■■池田の主張■■

      
 
 (1)若者や子育て世代が「住んでみたい」
    これからも夢をもって住み続けたい」と思える
    地域社会の再生   「就労の場を増やそう!」


 
今、年収200万円以下のワーキングプアーが勤労者の1/4を占めていると言われています。
また、子どもの貧困化が進み現在、7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われています。
 アベノミクスによって大企業の業況が改善してきたようですが、中小企業や一般生活者のところまでその恩恵が届いている実感がわいてこないのが現状です。
また、平成31年10月から消費税が10%に引き上げられるという見通しですが、それによって景気が減速するのではないかという懸念も残っています。
こうしてみると、日本経済は先が見えてきたとは言い難い状況です。

更に若い人たちにとって心配なのは少子高齢化の進展に伴って、年金がどうなるのかという点です。
今の制度のままいくと、50歳以下の人たちは年金の掛け金のほうが受け取る年金額を上回るという試算があります。国民年金では最高でも年額80万円弱の支給額ですから、これでは将来に対する不安は拭えません。子育て中は貯蓄したくてもなかなかそんな余裕はありませんから。

子どもの教育費も高校授業料の無償化によって多少は楽になったとはいえ、大学までの費用を考えると、本当にやっていかれるのかという不安がよぎります。


以上はそれぞれ国の施策によって解決されるべき課題ですが、ここでは上田市として何ができるのかを考えてみたいと思います。

まず、就労の場をいかに作り出すかについてです。
上田市は今年度より、丸子地域の箱畳地区に工場団地を整備し、工場誘致を進める方針を示しました。
これにより就労の機会を増やすことにつながると思いますが、私は食料自給率40%を切る農業による就労を増やすことができないかについて考えています。
 年々耕作放棄された農地が増えています。農業の担い手が減少しているからです。
なぜ、農業に就く若い人が減るのかというと、農業では食べて行かれないという現実があるからです。
 しかし、川上村などではレタス栽培によって年収数千万円を稼ぐ農家が少なくありません。また、ワイン用ブドウの栽培や乳牛の飼育によって、ワイナリーやチーズ、アイスクリーム、などの乳製品に加工販売する6次産業化によって成功する事例も増え始めています。

今までの農家は「儲かる農業」をあまり考えてこなかったのだと思います。
単に農産物を生産する農業から脱却し、生産から加工・販売までを一体化したビジネスモデルをつくり、これらを経営という視点からしっかり見直す必要があります。地域の中に一つの成功事例を作ることにより、「農業関連産業は儲かるんだ」ということがアピールできれば、これに参入しようというものが現れ、市も補助制度を作りながら、その支援をしていくのです。

 では、上田で何を作るのか?
上田は良質な大豆の産地だということをご存知でしょうか。
大豆は豆のまま使うことはあまりなく、豆腐、納豆、豆乳などに加工されて食されることが多い農産物です。
 上田の中でも塩田産の大豆は全国的にもその品質に対する評価は非常に高く、高級品としてのブランド力がつくと、首都圏をはじめとする大消費地から高値での引き合いが望めます。つまり収益力の高い商品づくりができるわけです。
 従業員の年収で500万円以上のビジネスになる可能性はあるのではないでしょうか。
今後、米の減反後をにらんだ有望な農作物として、6次産業化に向けたさらなる調査・研究を進める価値は大いにあると思います。




 (2)環境と発展が両立できるまちづくり

 
2011年の福島第1原発事故からの復興はいまだ道半ばでありますが、今もって、福島第1原発では放射能汚染水が毎日のように漏洩しています。
ひとたび原発事故を起こすと、除染費用も含めて5兆円とも10兆円とも言われるようなコストがかかるだけではなく、核廃棄物をどのように処理するのかすら決まらずに見切り発車してしまった原発です。稼働が終わった原発は廃炉しなければなりませんが、その費用はどれほどのものになるのか誰も試算などできないといっても過言ではないでしょう。
つまり、廃炉までの費用までを考えると、原子力による発電コストはとても高いものになります。
さらに、現在のところ国内の原発はほとんどが稼働停止しているので、その不足分は火力発電にシフトしています。当然、CO2などの地球温暖化ガスの排出量は増加します。

 
@豊かな森林資源

  今、上田市を含め周辺地域では松くい虫の被害が深刻で、被害木は燻蒸伐倒処理されています。最終的には腐らせて土に返すということなのですが、こうした松や間伐した木材をチップ化やペレット化して、バイオマスエネルギーとして活用させたいと思います。
ただ腐らせてしまってはもったいない話です。
市内のバイオマスエネルギーのポテンシャルは非常に高く、その多くが熱利用できます。たとえば、アクアプラザはほとんど重油をたいて温度管理していますが、原油価格も高止まりしている状況の中で、チップボイラーに切り替えれば燃料コストを削減できるだけでなく、CO2排出量削減にも効果が期待できます。
このように、バイオマスエネルギーの積極的な活用を考えると、エネルギーだけでなく、林業の再生にも道が開けてきます。

