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7月6日(火)
午前6時 、堺出島出発。無風、機走。
午前10時5分、明石海峡大橋。
西風、途中から南風。アビームでセールを上げる。
午後4時半、小豆島北側、小海到着。72マイル。
大阪城の石垣を切り出した港。港自体が歴史公園として整備されている。係船料25円。
公園管理の娘さんが親切にいろいろ手配してくれ、ガソリン、水、食事、スムーズにいく。 
  
7月7日(水)
午前4時半、起床。食事。
午前5時半、小海港出発。晴れ、無風。
風が弱く、セールを上げたり下げたり。
午後4時、伯方島の伯方(しまなみ海道)到着。72マイル。
離島への運搬船の人が「この船につけろ」と言ってくれる。運搬船に横付けさせてもらう。
この2日間、潮流にのり距離をかせげた。

7月8日(木)
午前5時半、伯方港出発。
宮窪瀬戸を潮にのり駆け抜ける。
松山沖で逆潮になる。セールを上げたり下げたり。機帆走。
午後0時半、郡中港到着。私(松野氏)の故郷。
今日は半日行程。
漁協に挨拶に行き、泊める。
午後3時40分、雷と突風で浮環一つ失う。

宮窪水道

郡中港。前方の森は歴史の古い住吉神社。昔の石灯籠も見える。
夕方、伊予中学の同級生青木君が伊予名物のできたて「ちりめんじゃこ」を持って遊びにきてくれる。夕涼みがてらビールを飲む。
同級生の消息や沖縄引っ越しのことで盛り上がる。
7月9日
午前5時半、郡中港出発。
出発してしばらくすると伊方原発。
ひさしぶりにアビームのいい風。佐多岬半島の北側を九州に向け走る。
午前11時ごろ、九州方面に巨大な雷雲。漁師に聞くと「これから荒れる」とのこと。三机港まで引き返す。
午後2時、三机港到着。停泊中、ずっと山を越えて突風が吹き下ろしてくる。雷も鳴る。

三机

佐多岬
7月10日
午前5時半、三机港を出発。天候の急変を心配し、ジブだけで機帆走。
岬を越えてずっと真正面の風。機走。
JCNメンバーの西山さんに大分の泊地のことを教えてもらう。
その後、宮崎までいくことにする。
午後6時、延岡沖でイルカ8頭と出会う。
午後7時、細島、門川漁港へ。
この日無理して走ったのは、宮崎県南郷村の民宿「つづらん」夫婦に会うため。
2年前仕事で「つづらん」に1ヶ月以上泊めてもらった時、親切にしてもらい、それ以来、手紙か電話で連絡を取り合っていたのです。
この時も短い時間だったけど、いも焼酎「霧島」を飲みながらつもる話を。
仲がよくて楽しい夫婦が切り盛りする民宿「つづらん」はいいよ。

民宿「つづらん」のご主人
7月11日(日)
午前6時、民宿「つづらん」出発。車で送ってもらう。
午前7時半、細島、門川港出発。
もやがかかり、視界が悪い。
午後1時、シーガイア沖、フルセールで平均6.5ノット。
内海沖で海亀に遭遇。
午後6時、油津到着。日曜の為、ガソリン補給できず。
宮崎沖、帆走中のヨットと挨拶。

日向→油津、帆走中。
7月12日
午前5時半、油津出発。直接、種子島西文表港を目指す。
機走。3.5ノットまで落ちる。黒潮の分流があると後から聞く。飛び魚が多くなる。白波が立つほどの風。時々セールを上げるがうまくいかない。

油津を出発

種子島
午後4時半、西文表港フェリーのりばに着。57マイル。
油津から陸地にそって走った方がよかったかもしれない。
パン屋のおじさんと自作ヨットの話で盛り上がり、パンを沢山プレゼントしてもらいました。
西文表港フェリーのりばの南にある泊地がとめるのにいいと地元のおじさんが教えてくれました。

種子島西文表
7月13日
午前4時半、西文表港出発。
ギリギリののぼり。機帆走7.5ノット。
昼前、屋久島海峡を抜けたとたん南の強風。
12時半、屋久島安房港着。32マイル。
漁師さんの話では「屋久島の高い山のせいで強い風が吹くことがある。しかし、今日の風は強風とは言わない。」とのこと。

予定通り昼から半日はゆっくりする。藤田さんは屋久島に同級生がいるので会いに行く。
安房川が屋久島一きれいと聞き、自転車で水浴びに行く。安房川でマウントリバークラブの山下さんと知り合いになり話していると、さっき天気の話を聞いた飛び魚漁師さんが来て、「え!」と驚いていると、友達どうしとのこと。
その後、3人でよその家に寄ってスイカを食べたり、川で水浴びしたり、カヌーで安房川を上ったり。ヨットで漁師さんがさばいたばかりの飛び魚のさしみとビールでいい気分になる。
沖縄から「ダブルサバニ」が来ているから見に行こうとライトを持って野次馬見学。・・・・・
楽しい屋久島の夜はふけていくのでした。


