等、中等
 弘法大師(空海)生誕の地。

 約三割は各矯正施設からの再入院者。
 三つの寮がある模様。
松山学園  初等、中等(短期処遇)
 盆踊りには近隣住民も来園するという。
福岡矯正管区 福岡少年院  初等、中等
 わが国で四番目(1938年設立)の少年院。
 西日本の「高等学校教育」の広域センター。
 正規の学校として、高等理容学校、自動車整備学校が設置されている。
佐世保学園  初等、中等(短期処遇)
 海洋訓練、登山訓練がある。
人吉農芸学院(熊本県)  中等
 西日本の「建設機械運転資格 取得訓練」の広域センター。

 実習施設には、自動車教習所ふうのコースや、農業の実習園がある。
 「ロールレタリング(役割交換書簡)」が最初に行われた少年院。
 食堂には 「モーニング娘。」の加護ちゃんのポスターや、「あいさつしよう」と呼びかけるサザエさんの絵があったらしい。
 暖房設備が全寮でストーブ一つのみというのは、南国だからか?
中津少年学院(大分県)  初等、中等、特別、医療
 医療少年院の名前はついていないが、中国・四国以西の医療(特殊教育課程)に対応する。
大分少年院  中等、特別
 平均的規模の施設。少年86人、職員48人(2005年頃の数字)
沖縄少年院  初等、中等

 2004年4月ころから、少年たちの更生を願う差出人不明の手紙が時々届くようになる。消印は北海道の札幌市手稲で、毎回現金三千円が同封されており、沖縄少年院では「足長おばさん」と呼んでいる。下記は手紙のごく一部の抜粋要約。

 「自分を信じて見守ってくれる人がいるはずです。生かされていることを信じてがんばって下さい」
 「夢の扉は遠く重いかもしれませんが、いつか自分の意思で扉を開けられるようがんばって下さい」
 「必ず自分を必要としてくれる人が現れます」
 「自分は現在ちょっとした病になりました。手が震え、声もあまり出ず、目も薄くなっておりますが一文字ずつゆっくり書いています」
 「まだみなさんの応援団でいさせていただきたい」