A全国屈指の日照時間

  上田市の年間日照時間を気象庁のHPから調べてみると、2011年は2266時間でした。その他の主な都市の日照時間は、東京:2056時間、名古屋:2152時間、大阪:2163時間、那覇:1602時間。
上田市の年間日照時間がどれほど優れているかお分かりになるでしょう。
この優位性を最大限に利用しない手はありません。
これまでに、上田市の学校や公民館などの南向きの屋根には10kw〜20kw程度の太陽光パネルがいくつか設置されましたが、まだまだパネルを載せられる広いスペースがあります。
私はこのスペースを事業者に貸し出し、売電事業を行えばメガソーラ発電所として十分に活用できるではないかといういう提案を何度となく上田市に行ってまいりました。そして市もその調査に入ったところです。

やがて、昼間発電した電気を蓄電して夜間に使える技術は、今後バッテリーの大容量化や小型化が進む中で確立されていくでしょう。
前述した通り、家庭でのエネルギーの自給自足が十分にできるようになれば、CO2の削減と原発による電力に頼らない先進地上田市を描くことができるはずです。

 これからの上田市に求められることは
前例がないからやらないのではなく、前例がなくてもチャレンジしていこうという姿勢です。税金の使い道とともに上田が持っている潜在力を最大限に引き出せる施策を皆さんと一緒に考えながら、行政に訴えていきたいと思います。


 
(3)教育・医療・福祉に安心がもてるまちづくり

 
政治は常に20年先を見ながら行うものです。
将来に向けた人づくりのために欠かせない投資が「教育」です。次の世代を育てるために積極投資を行う地域には、人が集まり、子ども達の声が絶えることはありません。今まで資源を持たないこの国は技術立国を目指してきましたし、その方向性に間違いはなかったと思います。しかし、新興国が日本と同じ技術レベルを獲得してきた以上、この国は更に高い技術を求められるようになります。その基礎になるのが子どもたちの学力向上だと思います。地域の子ども達が安心して総合的な学力をつけられる学校環境を作り、地域の教育力の向上も図りたいと思います。
 
 今特に問題になっているのは、子どもたちを取り巻くインターネットとの付き合い方です。情報伝達ツールが子どもたちの生活に入り込み、家庭学習時間や睡眠時間までも侵食されているという現状で、中高生のネット依存症は52万人に達するというショッキングな状況になっています。
 また、勝利至上主義に傾きやすい部活動ですが、朝練習と社会体育という部活の延長を廃止したいという長野県教育委員会の提言もありました。
教育をめぐる様々な問題の中で、将来を担う子どもたちをどのように育てていくのか、その基本的な教育方針を明らかにしないと、いつまでもブレた教育行政を立て直すことはできません。ブレることなく決めるべきことをしっかり決める。
真にこの国と地域の将来のことを思うのであれば、方針を決めるのは今しかありません。


 「命」を守るのが「医療」です。「命」はすべてに最優先すべき事柄です。しかし、その医療が医師不足であったり、一部で24時間体制の救急ができない現状は憂うべき問題です。
「信州上田医療センター」には医療設備は整っているのですが、それを十分に活用できない現状があります。ただ、来年4月からハイリスク分娩に対応できる産科が再開します。
東信地域最大の上田市に医療の不安がくすぶることのないように、今後も医師の育成に財政投資をして、医師の確保に全力を挙げて取り組まなければなりません。


 弱者に対する保護が「福祉」です。
福祉の現場では、その低賃金のために有能な介護士が短期間で現場を去っていってしまうといった現状がいたるところで見られます。高齢者や障害者が安心してケアを受けられる環境整備が急務です。介護保険料の見直しなども含め、介護現場に従事する人たちの待遇改善は不可欠です。
さらに、公的な老人ホームの建設も必要です。
年金の範囲の中で十分なサービスが受けられる仕組みが作れないでしょうか。
また、障害者に対する自立支援は十分に行われているでしょうか。
弱者に対する支援がしっかりできる地域社会の実現を目指します。
 



 
再生可能エネルギーが少しずつ地域の中に広まっています。上田市の日照時間は全国でもトップクラス。太陽の恵みを最大限に活用することが大切です。


富士見町で実証実験が行われている太陽熱集積装置を視察しました。2600枚の鏡から一点に光を集め2000℃の熱を作り出す装置です。(右写真)
その熱で発電もできますし、温水プールや温泉の沸かし湯などに使えば、化石燃料の削減にもなります。

こんなふうに太陽熱の有効利用も技術革新が進んでいます。

 

左の写真は上田市営球場です。

上田城跡公園内にある運動施設はかなり老朽化が進んでいます。しかし、城跡公園は文化庁の管理下にあって、体育施設は公園内からの撤退を求められています。そのため、大規模改修や建て替えは厳しい状況です。
プールや陸上競技場、テニスコート、弓道場も同様です。

上田市の運動施設については、総合運動公園の用地を確保し、将来的には大規模移転が必要です。






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