このダブルサバニ、「てんつくプロジェクト」のサバニイカダなのでしょうか。九州に着いてからの消息を知らないので、だれか知っていたら教えて下さい。( by tikiroa)

ダブルサバニ海人 沖縄→九州 (屋久島で写す)
残念ながらクルーとは会えず。
7月14日(水)
屋久島安房港出発。
漁師さんの話によると「中之島へ行くには屋久島を東回りより西回りの方が早くつく」と言われているそうです。つまり、油津から佐多岬に沿って南下し、屋久島の西を通って中之島へ行くコースがいいらしい。でも、私たちは東回りコース。

屋久島を出港
ギリギリののぼり。225°で中の島に向けて走る。

いよいよ中の島
午後2時40分、中之島到着。63マイル
無料の温泉に入り、午後5時から6時だけ開く売店でビールを買う。野菜も魚も肉も売っていない。
魚を3匹漁師さんがくれる。刺し身と鍋物、そして1匹は水の中へ。ガソリンもなんとか売ってもらう。
枕崎の漁師や若い素もぐりダイバーが親切にしてくれました。
7月15日
午前1時、出発しようとするが、出口が分からずあきらめる。船底をぶつける。潜って調べるがだいじょうぶ。
午前5時、中之島出発。
ジブ、メインの2セール。最高7.4ノット、平均6.6ノット。
午後1時半、宝島到着。55マイル。
中之島、宝島ともauの携帯が使えない。ドコモは使えるらしい。
やっと売店で公衆電話を見つけ電話。
夜、温泉に行く。

宝島
7月16日(金)
午前5時10分、宝島出発。
潮流にのって8ノット。2エンジンで機走。
徳之島へ行こうとするが、正面からの風で目的地を奄美の古仁屋へ。
正面からの風が強いとピッチングで船外機が空転したり、体が疲れてしまう。
午後4時、古仁屋港到着。70マイル。
古仁屋港で泊めるところをさがしていると、堤防からこちらを見ている人がいるので、近づいてたずねると海工房夢丸の葛西さん。
泊地を指定してくれ、風呂やコインランドリーに行く車を貸してもらい、工房ではカツオの刺身とビールをご馳走になりました。

宝島→奄美(古仁屋)に向けフルセールで帆走
7月17日(土)
午前5時半、出発。
前日、カタマランを自作した人が対岸の加計呂麻島にいると聞いていたので、加計呂麻島にそって走り、海峡を西口にでる予定。


加計呂麻島に近づいてすぐ、向こうからカタマランが!!
それが何と自作カタマラン。
自作者の山崎さんに話を聞くと、KAZI誌に載った私の記事を見て造ったとのこと。しかも、設計も自分でやってしまったのです。
そのカタマランのユニークなこと!実用的なこと!
自分で設計して自作すると、こんなにも魂がこもるのだなと感心。

古仁屋を出発
台風が来るまでに沖縄へ着きたいと急ぐ気持ちと、せっかく来たのだから色々よって行きたい気持ちが揺れ動き・・・
結果的には、きれいな大島海峡、加計呂麻島にもよることが出来、素敵な人たちとも出会えました。

西口から沖永良部港へ、徳之島を間近に見ながら南を走る。
午後4時半、知名港到着。70マイル。
和泊港より広くて泊まりやすい。
丘の上にコンビニ、ガソリンスタンド、近くのホテルでお風呂に入れます。

7月18日
午前5時半、知名港出発。
最後の工程で気合いが入ります。
風を利用するため出来るだけ西よりを走る。
最初、伊平屋、伊是名島を目指しフルセール。このまま、伊江島の北をまわり本部港へ着くつもり。7〜8ノット出る。
ところが昼過ぎ、伊江島直前で風がパタリとやみ、機走で伊江島と本部半島の水路を通る。



沖永良部を出発。最後の行程、本部へ。

沖永良部→本部

藤田さん操船 フルセールで
 沖永良部→沖縄本部へ

このトランポリン最高の寝心地。工事用のナイロンスリングを集めて作りました。

伊平屋沖
伊平屋沖帆走中
このスダレが役に立ちました。ナタンマーティングのメッシュの帽子、日焼け防止に役立ちました。

最初タッチュー(山頂)の先が見え、近づくと、だんだん島全体が見えてきました。やっぱり地球は丸かった。

本部海洋公園。いよいよ本部。
午後2時半、本部港到着。
その日は本部の友達の子供の誕生パーティー。やっと間に合いました。そのパーティーで、明日、ヨットで伊江島に海水浴に行くことに。
7月19日
朝、本部港からフルセールで1時間、伊江港に到着。子供1人船酔い。
近くで海水浴。伊江島の友達たちも合流。
藤田さんはほっとしたのかフリチンですたすた海へ。「魚がいるよ!」と叫ぶけれど、女性や子供はだれも近づけませんでした。
みんな、いい顔してるでしょう。

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